野村-野村・インデックスファンド・TOPIX(愛称:Funds-i TOPIX)

 

 

野村-野村・インデックスファンド・TOPIX(愛称:Funds-i TOPIX)(以下、Funds-i TOPIX)は、野村アセットマネジメント株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のインデックスファンドです。

Funds-i TOPIXは、国内の株式に投資する投資信託で、ベンチマークに東証株価指数(TOIPX)を採用しています。そのため、国内の幅広い銘柄でポートフォリオを構築しています。

国内の株式への投資は、1つのマザーファンド(国内株式・マザーファンド)を通じて行います。国内株式・マザーファンドはインデックスファンドであるため、Funds-i TOPIXもインデックス型の運用になります。

 

野村・インデックスファンド・TOPIX(愛称:Funds-i TOPIX)の交付目論見書(2022年11月30日)はこちら

野村・インデックスファンド・TOPIX(愛称:Funds-i TOPIX)の交付運用報告書(第12期:2022年9月6日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域国内・日本
投資対象資産株式
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2010年11月26日
決済日毎年9月6日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジ
信託期間無期限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料購入申込受付日の基準価額に1.10%(税抜:1.00%)以内をかけた額(上限)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.4400%(税抜:年率0.4000%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

東証株価指数(TOPIX)と連動する投資成果を目指して運用を行う。

 

特色①

わが国の株式を実質的な主要投資対象とする。

東証株価指数(TOPIX)
東京証券取引所市場第一部に上場しているすべての日本企業(国内の普通株式の全銘柄)を対象とした株式指数です。昭和43年(1968年)1月4日の時価総額を100として、その後の時価総額を指数化したものです。

上位組み入れ銘柄

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:〇
松井証券取り扱い:〇
SMBC日興証券取り扱い:〇
マネックス証券取り扱い:〇

 

運用実績(2022年9月30日時点)

設定からの期間11年(2010年11月26日~)
基準価額の増減10,000円⇒26,192円:16,192円
トータルリターン170.15%(2022年12月31日)
純資産総額44.4億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年:6.9%・4.7%
2021年:29.0%・26.8%
2022年:(3.8%)(5.6%)
収益率
野村・インデックスファンド・TOPIX(愛称:Funds-i TOPIX):交付目論見書より
野村・インデックスファンド・TOPIX(愛称:Funds-i TOPIX):交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額44.4億円(2022.9.30)☆☆(Very Bad)
資産の流入出2020年:(326百万円)
2021年:793百万円
2022年:668百万円
☆☆☆(Bad)
トータルリターン3年:5.26%
5年:2.80%
設定来:8.57%
☆☆☆(Bad)
騰落率1年:(3.8%)
3年:32.1%
☆☆☆☆(Normal)
信託報酬0.4400%(税込)☆☆☆☆(Normal)
ベンチマークとの乖離プラス2.1ポイント☆(Worst)
シャープレシオ3年:0.41
5年:0.26
設定来:0.60
☆☆☆(Bad)
標準偏差3年:15.41
5年:15.11
設定来:16.04
☆☆☆☆(Middle)

 

評価コメント

  • 基準価額:国内の株式市場が下落したことなどがマイナスに寄与しました。結果、前期28,262円から当期27,202円(前年比-1,060円)に下落しました。
  • 純資産総額:50億円に満たない小規模ファンドです。
  • 資産の流入出:資産は流出傾向にあります。ただし、流出額は微々たるものです。
  • トータルリターン:(直近3年間の)年率5.26%。堅実なリターンが期待できます。
  • 信託報酬:税込み0.4400%。インデックスファンドの中では平均的な数字です。
  • ベンチマークとの乖離:ベンチマークである東証株価指数(TOPIX)を大きく上回っています。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンはやや小さいです。
  • 標準偏差:基準価額のブレ幅は平均的です。

 

総評

野村-野村・インデックスファンド・TOPIX(愛称:Funds-i TOPIX)(以下、Funds-i TOPIX)は、国内の株式に投資する投資信託で、ベンチマークに東証株価指数(TOIPX)を採用しています。そのため、国内の幅広い銘柄でポートフォリオを構築しています。

国内の株式市場は、期首は上昇しましたが、その後は下落しました。2021年11月下旬は下落しましたが、その後は上昇しました。2022年1月以降は大きく下落しましたが、3月中旬以降は上昇しました。2022年6月中旬以降は下落しましたが、7月以降はおおむね堅調に推移しました。しかし、2022年8月下旬は下落しました。

運用成績は総じて平凡です。純資産総額や資産の流入状況は決して褒められた数字ではありませんが、いずれも及第点以上とは言えるでしょう。一方、トータルリターンは年率5%前後となっており、国内の株式を投資対象とした投資信託の中では、収益性は低い部類に入ります。直近3年間の基準価額の騰落率は、ベンチマークである東証株価指数(TOPIX)を大きく上回るとなっていますが、インデックスファンドとしては手放しに喜べません。

設定から10年以上の実績があり、非のあまりない成績であることから、Funds-i TOPIXは非常に魅力のある商品と言えるでしょう。しかし、2021年こそ持ち直しているものの、近年は資産が流出しており、ファンドの基盤はまだまだ安定していません。

 

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