農林中金-NZAM・ベータ・日本2資産(株式+REIT)

 

 

農林中金-NZAM・ベータ・日本2資産(株式+REIT)(以下、NZAM・ベータ・日本2資産(株式+REIT))は、農林中金全共連アセットマネジメント株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のインデックスファンドです。

NZAM・ベータ・日本2資産(株式+REIT)は、国内の株式および不動産投資信託証券(REIT)に投資する投資信託で、ベンチマークに日経平均株価(日経225)と東証REIT指数を合わせた(2指数)合成ベンチマークを採用しています。また、国内の株式と不動産投資信託証券(REIT)の投資比率は1:1となっています。

国内の株式および不動産投資信託証券(REIT)への投資は、2つのマザーファンド(日経225インデックス・マザーファンド、東証REITインデックス・マザーファンド)を通じて行います。2つのマザーファンドはいずれもインデックスファンドであるため、NZAM・ベータ・日本2資産(株式+REIT)もインデックス型の運用になります

 

NZAM・ベータ・日本2資産(株式+REIT)の交付目論見書(2022年9月14日)はこちら

NZAM・ベータ・日本2資産(株式+REIT)の交付運用報告書(第2期:2021年12月13日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域国内・日本
投資対象資産資産複合
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2020年2月13日
決済日毎年12月11日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジ
信託期間無制限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.2420%(税抜:年率0.2200%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

日本の株式および不動産投資信託(REIT)市場の値動きに連動する投資成果を目指す。

 

特色①

日本の株式および不動産投資信託(REIT)を主要投資対象とし、日経平均株価(日経225)(配当込み)および東証REIT指数(配当込み)の比率を均等とした合成指数に連動する投資成果を目指して運用を行う。

日経平均株価(日経225)
日本経済新聞社が算出する日本株式の株価指数です。東京証券取引所第一部に上場する約2,000銘柄のうち、市場流動性の高い225銘柄を選出し、その平均株価を指数としています。
東証REIT指数
東京証券取引所が算出する東京証券取引所に上場している不動産投資信託(REIT)の全銘柄を対象にした指数です。時価総額に応じた組み入れ比率になるように算出しています。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:○
楽天証券取り扱い:○
松井証券取り扱い:○
SMBC日興証券取り扱い:○
マネックス証券取り扱い:✕

資産の運用がわからないという人は株式会社DIPSの資産運用セミナー【マネきゃん/Money Camp】を受けてみよう。
マネきゃんは、60分の無料オンラインセミナーです。

👇👇👇



 

運用実績(2022年7月末日時点)

設定からの期間2年半(2020年2月13日~)
基準価額の増減10,000円⇒11,174円:△1,174円
トータルリターン(設定来)△6.79%(2022年9月30日)
純資産総額0.5億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年▲4.2%・▲3.7%
2021年△16.7%・△17.0%
収益率2020年▲0.4%
2021年△13.3%
2022年▲1.0%
NZAM・ベータ・日本2資産(株式+REIT):交付目論見書より
NZAM・ベータ・日本2資産(株式+REIT):交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額0.5億円(2022.7.末)☆(Worst)
資産の流入出2021年:△14百万円
2020年:△12百万円
2019年:
☆☆☆(Bad)
トータルリターン直近3年:
全期間:△6.79%
期間割:△2.63%
☆☆(Danger)
騰落率直近3年:
信託報酬0.2420%(税込)☆☆☆☆☆(Good)
ベンチマークとの乖離2021年:マイナス0.3ポイント☆☆☆☆(Normal)
シャープレシオ直近3年:
標準偏差直近3年:

 

評価コメント

  • 基準価額:国内の株式市場および不動産投資信託(REIT)が上昇したことなどがプラスに寄与しました。結果、前期9,580円から当期11,184円(前年比1,604円)に上昇しました。
  • 純資産総額:10億円に満たない極小規模のファンドです。
  • 資産の流入出:2年連続で資産が流入していますが、流入額は微々たるものです。
  • トータルリターン:平均年率2.63%。リターンはほとんど期待できません。
  • 信託報酬:税込み0.2420%インデックスファンドの中でも低コストの部類に入ります。
  • ベンチマークとの乖離:当期の基準価額の騰落率は、ベンチマークである2指数合成ベンチマークを0.3%下回りました。
  • シャープレシオ:設定から3年が経過していないため、評価の対象としていません。
  • 標準偏差:設定から3年が経過していないため、評価の対象としていません。

 

総評

農林中金-NZAM・ベータ・日本2資産(株式+REIT)(以下、NZAM・ベータ・日本2資産(株式+REIT))は、国内の株式および不動産投資信託証券(REIT)に投資する投資信託で、ベンチマークに日経平均株価(日経225)と東証REIT指数を合わせた(2指数)合成ベンチマークを採用しています。また、国内の株式と不動産投資信託証券(REIT)の投資比率は1:1となっています。

株式と不動産投資信託(REIT)はいずれもリスク型資産であるため、基本的にはハイリスク・ハイリターンの商品となります。ただし、当ファンドはその中でも投資する地域・国を国内に限定していますから、先進国ならではの安定性でリスクを中和しようとしています。結果的に、低コストで堅実なリターンを得ています。

運用成績は、ファンドの規模や成長性が悪いものの、コストパフォーマンスはそれなりです。投資対象を国内の資産に限定しているため、内在するリスクは低減できています。しかし、2020年~2021年の2年間をトータルで見ると、国内の株式市場が大幅に上昇したということはできず、当ファンドも収益性もあまり伸びませんでした。ただし、2021年当初、日経平均株価(日経225)が3万円台に到達したときには、一時的に平均年率が10%を超えることもありました。

農林中金全共連アセットマネジメント株式会社が発行するつみたてNISA対応の投資信託は、まだまだ若い商品であるため、売買した場合でもしばらくは様子を見ていきたいところです。いずれもファンドの規模が小さく(純資産総額が小さく)、資産の流入もわずかですが、単純な運用方針とベンチマークに裏付けられた低コストを武器に、直近では高いリターンをたたき出しています。

 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA