三井住友TAM-SBI・資産設計オープン(つみたてNISA対応型)(愛称:スゴ6)

 

 

三井住友TAM-SBI・資産設計オープン(つみたてNISA対応型)(愛称:スゴ6)(以下、スゴ6)は、三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のアクティブファンドです。

スゴ6は、6つの資産(国内株式、外国株式、国内債券、外国債券、国内REIT、海外REIT)を投資対象とする投資信託で、6つの資産を代表する指数を合わせた(6指数)合成ベンチマークを採用しています。6つの資産の投資比率は、株式40%、債券40%、不動産投資信託証券(REIT)20%となっています。

6つの資産への投資は、6つのマザーファンド(国内株式インデックス・マザーファンド、外国株式インデックス・マザーファンド、国内債券インデックス・マザーファンド、外国債券インデックス・マザーファンド、J-REITインデックス・マザーファンド、グローバルREITインデックス・マザーファンド)を通じて行います。6つのマザーファンドはすべてインデックスファンドであるため、スゴ6もインデックス型の運用になります。

 

SBI・資産設計オープン(つみたてNISA対応型)(愛称:スゴ6)の交付目論見書(2022年12月6日)はこちら

SBI・資産設計オープン(つみたてNISA対応型)(愛称:スゴ6)の交付運用報告書(第5期:2022年9月5日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域内外・グローバル(日本を含む)
投資対象資産資産複合
補足分類アクティブ型
投資形態ファミリーファンド
設定日2017年12月19日
決済日毎年9月5日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジなし
信託期間無期限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額換金申込受付日の基準価額に0.10%をかけた額
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.5500%(税抜:年率0.5000%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

国内外の株式、公社債、不動産投資信託証券(REIT)に分散投資し、リスクの低減に努めつつ、投資信託財産の中長期的な成長を目指す。

 

特色①

国内外の株式、公社債、不動産投資信託証券(REIT)の6資産に分散投資し、ファミリーファンド方式で運用を行う。

東証株価指数(TOPIX)
東京証券取引所市場第一部に上場しているすべての日本企業(国内の普通株式の全銘柄)を対象とした株式指数です。昭和43年(1968年)1月4日の時価総額を100として、その後の時価総額を指数化したものです。
NOMURA-BPI総合
野村証券が算出する日本の公社債の流通市場の動向を表す指数です。インカムゲインを考慮した時価総額加重平均で算出します。
MSCI コクサイ・インデックス
Morgan Stanley Capital International(MSCI)社が算出する外国株式の株価指数です。日本を除く先進国22か国の大型株と中型株で構成されています。浮動株(市場で流通・売買されている動きのある株式)ベースの時価総額加重平均で算出しています。
FTSE 世界国債インデックス
City Group Index社が算出する先進国の国債の流通市場の動向を表す指数です。もともとはCity 世界国債インデックスと呼ばれていました。
東証REIT指数
東京証券取引所が算出する東京証券取引所に上場している不動産投資信託(REIT)の全銘柄を対象にした指数です。時価総額に応じた組み入れ比率になるように算出しています。
S&P 先進国REITインデックス
S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス社が算出する先進国の不動産投資信託(REIT)の動向を表す指数です。REIT市場がある先進国のうち、時価総額や流動性などの基準を満たす銘柄を基準とした時価総額加重平均で算出しています。

 

特色②

資産ごとの運用では、各インデックスに連動する投資成果を目指す。

 

特色③

株式40%、債券40%、不動産投資信託証券(REIT)20%を基本組み入れ比率として運用する。

基本組み入れ比率

 

特色④

ノーロードファンドである。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:✕
松井証券取り扱い:✕
SMBC日興証券取り扱い:✕
マネックス証券取り扱い:✕

 

運用実績(2022年9月30日時点)

設定からの期間5年(2017年12月19日~)
基準価額の増減10,000円⇒12,259円:2,259円
トータルリターン21.30%(2022年12月31日)
純資産総額2.8億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年:1.9%・18%
2021年:21.3%・20.2%
2022年:1.0%・0.8%
収益率2018年:(6.1%)
2019年:14.6%
2020年:1.5%
2021年:17.5%
2022年:(4.7%)
SBI・資産設計オープン(つみたてNISA対応型)(愛称:スゴ6):交付目論見書より
SBI・資産設計オープン(つみたてNISA対応型)(愛称:スゴ6):交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額2.8億円(2022.9.30)☆(Worst)
資産の流入出2020年:60百万円
2021年:75百万円
2022年:61百万円
☆☆☆(Bad)
トータルリターン3年:4.00%
5年:3.89%
設定来:3.94%
☆☆(Very Bad)
騰落率1年:1.0%
3年:24.2%
☆☆☆(Bad)
信託報酬0.5500%(税込)☆☆☆☆(Normal)
ベンチマークとの乖離プラス0.5ポイント☆☆☆☆(Good)
シャープレシオ3年:0.41
5年:0.44
設定来:0.44
☆☆☆(Bad)
標準偏差3年:10.99
5年:9.76
設定来:9.76
☆☆☆☆☆(Slightly Small)

 

評価コメント

  • 基準価額:国内外の株式市場が上昇したことなどがプラスに寄与しました。結果、前期12,585円から当期12,712円(前年比127円)に上昇しました。
  • 純資産総額:10億円に満たない極小規模のファンドです。
  • 資産の流入出: 3年連続で資産が流入しています。ただし、流入額は微々たるものです。
  • トータルリターン:(直近3年間の)年率4.00%。大きなリターンは期待できません。
  • 信託報酬:税込み0.5500%。インデックスファンドの中ではコストがやや重く感じます。
  • ベンチマークとの乖離:ベンチマークである合成ベンチマークとの乖離は小さいです。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンはやや小さいです。
  • 標準偏差:基準価額のブレ幅はやや小さいです。

 

総評

三井住友TAM-SBI・資産設計オープン(つみたてNISA対応型)(愛称:スゴ6)(以下、スゴ6)は、6つの資産(国内株式、外国株式、国内債券、外国債券、国内REIT、海外REIT)を投資対象とする投資信託で、6つの資産を代表する指数を合わせた(6指数)合成ベンチマークを採用しています。6つの資産の投資比率は、株式40%、債券40%、不動産投資信託証券(REIT)20%となっています。

国内の債券市場は、期初から期中にかけては国内の10年国債の利回りが上昇しました。その後はおおむねレンジ内での推移となりました。国内の株式市場は、下落しました。外国の債券市場は、多くの国の国債利回りが上昇しました。外国の株式市場は、当期後半にかけては上昇しました。国内のREIT市場は、上値の重い展開となりました。先進国のREIT市場は、上昇しました。

6つの資産の投資比率が同じ(6分の1)であるため、バランス型の投資信託に近い形態となります。そのため、運用成績もトータルリターンは年率10%に届かず、0.5%前後の信託報酬、基準価額の変動が小さいといったステレオタイプなものになります。

純資産総額や資産の動きも小さく、三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社が発行するつみたてNISA対応の商品の中では目立ちにくいファンドであります。また、設定からの期間も浅く、信託財産留保額も発生するということで、敢えてスゴ6を選ぶということは少ないかもしれません。

スゴ6には、つみたてNISA対応のスゴ6の双子兄とも言える三井住友TAM-SBI・資産設計オープン(資産成長型)(愛称:スゴ6)(以下、つみたてNISA非対応スゴ6)があり、人気の面ではつみたてNISA対応のスゴ6に勝っています。

 

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