三井住友TAM-SMT・グローバル株式インデックス・オープン

 

 

三井住友TAM-SMT・グローバル株式インデックス・オープン(以下、SMT・グローバル株式インデックス・オープン)は、三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のインデックスファンドです。

SMT・グローバル株式インデックス・オープンは、世界の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにMSCIコクサイ・インデックスを採用しています。そのため、米国を中心とした世界中の銘柄でポートフォリオを構築しています。

世界の株式への投資は、1つのマザーファンド(外国株式インデックス・マザーファンド)を通じて行います。外国株式インデックス・マザーファンドはインデックスファンドであるため、SMT・グローバル株式インデックス・オープンもインデックス型の運用になります。

 

SMT・グローバル株式インデックス・オープンの交付目論見書(2023年2月11日)はこちら

SMT・グローバル株式インデックス・オープンの交付運用報告書(第30期:2022年11月10日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域海外・グローバル(日本を除く)
投資対象資産株式
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2008年1月9日
決済日毎年5月・11月の各10日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年2回
為替ヘッジなし
信託期間無期限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料購入申込受付日の基準価額に2.20%(税抜:2.00%)以内をかけた額(上限)
信託財産留保額換金申込受付日の基準価額に0.05%をかけた額
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.5500%(税抜:年率0.5000%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

日本を除く世界の主要国の株式に投資し、MSCI コクサイ・インデックス(円ベース)に連動する投資成果を目指す。

 

特色①

日本を除く世界の主要国の株式を主要投資対象とし、ファミリーファンド方式で運用を行う。

 

特色②

MSCI コクサイ・インデックス(円ベース)に連動する投資成果を目指す

MSCI コクサイ・インデックス
Morgan Stanley Capital International(MSCI)社が算出する外国株式の株価指数です。日本を除く先進国22か国の大型株と中型株で構成されています。浮動株(市場で流通・売買されている動きのある株式)ベースの時価総額加重平均で算出しています。

上位組み入れ銘柄

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:〇
松井証券取り扱い:〇
SMBC日興証券取り扱い:〇
マネックス証券取り扱い:〇

 

運用実績(2022年11月30日時点)

設定からの期間15年(2008年1月9日~)
基準価額の増減10,000円⇒29,595円:19,595円
トータルリターン200.12%(2023年2月28日)
純資産総額1,448.5億円
分配金実績直近は発生していない(累計80円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年:8.3%・7.2%
2021年:41.2%・39.5%
2022年:2.4%・1.0%
収益率2018年:(11.4%)
2019年:28.3%
2020年:8.5%
2021年:37.7%
2022年:(0.4%)
SMT・グローバル株式インデックス・オープン:交付目論見書より
SMT・グローバル株式インデックス・オープン:交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額1,448.5億円(2022.11.30)☆☆☆☆☆☆☆(Best)
資産の流入出2020年:10,345百万円
2021年:41,590百万円
2022年:21,865百万円
☆☆☆☆☆☆☆(Best)
トータルリターン3年:17.89%
5年:12.22%
設定来:7.56%
☆☆☆☆☆(Good)
騰落率1年:2.4%
3年:51.9%
☆☆☆☆☆(Good)
信託報酬0.5500%(税込)☆☆☆☆(Normal)
ベンチマークとの乖離マイナス1.4ポイント☆(Worst)
シャープレシオ3年:0.97
5年:0.73
設定来:0.49
☆☆☆☆☆(Good)
標準偏差3年:18.99
5年:18.11
設定来:19.88
☆☆☆(Slightly Large)

 

評価コメント

  • 基準価額:世界の株式市場が上昇したことなどがプラスに寄与しました。結果、前期28,714円から当期29,417円(前年比703円)に上昇しました。
  • 純資産総額:1,000億円超の超巨大ファンドです。
  • 資産の流入出: 3年連続で資産が流入しています。流入額も非常に大きいです。
  • トータルリターン:直近3年間の年率17.89%。大きなリターンが期待できます。
  • 信託報酬:税込み0.5500%。低コストと言い切ることはできませんが、許容範囲の数字です。
  • ベンチマークとの乖離:ベンチマークであるのMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスを大きく上回りました。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンは大きいです。
  • 標準偏差:基準価額のブレ幅はやや大きいです。

 

総評

三井住友TAM-SMT・グローバル株式インデックス・オープン(以下、SMT・グローバル株式インデックス・オープン)は、世界の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにMSCIコクサイ・インデックスを採用しています。そのため、米国を中心とした世界中の銘柄でポートフォリオを構築しています。

先進国の株式市場は、2022年6月にかけて下落しました。その後は上昇しましたが、2022年8月以降は軟調に推移しました。外国の為替市場は、主要通貨に対して円安が進行しました。

運用成績は総じて良好です。1000億円超の超巨大ファンドであるにもかかわらず、直近3年間の資産の流入量も大きいです。米国の株式市場の影響を強く受けるため、トータルリターンも直近3年間の年率が17%超と、大きなリターンが期待できます。MSCI コクサイ・インデックスに連動したインデックスファンドと比べると、信託報酬はやや重く感じますが、リターンが付いてきているため、割高とは感じません。

設定日が2008年ということで、丸14年の比較的息の長いの長いファンドですが、後発の人気ファンドに押され、つみたてNISA対応の商品の中でそれほど目立ちません。先にも述べたとおり、悪い部分が目につくファンドでありませんが、良い部分も見えにくいという点が、当ファンドの現在の立ち位置になっているのかもしれません。

 

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