日興-年金積立・Jグロース(愛称:つみたてJグロース)

 

 

日興-年金積立・Jグロース(愛称:つみたてJグロース)(以下、つみたてJグロース)は、日興アセットマネジメント株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のアクティブファンドです。

つみたてJグロースは、国内の株式に投資する投資信託で、ベンチマークに東証株価指数(TOPIX)を採用しています。そのため、国内の幅広い銘柄でポートフォリオを構築しています。

国内の株式への投資は、1つのマザーファンド(Jグロース・マザーファンド)を通じて行います。Jグロース・マザーファンドはアクティブファンドであるため、つみたてJグロースもアクティブ型の運用になります。

 

年金積立・Jグロース(愛称:つみたてJグロース)の交付目論見書(2022年9月28日)はこちら

年金積立・Jグロース(愛称:つみたてJグロース)の交付運用報告書(第21期:2022年6月27日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域国内・日本
投資対象資産株式
補足分類アクティブ型
投資形態ファミリーファンド
設定日2001年10月31日
決済日毎年6月25日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジ
信託期間無制限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料購入申込受付日の基準価額に対して2.20%(税抜:2.00%)をかけた額を上限
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.9020%(税抜:年率0.8200%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

主に、成長性が高く株主への利益還元が期待できる企業の株式に投資を行い、中長期的な信託財産の成長を目指す。

 

特色①

成長性が高く、株主への利益還元が期待できる株式に投資する。

東証株価指数(TOPIX)
東京証券取引所市場第一部に上場しているすべての日本企業(国内の普通株式の全銘柄)を対象とした株式指数です。昭和43年(1968年)1月4日の時価総額を100として、その後の時価総額を指数化したものです。

上位組み入れ銘柄

 

特色②

徹底したボトムアップ・リサーチで、勝ち組成長企業の選定を行う。

 

特色③

株式の実質組み入れ比率は、基本的に高位を維持する。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:○
楽天証券取り扱い:○
松井証券取り扱い:○
SMBC日興証券取り扱い:○
マネックス証券取り扱い:○

年金積立・Jグロース(愛称:つみたてJグロース)は、松井証券でも取り扱っています。
松井証券は、豊富な投資サービスを取り扱う老舗のインターネット証券です。

👇👇👇



 

運用実績(2022年6月30日時点)

設定からの期間21年(2001年10月31日~)
基準価額の増減10,000円⇒31,998円:△21,998円
トータルリターン(設定来)△243.16%(2022年10月31日)
純資産総額493.1億円
分配金実績直近は発生していない(累計120円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年△9.8%・△1.2%
2021年△30.9%・△25.7%
2022年▲4.5%・▲3.8%
収益率2018年▲17.6%
2019年△26.2%
2020年△17.9%
2021年△10.8%
2022年▲10.1%
年金積立・Jグロース(愛称:つみたてJグロース):交付目論見書より
年金積立・Jグロース(愛称:つみたてJグロース):交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額493.1億円(2022.6.30)☆☆☆☆☆☆(Great)
資産の流入出2021年:△7,956百万円
2020年:△3,176百万円
2019年:△1,475百万円
☆☆☆☆☆(Good)
トータルリターン直近3年:△9.71%
全期間:△243.16%
期間割:△11.58%
☆☆☆☆(Normal)
騰落率直近3年:△30.43%
信託報酬0.9020%(税込)☆☆☆(Bad)
ベンチマークとの乖離2022年:マイナス0.7ポイント☆☆☆☆(Normal)
シャープレシオ直近3年:0.55☆☆☆(Bad)
標準偏差直近3年:17.66☆☆☆(Slightly Large)

 

評価コメント

  • 基準価額:国内の株式市場が下落したことなどことがマイナスに寄与しました。結果、前期33,894円から当期32,380円(前年比-1,514円)に上昇しました。
  • 純資産総額:500億円程度の超巨大ファンドです。
  • 資産の流入出:3年連続で資産流入していることに加え、流入額も単年で数十億円を超えています。
  • トータルリターン:平均年率11.58%。目に見えるリターンが期待できます。
  • 信託報酬:税込み0.9020%。インデックスファンドの中ではコストが重い部類に入ります。
  • ベンチマークとの乖離:当期の基準価額の騰落率は、ベンチマークである東証株価指数(TOPIX)を0.7%下回りました。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンは平均的です。
  • 標準偏差:ブレ幅はやや大きいです。

 

総評

日興-年金積立・Jグロース(愛称:つみたてJグロース)(以下、つみたてJグロース)は、国内の株式に投資する投資信託で、ベンチマークに東証株価指数(TOPIX)を採用しています。そのため、国内の幅広い銘柄でポートフォリオを構築しています。

つみたてJグロースは、設定から20年以上のベテラン選手です。期間割のトータルリターンは約13%ですが、設定からの平均だと考えると数字以上の魅力を感じられます。つみたてNISA対応の投資信託は、つみたてNISAの制度が始まった2018年前後が設定日となるものが多く、当ファンドのように10年、20年からある投資信託は、先の見通しやすい数少ない商品です。

投資形態はベンチマークである東証株価指数(TOPIX)の動きを上回ろうとするグロースタイプのアクティブファンドに分類されます。直近ではそこまでベンチマークを上回っていませんが、2000年代は比較的安定してベンチマーク以上の成績を収めてきました。また、運用成績は直近でも全体的に平均以上の数字です。

東証株価指数(TOPIX)をベンチマークとする投資信託の投資対象銘柄を見ると、トヨタ自動車、ソフトバンクグループ、ソニーグループ、キーエンス、三菱UFJファイナンシャルグループが上位5銘柄になります。一方、日興 年金積立・Jグロース(つみたてJグロース)では、ソニーグループ、キーエンス、伊藤忠商事、トヨタ自動車、商船三井が上位5銘柄となり、組み入れ割合も異なります。

投資信託名に含まれる「Jグロース」は、成長性の高い(グロース)国内株式を投資対象にしていることからきていますが、「年金積立」の年金がどこからきているかは定かではありません。おそらく、「年金を積み立てるように投資していきましょう」という中長期の資産運用を促した言葉だと思われます。

当ファンドは、日興アセットマネジメント株式会社から発行する唯一のつみたてNISA対応の投資信託です。日興アセットマネジメント株式会社はアクティブ型の投資信託に長けた委託会社でもあるため、つみたNISAでアクティブファンドに投資をしたいという投資家にとっては、一考に値する商品となっています。

 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA