One-たわらノーロード・TOPIX

 

 

たわらノーロードシリーズは、アセットマネジメントOne株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式の投資信託のシリーズ商品です。

One-たわらノーロード・TOPIX(以下、たわらノーロード・TOPIX)は、国内の株式に投資する投資信託で、東証株価指数(TOPIX)をベンチマークに採用しています。そのため、国内の幅広い銘柄でポートフォリオを構築しています。

国内の株式への投資は、1つのマザーファンド(国内株式・パッシブファンド・マザーファンド)を通じて行います。国内株式・パッシブファンド・マザーファンドはインデックスファンドであるため、たわらノーロード・TOPIXもインデックス型の運用になります。

 

たわらノーロード・TOPIXの交付目論見書(2023年1月13日)はこちら

たわらノーロード・TOPIXの交付運用報告書(第6期:2022年10月12日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域国内・日本
投資対象資産株式
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2017年3月21日
決済日毎年10月12日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジ
信託期間無制限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.1870%(税抜:年率0.1700%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

東証株価指数(TOPIX)(配当込み)に連動する投資成果を目指して運用を行う。

 

特色①

東証株価指数(TOPIX)(配当込み)に連動する投資成果を目指して運用する。

東証株価指数(TOPIX)
東京証券取引所市場第一部に上場しているすべての日本企業(国内の普通株式の全銘柄)を対象とした株式指数です。昭和43年(1968年)1月4日の時価総額を100として、その後の時価総額を指数化したものです。

上位組み入れ銘柄

 

特色②

購入時および換金時に手数料がかからないファンドである。

 

特色③

年1回決算を行う。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:〇
松井証券取り扱い:〇
SMBC日興証券取り扱い:〇
マネックス証券取り扱い:〇

 

運用実績(2022年10月31日時点)

設定からの期間5年半(2017年3月21日~)
基準価額の増減10,000円⇒14,011円:4,011円
トータルリターン(設定来)43.67%(2023年1月31日)
純資産総額52.6億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年:3.7%・3.9%
2021年:23.0%・23.2%
2022年:(3.3%)(3.2%)
収益率2018年:(16.1%)
2019年:17.9%
2020年:7.2%
2021年:12.5%
2022年:(0.8%)
たわらノーロード・TOPIX:交付目論見書より
たわらノーロード・TOPIX:交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額52.6億円(2022.10.31)☆☆☆(Bad)
資産の流出入2020年:642百万円
2021年:1,769百万円
2022年:1,245百万円
☆☆☆☆(Normal)
トータルリターン3年:7.82%
5年:3.72%
設定来:6.41%
☆☆☆(Bad)
騰落率1年:(3.3%)
3年:23.4%
☆☆☆(Bad)
信託報酬0.1870%(税込)☆☆☆☆☆☆(Very Good)
ベンチマークとの乖離マイナス0.2ポイント☆☆☆☆☆(Best)
シャープレシオ3年:0.56
5年:0.32
設定来:0.53
☆☆☆☆(Normal)
標準偏差3年:15.49
5年:15.22
設定来:14.38
☆☆☆☆(Middle)

 

評価コメント

  • 基準価額:国内の株式市場が下落したことなどがマイナスに寄与しました。結果、前期14,042円から当期13,572円(前年比-470円)に下落しました。
  • 純資産総額:ボーダーラインの50億円は超えましたが、まだまだ安心できる数字ではありません。
  • 資産の流出入:3年連続で資産が流入しています。流入額もそれなりです。
  • トータルリターン:(直近3年間の)年率7.82%程度。堅実なリターンが期待できます。
  • 信託報酬:税込み0.1870%。インデックスファンドの中でも低コストの部類に入ります。
  • ベンチマークとの乖離:当ファンドの基準価額の騰落率は、ベンチマークである東証株価指数(TOPIX)にほぼ一致しています。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンはやや小さいです。
  • 標準偏差:基準価額のブレ幅は平均的です。

 

総評

One-たわらノーロード・TOPIX(以下、たわらノーロード・TOPIX)は、国内の株式に投資する投資信託で、東証株価指数(TOPIX)をベンチマークに採用しています。そのため、国内の幅広い銘柄でポートフォリオを構築しています。

国内の株式市場は、期初から2022年3月までは下落しました。その後も一進一退の展開となりました。

運用成績は総じて平凡です。純資産総額は50億円を超えていますが、それでも安定している数字とは言えません。資産の流入は順調ですが、流入額はそこまで大きくありません。トータルリターンは年率7~6%で推移しており、あまり大きなリターンは期待できません。一方、信託報酬は小さく、低コストの運用を実現できています。また、指数との連動性も良好であり、指数の性質からシャープレシオも平均的な数字に落ち着いています。

つみたてNISAに対応する投資信託のうち、東証株価指数をベンチマークに採用する商品の中で、当ファンドの立ち位置は微妙なところです。大きく勝る点もありませんが、劣る点もないということで、どうにもパッとしな印象を持ちます。ただし、低コストの運用が可能であることは間違いありません。投資信託としてのポテンシャルは高いため、純資産総額や資産の流入がより上昇し、安定性や将来性が高まれば、競合を大きく引き離すことができそうです。

株式を投資対象とした投資信託の中では、低リスクの商品となっているため、比較的リスクの高い外国の株式を投資対象とする投資信託と組み合わせるのもいいでしょう。また、アクティブ運用の投資信託とも組み合わせやすいです。MSCI コクサイ・インデックスをベンチマークに採用する投資信託との相性もよさそうです。

 

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