健康保険・厚生年金保険 被保険者所属選択・二以上事業所勤務届
健康保険および国民年金の被保険者が同時に二以上の事業所に使用されるときに作成する書類が、「健康保険・厚生年金保険 被保険者所属選択・二以上事業所勤務届(以下、被保険者所属選択・二以上事業所勤務届)」です。
被保険者所属選択・二以上事業所勤務届は、同時に二以上の事業所に使用されるに至った日から10日以内に、被保険者が保険者を選択し、その選択した保険者(厚生労働大臣(日本年金機構)または健康保険組合)に提出しなければなりません。
被保険者所属選択・新條事業所勤務届の作成手順
それでは、被保険者所属選択・二以上事業所勤務届を一緒に作成していきましょう。
今回は、「株式会社 海洋メカニカル」の労働者である「鯛村瑞樹(たいむらみずき)」のさんをモデルに進めていきます。
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被保険者の情報
①被保険者氏名、②生年月日は、いずれもそのまま記入します。
③個人番号は、マイナンバーカードに記載されている12桁の番号を記入します。記入する際は必ず本人確認を行ってください。マイナンバーカードに記載されている個人番号がわからないもしくは、記入することを希望しない場合は、年金手帳などに記載されている10桁の基礎年金番号を記入することもできます。
選択事業所の情報
①事業所整理番号は、【群市区】の文字と、【記号】の文字を記入します。
事業所整理記号 「数字2桁のカタカナまたは英数4桁以内」や「漢字+ひらがな」など、自治体ごとに異なる形式で表されます。全国健康保険協会(協会けんぽ)に加入している場合は、事業所整理記号は健康保険証に記載された「記号」と変換可能 です。たとえば、「渋2いろは」という厚生年金保険の事業所整理記号は、全国健康保険協会(協会けんぽ)では「64010203」という数字になります。 |
②被保険者整理番号は、そのまま記入します。
被保険者整理番号 社会保険に加入したときに、会社内で1番から順に従業員に割り当てる番号です。新入社員など、新しく健康保険証を発行する場合は、直前に社会保険に加入した従業員の次の番号を採番します。従業員に被扶養者がいる場合は、従業員と同じ番号を割り当てます。 |
③事業所名称、④事業所所在地は、いずれもそのまま記入します。
*厚生年金基金に加入の場合その名称及び番号は、厚生年金基金に加入している場合に記入します。
⑤被保険者資格得喪年月日、⑥報酬月額は、いずれもそのまま記入します。
非選択事業所の情報
①~⑥まで前述を参考に記入します。
欄外下
①欄外上の日にちを記入するところには、被保険者所属選択・二以上事業所勤務届を提出する日を記入します。
②被保険者の情報は、住所、氏名、電話番号をいずれもそのまま記入します。最後に、被保険者の印鑑を押しますが、氏名などを直筆で記入している場合は押印しなくても構いません。
以上で、被保険者所属選択・二以上事業所勤務届の作成が終わりました。
被保険者所属選択・二以上事業所勤務届は、選択事業所の保険者に提出することになります。