SBI-SBI・中小型割安成長株ファンド・ジェイリバイブ(愛称: j-revive)

 

 

SBI-SBI・中小型割安成長株ファンド・ジェイリバイブ(愛称: j-revive)(以下、 j-revive)は、SBIアセットマネジメント株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のアクティブファンドです。

j-reviveは、国内の株式に投資する投資信託です。また、運用については、エンジェルジャパン・アセットマネジメント株式会社から助言を受けています。エンジェルジャパン・アセットマネジメント株式会社は、革新的な成長企業を中心とした調査・分析および助言に特化した会社です。

国内の株式への投資は、1つのマザーファンド(中小型割安成長株・マザーファンド)を通じて行います。中小型割安成長株・マザーファンドはアクティブファンドであるため、j-reviveもアクティブ型の運用になります。

 

SBI・中小型割安成長株ファンド・ジェイリバイブ(愛称: j-revive)の交付目論見書(2022年10月22日)はこちら

SBI・中小型割安成長株ファンド・ジェイリバイブ(愛称: j-revive)の交付運用報告書(第16期:2022年7月22日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域国内・日本
投資対象資産株式
補足分類アクティブ型
投資形態ファミリーファンド
設定日2006年7月31日
決済日7月22日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジ
信託期間無制限
NISA

 

手数料

購入時手数料購入申込受付日の基準価額に3.30%(税抜:3.00%)以内をかけた額(上限)
信託財産留保額換金申込受付日の基準価額に0.30%をかけた額
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率1.8700%(税抜:年率1.7000%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

中小型割安成長株・マザーファンド受益証券への投資を通じて、わが国の金融商品取引市場に上場する中小型株式に投資し、信託財産の中長期的な成長を目指して積極的に運用を行う。

 

特色①

株価が下落した銘柄から財務安定性に優れ、業績も安定しており、わが国の経済社会に貢献すると考えられる企業の株式に厳選投資する。

SBI・中小型割安成長株ファンド・ジェイリバイブ(愛称: j-revive):交付目論見書より

上位組み入れ銘柄

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:〇
松井証券取り扱い:✕
SMBC日興証券取り扱い:✕
マネックス証券取り扱い:〇

 

運用実績(2022年7月29日時点)

設定からの期間16年(2006年7月31日~)
基準価額の増減10,000円⇒44,244円:△34,244円
トータルリターン(設定来)△344.71%(2022年10月31日)
純資産総額52.9億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年△2.7%
2021年△26.5%
2022年▲8.1%
収益率2018年▲30.2%
2019年△27.3%
2020年△8.2%
2021年△7.5%
2022年▲10.3%
SBI・中小型割安成長株ファンド・ジェイリバイブ(愛称: j-revive):交付目論見書より
SBI・中小型割安成長株ファンド・ジェイリバイブ(愛称: j-revive):交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額52.9億円(2022.7.29)☆☆☆☆(Normal)
資産の流入出2021年:▲2,825百万円
2020年:▲5,259百万円
2019年:▲3,661百万円
☆(Worst)
トータルリターン直近3年:△3.56%
全期間:△344.71%
期間割:△21.21%
☆☆☆☆☆☆(Great)
騰落率直近3年:△11.17%
信託報酬1.8700%(税込)☆☆(Danger)
ベンチマークとの乖離
シャープレシオ直近3年:0.19☆(Worst)
標準偏差直近3年:18.93☆☆☆(Slightly Large)

 

評価コメント

  • 基準価額:国内の株式市場が下落したことなどがプラスに寄与しました。結果、前期48,374円から当期44,438円(前年比-3,936円)に下落しました。
  • 純資産総額:50億円の及第点には達しています。
  • 資産の流入出:3年連続で資産が流出しており、3年間の総流出額は100億円以上となっています。
  • トータルリターン:直近のリターンは低迷していますが、平均年率20%超の大きなリターンが期待できます。
  • 信託報酬:アクティブファンドとして見ても、決していい数字とは言えません。購入時や解約時にも手数料がかかることを踏まえると、さらに評価は下がります。
  • ベンチマークとの乖離:明確なベンチマークを設定していないため、評価の対象としていません。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンは小さいです。
  • 標準偏差:ブレ幅平均よりも大きいです。

 

総評

SBI-SBI・中小型割安成長株ファンド・ジェイリバイブ(愛称: j-revive)(以下、 j-revive)は、国内の株式に投資する投資信託です。また、運用については、エンジェルジャパン・アセットマネジメント株式会社から助言を受けています。エンジェルジャパン・アセットマネジメント株式会社は、革新的な成長企業を中心とした調査・分析および助言に特化した会社です。

設定から15年の歴史ある商品。2017年の終わりから2018年の初めにピークを迎え、そこからはやや落ち目なグラフを描いています。基準価額はピーク時に戻りつつありますが、純資産総額は3分の1以下に減少し続けています。基準価額が5万円目前ということもあり、新規にはややハードルが高くなっています。

j-reviveはSBIアセットマネジメントを代表する投資信託で、一時は同委託会社の看板商品でもありました。その人気に乗じて、後発のSBI-SBI・中小型割安成長株ファンド・ジェイリバイブ(愛称:j-reviveⅡ)(以下、j-reviveⅡ)も売り出されています。

しかし、2018年に世界的な株価の下落が発生し、他のファンドの例に漏れず、j-reviveも設定から初の年間でマイナスのトータルリターンとなりました。ただし、その中でも純資産総額を増やしたファンド、維持したファンド、減らしたファンドがあり、残念ながらj-reviveは減らしたファンドとなりました。そして、その減らし方が大きく、後発のj-reviveⅡよりも減少幅が大きいです。

純資産総額の減少傾向がいつまで続くかはわかりませんが、もともとの純資産総額もそれほど大きいわけではないため、個人投資家としては大きな懸念材料になります。

全体的な指数の評価としてはそれなりの状態であるため、今後の資産の流出・流入に着目しながら購入を検討していくべきでしょう。

当期の国内の株式市場は、米株高や企業業績の底打ち期待などを受け、緩やかに上昇してスタートしました。2020年10月には、欧米での新型コロナの感染再拡大などを嫌気して大型株は上値が重くなりましたが、中小型株を物色する流れが続き、東証マザーズ指数は約14年ぶりの高値を付けました。一方、リターンリバーサルの動きが強まり、中小型グロース株は冴えない展開となりました。

 

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