出向157日目:業務11
専門業務が増えていくのにつれて、チームで取り組む事案も増えてきています。
小規模のプロジェクトにおいては、一出向者が主体となって動くこともありますが、大きなプロジェクトになると、基本的にはプロパー職員がリーダーとなり、出向者はその手足となって動くことになります。
大きなプロジェクトの場合は、雑務的な働きを命じられますが、それが意味のあることなのか、何を目的としているのかがわからないまま遅い時間まで作業をすることになるため、それが連続するとなんとも言えない徒労感に襲われます。
フロントが理解していないまま進んでいく・・・・・・。
このへんは官僚も民間も変わらないなと思うところです。
一方、チーム連携については、明確な上下という者は存在していないものの、暗黙の了解でプロパー職員の提案・命令は丸呑みしなければなりません。
「それは間違っているんじゃないか・・・・・・」と、一瞬頭をよぎることもありますが、彼らは政策や事案対して私たちよりも遙かに高度に理解しているはずですから、対案を出そうとする気持ちなど生じ得ません。
あちらから聞かれた際は、屈託のない意見を出しますが、そのタマをどのように活かすかは彼らにあり、こちらはそのタマの行方に執着しません。
このように話すと、かなりネガティブなチーム活動のように聞こえますが、膨大な事案に対応するためには必要な心持ちなのだと思っています。