出向74日目:行政文書2
行政文書らしい行政文書といえば、議事録になります。
議事録は国会答弁や議員が多く参加する会議などで作成されます。
○省には国会答弁の議事録作成に特化した部署があるため、大臣や政務官などの役人が国会に立つときの国会答弁の議事録が回ってくることはありません。
一方、参考人のような民間人が国会に立つときは、議事録作成の任が回ってくることがあります。
そして、本日、その任に当たりました。
答弁時間は約3時間。その時間の中で発言されたものをすべて文字に起こさなければなりません。
三人体制とはいえ、相当な作業になります。
ただし、今は2023年。IT・DXの力を肌で感じることができる時代です。
音声を即座に文字起こししてくれるアプリを無料で使うことができます。
ただし、精度の高い文字興しアプリは、行間の「ええっと」とか「あのー」とかまで拾います。
また、話者の滑舌や文脈によっては思わぬ拾い違いや誤字も生じます。
そのため、アプリで文字されたものを基本に、答弁を聞き直しながら体裁を整えていかなければなりません。
私は出向から75日を迎えますが、今まで一番身体的にキツイ事務作業だと感じました。
この作業が発生する頻度は年数回であることが、唯一の救いです。