出向26日目:庶務1
私が所属する班(室)は、室長(リーダー)を除くと10人の固定メンバーがいます。
この10人は、室長補佐(サブリーダー)の1人を除けば基本的に力関係は並列です。
(体感的には室長補佐すら並列です)
一方、役割としては大きく3つに分かれています。
- 法令・企画ライン
- 周知・広報・システムライン
- 庶務・予算ライン
法令・企画ラインは、国会・議員対応、法令の立案・調整、事業の企画立案、ステークホルダーへの指示などが主な業務です。官僚組のプロパー職員や係長以上の職員で構成されており、一つのミスが大事になる可能性があります。責任は重くのしかかりますが、○省の花形ラインとも言えるでしょう。
周知・広報・システムラインは、法令・企画ラインが立案した企画を成立させるための実務的な作業や、ステークホルダーとの調整、省内外への情報発信などが主な業務です。係員、主査で構成されることが多く、省内外の連携が重要になります。
庶務・予算ラインは、上記2ラインをした支えする業務や、事業企画にかかる経費(予算)の調整などが主な業務です。周知・広報・システムライン同様に、係員、主査で構成されることが多いですが、省外のステークホルダーよりも省内および他省(特に財務省)との連携が求められます。
私は庶務・予算ラインに属しておりますが、①~③の広範囲に業務を振られています。
これは、私が多面的に対応できるからというわけではなく、(やや乱暴ではあるものの)OJT的に様々な業務を体験し、○省・課室内全体の動きやルール、業務を早く覚えてほしいためだと思われます。
今は新しいことばかりであるため、新鮮な気持ちで臨めていますが、もう少し自分の業務が固まってくると、もう少し落ち着いてできるような気もします。