出向24日目:一般対応3
一般の方の対応は、基本的に係長以下、もっと言えば係員、主査レベルが担当します。
私がいる部署では、主査のすべて(3人)が出向者となっています。
3人だけでは対応しきれないので、出向者の係長とプロパー職員の係長も対応してくれます。
プロパー職員の係長以外はほとんど並列の関係で、プロパー職員の係長も年齢こそ上ですが、キャリア官僚ではないため、そこまで大きな壁は感じません。
出向者中心で回していることもあり、一般の方の対応はそれぞれ結構違います。
最終的な回答は同じになります(出向期間、知識レベル、担当領域で回答できる範囲は異なります)が、そのプロセスは性格や前職の業務内容によって大きく差が出ます。
バリバリの営業マンだった人は、理論的に話を進め、非常に理解しやすい言葉でアプローチしますが、相手を納得させたい思いが強いのか、易怒傾向にある人とぶつかると、トラブルに発展することもあります。
一方、研究職だった人は、やさしく丁寧な人が多く、結果的に電話の時間が長くなりやすい傾向にあります。一方的に文句や質問をぶつけられているケースもあり、見ていてかわいそうになることがあります。
では、私はというと、前職が認知症の方や意思疎通の難しい方と多く接していたため、臨機応変にやり過ごしています。
ただし、この「やり過ごしている」は適当とも同義であるため、思わぬ問題に発展することもあります。
みんな一長一短で、今日も一般の方の様々な意見・問題に対応しています(できるとは言っていない)。