三井住友DS-三井住友・DC日本リート・インデックスファンド

 

 

三井住友DS-三井住友・DC日本リート・インデックスファンド(以下、三井住友・DC日本リート・インデックスファンド)は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のインデックスファンドです。

三井住友・DC日本リート・インデックスファンドは、国内の不動産投資信託証券(REIT)に投資する投資信託で、ベンチマークに東証REIT指数を採用しています。そのため、国内の不動産投資法人を中心にポートフォリオを構築しています。

国内の不動産投資信託証券(REIT)への投資は、1つのマザーファンド(Jリート・インデックス・マザーファンド)を通じて行います。Jリート・インデックス・マザーファンドはインデックスファンドであるため、三井住友・DC日本リート・インデックスファンドもインデックス型の運用になります。

 

三井住友・DC日本リート・インデックスファンドの交付目論見書(2022年11月22日)はこちら

三井住友・DC日本リート・インデックスファンドの交付運用報告書(第6期:2022年2月25日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域国内・日本
投資対象資産不動産投資信託証券(REIT)
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2016年9月23日
決済日毎年2月25日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジ
信託期間無制限
NISA

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.2750%(税抜:年率0.2500%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

日本の取引所に上場している不動産投資信託証券(REIT)に投資し、東証REIT指数(配当込み)の動きに連動する投資成果を目指す。

 

特色①

東証REIT指数(配当込み)をベンチマークとし、ベンチマークの動きに連動する投資成果を目指す。

東証REIT指数
東京証券取引所が算出する東京証券取引所に上場している不動産投資信託(REIT)の全銘柄を対象にした指数です。時価総額に応じた組み入れ比率になるように算出しています。

上位組み入れ銘柄

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:○
楽天証券取り扱い:○
松井証券取り扱い:○
SMBC日興証券取り扱い:○
マネックス証券取り扱い:○

 

運用実績(2022年9月30日時点)

設定からの期間6年(2016年9月23日~)
基準価額の増減10,000円⇒13,047円:△3,047円
トータルリターン△32.66%(2022年10月31日)
純資産総額57.0億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年△23.2%・△23.9%
2021年▲6.3%・▲6.2%
2022年▲2.7%・▲2.8%
収益率2018年△10.8%
2019年△24.8%
2020年▲13.4%
2021年△19.8%
2022年▲3.1%
三井住友・DC日本リート・インデックスファンド:交付目論見書より
三井住友・DC日本リート・インデックスファンド:交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額57.0億円(2022.9.30)☆☆☆☆(Normal)
資産の流入出2021年:△941百万円
2020年:△782百万円
2019年:△1,469百万円
☆☆☆☆(Normal)
トータルリターン直近3年:▲0.57%
全期間:△32.66%
期間割:△5.37%
☆☆☆(Bad)
騰落率直近3年:▲0.66%
信託報酬0.2750%(税込)☆☆☆☆☆(Good)
ベンチマークとの乖離2022年:プラス0.1ポイント☆☆☆☆(Normal)
シャープレシオ直近3年:▲0.03☆(Worst)
標準偏差直近3年:18.03☆☆☆(Slightly Large)

 

評価コメント

  • 基準価額:国内の不動産投資信託証券(REIT)市場が下落したことなどがマイナスに寄与しました。結果、前期12,609円から当期12,269円(前年比-340円)に下落しました。
  • 純資産総額:50億円程度の中規模のファンドです。
  • 資産の流入出:3年連続で資産が流入しています。
  • トータルリターン:平均年率5.37%。大きなリターンは期待できません。
  • 信託報酬:税込み0.2750%。インデックスファンドの中でも低コストの部類に入ります。
  • ベンチマークとの乖離:当期の基準価額の騰落率は、ベンチマークである東証REIT指数を0.1%上回りました。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンはほとんどありません。むしろ、マイナスです。
  • 標準偏差:ブレ幅は大きいです。

 

総評

三井住友DS-三井住友・DC日本リート・インデックスファンド(以下、三井住友・DC日本リート・インデックスファンド)は、国内の不動産投資信託証券(REIT)に投資する投資信託で、ベンチマークに東証REIT指数を採用しています。そのため、国内の不動産投資法人を中心にポートフォリオを構築しています。

当ファンドの投資対象である国内の不動産投資信託証券(REIT)は、期初から2021年7月にかけて、長期金利が低位安定的に推移したことや、ワクチン接種の加速により経済正常化が進むとの期待から上昇しました。その後、2022年1月から期末にかけて、新たな変異ウイルス(オミクロン型)の感染拡大や、ウクライナ情勢の緊迫化などを受けて大きく下落しました。

運用成績は、総じて平凡です。純資産総額は50億円を少し超えたところで、まだまだ安心できる数字ではありません。資産は流入傾向になりますから、じわじわと安定域に迫っていきたいところですが、ここ数年は流入額に陰りが見えています。トータルリターンは設定から6年の平均年率が5%程度と、パッとしない数字となっています。直近1年や3年ではマイナス域になることもあり、しばらく収益は期待できません。コスト面や基準価額のブレ幅は、国内の株式を投資対象としたインデックスファンドに近い数字になっています。悪くはありませんが、特質していい数字でもありません。

新型コロナウイルスの流行以降、国内の不動産投資信託証券(REIT)市場は、一度もコロナ禍前に水準に戻っていません。株式市場は一時的にバブル後期を超える数字となりましたが、不動産投資信託証券(REIT)市場落ち目が続いています。その影響が不動産投資信託証券(REIT)を投資対象とする投資信託に表れており、当ファンドもその例に漏れずといったところです。今のところ明るい兆しはないため、しばらくの間は暗黒時代が続きそうです。

 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA