One-MHAM 日本成長株ファンド(DC年金)

 

 

One-MHAM 日本成長株ファンド(DC年金)(以下、MHAM 日本成長株ファンド)は、アセットマネジメントOne株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のアクティブファンドです。

MHAM 日本成長株ファンドは、国内の株式に投資する投資信託で、参考指数に東証株価指数(TOIPX)を採用しています。定量基準によるボトムアップ・アプローチで絞り込んだ銘柄でポートフォリオを構築しています。

国内の株式への投資は、1つのマザーファンド(MHAM 日本成長株・マザーファンド)を通じて行います。MHAM 日本成長株・マザーファンドはアクティブファンドであるため、MHAM 日本成長株ファンドもアクティブ型の運用になります。

 

MHAM 日本成長株ファンド(DC年金)の交付目論見書(2022年6月4日)はこちら

MHAM 日本成長株ファンド(DC年金)の交付運用報告書(第21期:2022年9月5日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域国内・日本
投資対象資産株式
補足分類アクティブ型
投資形態ファミリーファンド
設定日2001年11月19日
決済日毎年9月3日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジなし
信託期間無制限
NISA

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率1.7050%(税抜:年率1.5500%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

わが国の株式に投資を行い、信託財産の中長期的な成長を目指す。

 

特色①

「競争力の優位性」と「利益の成長性」を重視した個別銘柄選定を通じて、超過利益の獲得を目指す。

上位組み入れ銘柄

 

特色②

MHAM 日本成長株・マザーファンドをマザーファンドとするファミリーファンド方式で運用を行う。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:✕
楽天証券取り扱い:○
松井証券取り扱い:✕
SMBC日興証券取り扱い:✕
マネックス証券取り扱い:✕

 

運用実績(2022年3月31日時点)

設定からの期間20年半(2001年11月19日~)
基準価額の増減10,000円⇒12,474円:△2,474円
トータルリターン△111.10%(2022年10月31日)
純資産総額148.3億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年△15.9%・△8.0%
2021年△31.4%・△23.6%
2022年▲21.3%・▲4.3%
収益率2018年▲15.1%
2019年△22.7%
2020年△15.5%
2021年△9.2%
2022年▲13.4%
MHAM 日本成長株ファンド(DC年金):交付目論見書より
MHAM 日本成長株ファンド(DC年金):交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額148.3億円(2022.3.31)☆☆☆☆☆(Good)
資産の流入出2021年:△9,317百万円
2020年:△3,084百万円
2019年:▲1,617百万円
☆☆☆☆☆(Good)
トータルリターン直近3年:△3.81%
全期間:△111.10%
期間割:△5.31%
☆☆☆(Bad)
騰落率直近3年:
信託報酬1.7050%(税込)☆☆(Danger)
ベンチマークとの乖離2022年:マイナス17.0ポイント☆(Worst)
シャープレシオ直近3年:0.16☆(Worst)
標準偏差直近3年:24.16☆(Maximum)

 

評価コメント

  • 基準価額:国内の株式市場が下落したことなどがマイナスに寄与しました。結果、前期38,624円から当期30,402円(前年比-8,222円)に下落しました。
  • 純資産総額:150億円手前の安定した規模のファンドです。
  • 資産の流入出:2年連続で資産が流入しています。2021年は単年で100億円近い資産が流入しました。
  • トータルリターン:平均年率5.31%。大きなリターンは期待できません。
  • 信託報酬:税込み1.7050%。アクティブファンドとしてもコストが重くのしかかります。
  • ベンチマークとの乖離:当期の基準価額の騰落率は、参考指数である東証株価指数(TOPIX)を17.0%下回りました。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンはほとんどありません。
  • 標準偏差:ブレ幅は非常に大きいです。

 

総評

One-MHAM 日本成長株ファンド(DC年金)(以下、MHAM 日本成長株ファンド)は、国内の株式に投資する投資信託で、参考指数に東証株価指数(TOIPX)を採用しています。定量基準によるボトムアップ・アプローチで絞り込んだ銘柄でポートフォリオを構築しています。

当ファンドの投資対象である国内の株式は、期首から2021年12月にかけて、横ばいで推移しました。2022年1月以降、米国の金融引き締めへの警戒感や、ロシア-ウクライナ情勢の緊迫化から軟調な展開が続きました。しかし、2022年7月から、米国の過度なインフレ―ション懸念が後退したことで、下げ止まりに転じました。

運用成績は、総じて芳しくありません。純資産総額は150億円近くあり、ファンドとしての安定性は純分にあると言える数字になっています。資産も流入傾向にあります。一方、トータルリターンは平均年率5%程度となっており、アクティブファンドとしても、国内の株式を投資対象とする投資信託としても悪いと言わざるを得ません。さらに、信託報酬が年率1.7%程度となっており、リターンが伴っていないことも相まって、かなりの重しになっています。当然のことながらシャープシオも小さく、ブレ幅も大きくなっています。参考指数と基準価額の騰落率との差も大きいですが、当ファンドはアクティブファンドであるため、他の項目よりも気にしないでいいでしょう。

成長株に厳選投資するアクティブファンドを謳いながら、あまりにも収益性が伴っていないため、他の競合と比べると見劣りします。楽天証券のiDeCo対応の商品の中には、国内の株式を投資対象とした複数のアクティブファンドがあります。それらの商品に競り勝つ強みは、まだ見いだせていません。

 

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