日興-インデックスファンド海外株式・ヘッジあり(DC専用)

 

 

日興-インデックスファンド海外株式・ヘッジあり(DC専用)(以下、インデックスファンド海外株式)は、日興アセットマネジメント株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のインデックスファンドです。

インデックスファンド海外株式は、外国の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにMSCI コクサイ・インデックスを採用しています。そのため、先進国を中心とした大企業の銘柄でポートフォリオを構築しています。

外国の株式への投資は、1つのマザーファンド(海外株式インデックス・MSCI コクサイ・マザーファンド)を通じて行います。海外株式インデックス・MSCI コクサイ・マザーファンドはインデックスファンドであるため、インデックスファンド海外株式もインデックス型の運用になります。

 

インデックスファンド海外株式・ヘッジあり(DC専用)の交付目論見書(2023年1月20日)はこちら

インデックスファンド海外株式・ヘッジあり(DC専用)の交付運用報告書(第20期:2022年10月26日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域海外・グローバル(日本を除く)
投資対象資産株式
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2002年12月10日
決済日毎年10月26日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジあり(全部)
信託期間無制限
NISA

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.1760%(税抜:年率0.1600%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

世界の主要国の株式市場の動きを捉えることを目標に、MSCI コクサイ・インデックス(円ヘッジあり・円ベース)の動きに連動する投資成果を目指して運用を行う。

 

特色①

MSCI コクサイ・インデックス(円ヘッジあり・円ベース)の動きに連動する投資成果を目指す。

MSCI コクサイ・インデックス
Morgan Stanley Capital International(MSCI)社が算出する外国株式の株価指数です。日本を除く先進国22か国の大型株と中型株で構成されています。浮動株(市場で流通・売買されている動きのある株式)ベースの時価総額加重平均で算出しています。

上位組み入れ銘柄

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:○
松井証券取り扱い:○
SMBC日興証券取り扱い:○
マネックス証券取り扱い:✕

 

運用実績(2022年10月31日時点)

設定からの期間20年(2002年12月10日~)
基準価額の増減10,000円⇒36,285円:26,285円
トータルリターン168.09%(2023年1月31日)
純資産総額146.2億円
分配金実績毎年ほぼ10円ずつ発生している(累計170円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年:9.8%・7.6%
2021年:32.2%・30.6%
2022年:(15.5%)(18.0%)
収益率2018年:(9.4%)
2019年:28.1%
2020年:12.6%
2021年:25.8%
2022年:(17.8%)
インデックスファンド海外株式・ヘッジあり(DC専用):交付目論見書より
インデックスファンド海外株式・ヘッジあり(DC専用):交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額146.2億円(2022.10.31)☆☆☆☆(Normal)
資産の流入出2020年:2,415百万円
2021年:5,447百万円
2022年:514百万円
☆☆☆☆(Normal)
トータルリターン3年:5.55%
5年:5.16%
設定来:4.75%
☆☆☆(Bad)
騰落率1年:(15.5%)
3年:26.5%
☆☆☆☆(Normal)
信託報酬0.1760%(税込)☆☆☆☆☆☆(Great)
ベンチマークとの乖離プラス2.1ポイント☆(Worst)
シャープレシオ3年:0.38
5年:0.41
設定来:0.39
☆☆☆(Bad)
標準偏差3年:19.27
5年:16.99
設定来:14.67
☆☆☆(Slightly Large)

 

評価コメント

  • 基準価額:外国の株式市場が上昇したことなどがプラスに寄与しました。結果、前期42,539円から当期35,940円(前年比-6,599円)に上昇しました。
  • 純資産総額:100億円超の安定した規模のファンドです。
  • 資産の流入出:3年連続で資産が流入しています。特に、2021年の伸びが大きいです。
  • トータルリターン:(直近3年間の)年率5.55%。大きなリターンは期待できません。
  • 信託報酬:税込み0.1760%。インデックスファンドの中でも低コストの部類に入ります。
  • ベンチマークとの乖離:ベンチマークであるMSCI コクサイ・インデックスを大きく上回っています。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンはやや小さいです。
  • 標準偏差:基準価額のブレ幅はやや大きいです。

 

総評

日興-インデックスファンド海外株式・ヘッジあり(DC専用)(以下、インデックスファンド海外株式)は、外国の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにMSCI コクサイ・インデックスを採用しています。そのため、先進国を中心とした大企業の銘柄でポートフォリオを構築しています。

海外の株式市場は、期初から2021年12月にかけては概して上昇しました。2022年1月から期末にかけては総じて下落しました。

運用成績は総じて平凡です。純資産総額は100億円の大台に乗っており、資産の流入も安定しています。一方、トータルリターンは、(直近3年間の)年率が5%程度となっています。特に、直近のリターンが小さくなっており、シャープレシオも小さくなっています。反対に、コスト面は申し分ない数字で、信託報酬は0.1%台に抑えられています。ベンチマークとの乖離度は、どちらかと言えば基準価額の騰落率がベンチマークを超えるような動きを見せています。

「DC専用」と名を冠しているとおり、当ファンドはDC(確定拠出年金)専用の商品となっています。そのため、当ファンドをラインナップに組み入れているiDeCo以外では、そうそう出会う機会のない商品です。iDeCoの中での位置づけとしては、日本以外の外国の株式を投資対象とした投資信託ということになります。設定からの期間も長く、基本性能も高い商品ですから、iDeCo内でポートフォリオを組む場合、軸となる商品1つになるでしょう。

 

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