SBI-セレブライフ・ストーリー2045 / SBI-セレブライフ・ストーリー2055

 

 

SBI-セレブライフ・ストーリー2045(以下、セレブライフ・ストーリー2045または2045)およびSBI-セレブライフ・ストーリー2055(以下、セレブライフ・ストーリー2055または2055)は、SBIアセットマネジメント株式会社(委託会社)のファンド・オブ・ファンズ方式のアクティブファンドです。

セレブライフ・ストーリー2045およびセレブライフ・ストーリー2055は、9つの資産(国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、ヘッジファンド、コモディティ、不動産投資信託証券(REIT))に投資する投資信託です。設定直後は株式優位の積極的な運用を図り、ターゲット・イヤー(それぞれ2025年および2035年)に近づくにつれて債券優位の安定運用に移行します。また、ターゲット・イヤー後は、純資産総額の4分の3を債券で運用し、以後は9つの資産の投資比率を固定します。

9つの資産への投資は、14のファンド(iシェアーズ・コア・TOPIX・ETF、シュワプ・US・ラージキャップ・ETF、バンガード・FTSE・ヨーロッパ・ETF、バンガード・FTSE・デベロップド・アジア・パシフィック・UCITS・ETF、SPDR ポートフォリオ・新興国株式・ETF、バンガード・スモールキャップ・ETF、バンガードFTSE・オールワールド・スモールキャップ・ETF、MUAM 日本債券インデックスファンド、MUAM 外国債券インデックスファンド、バンガード・米ドル建て・新興国政府債券・ETF、IQ ヘッジ・マルチストラテジー・トラッカー・ETF、インベスコ・ブルームバーグ・コモディティ・UCITS・ETF、abrdn フィジカル・ゴールド・シェアーズ・ETF、シュワプ・USリート・ETF)を通じて行われます。

 

セレブライフ・ストーリー2045の交付目論見書(2022年12月15日)はこちら

セレブライフ・ストーリー2055の交付目論見書(2022年12月15日)はこちら

セレブライフ・ストーリー2045の交付運用報告書(第11期:2022年9月14日)はこちら

セレブライフ・ストーリー2055の交付運用報告書(第11期:2022年9月14日)はこちら

 


 

基本情報

 20452055
単位型・追加型追加型追加型
投資対象地域内外・グローバル(日本を含む)内外・グローバル(日本を含む)
投資対象資産資産複合資産複合
補足分類アクティブ型アクティブ型
投資形態ファンド・オブ・ファンズファンド・オブ・ファンズ
設定日2012年1月23日2012年1月23日
決済日毎年9月14日(休業日の場合は翌営業日)毎年9月14日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回年1回
為替ヘッジあり(適時)あり(適時)
信託期間無期限無制限
NISA

 

手数料

 20452055
購入時手数料購入申込受付日の基準価額に3.30%(税抜:3.00%)をかけた額(上限)購入申込受付日の基準価額に3.30%(税抜:3.00%)をかけた額(上限)
信託財産留保額換金申込受付日の基準価額に0.30%をかけた額換金申込受付日の基準価額に0.30%をかけた額
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に対して、年率0.4840%(税抜:0.4400%)以内をかけた額日々の純資産総額に対して、年率0.4840%(税抜:0.4400%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

ターゲット・イヤーを想定し、運用の時間経過とともに資産配分を変更することにより、投資信託財産の中長期的な成長を図ることを目指して運用を行う。

 

特色①

ターゲット・イヤー(安定運用開始時期)を想定した4種類のファンドから構成されている。

セレブライフ・ストーリー2045・2055:交付目論見書より

 

特色②

主として、上場投資信託証券(ETF)および投資信託証券への投資を通じて、国内株式、先進国株式、新興国株式、オルタナティブ資産(ヘッジファンド、コモディティ、不動産投資信託証券(REIT))、日本債券および世界の国債など、広範囲な各資産へ分散投資する。

 

特色③

ターゲット・イヤー(安定運用開始時期)に向けて、安定生産の投資割合を高め、徐々に安定運用に移行する。

セレブライフ・ストーリー2045・2055:交付目論見書より

 

特色④

本ファンドの運用にあたっては、「モーニングスター・アセットマネジメント株式会社」の投資助言を受ける。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:〇
松井証券取り扱い:〇
SMBC日興証券取り扱い:✕
マネックス証券取り扱い:✕

 

運用実績(2022年9月30日時点)

 20452055
設定からの期間11年(2012年1月23日~)11年(2012年1月23日~)
基準価額の増減10,000円⇒17,142円:7,142円10,000円⇒19,284円:9,284円
トータルリターン72.11%(2022年12月31日)94.04%(2022年12月31日)
純資産総額18.4億円10.6億円
分配金実績発生していない(累計0円)発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年:3.8%
2021年:10.0%
2022年:1.3%
2020年:4.7%
2021年:13.0%
2022年:2.5%
収益率2018年:(7.7%)
2019年:11.5%
2020年:3.8%
2021年:7.3%
2022年:(3.7%)
2018年:(9.6%)
2019年:13.8%
2020年:4.6%
2021年:9.2%
2022年:(3.6%)

セレブライフ・ストーリー2045

セレブライフ・ストーリー2045・2055:交付目論見書より
セレブライフ・ストーリー2045・2055:交付目論見書より

セレブライフ・ストーリー2055

セレブライフ・ストーリー2045・2055:交付目論見書より
セレブライフ・ストーリー2045・2055:交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

セレブライフ・ストーリー2045

項目数値評価
純資産総額18.4億円(2022.9.30)☆☆(Very Bad)
資産の流入出2020年:171百万円
2021年:257百万円
2022年:281百万円
☆☆☆(Bad)
トータルリターン3年:2.49%
5年:2.06%
設定来:5.10%
☆☆(Very Bad)
騰落率1年:1.3%
3年:15.1%
☆☆☆(Bad)
信託報酬0.4840%(税込)☆☆☆☆(Normal)
ベンチマークとの乖離
シャープレシオ3年:0.35
5年:0.32
設定来:0.61
☆☆☆(Bad)
標準偏差3年:7.89
5年:7.23
設定来:8.84
☆☆☆☆☆☆(Small)

セレブライフ・ストーリー2055

項目数値評価
純資産総額10.6億円(2022.9.30)☆☆(Very Bad)
資産の流入出2020年:99百万円
2021年:189百万円
2022年:196百万円
☆☆☆(Bad)
トータルリターン3年:3.46%
5年:2.64%
設定来:6.26%
☆☆(Very Bad)
騰落率1年:2.5%
3年:20.2%
☆☆☆(Bad)
信託報酬0.4840%(税込)☆☆☆☆(Normal)
ベンチマークとの乖離
シャープレシオ3年:0.40
5年:0.33
設定来:0.62
☆☆☆(Bad)
標準偏差3年:9.69
5年:9.10
設定来:10.70
☆☆☆☆☆(Slightly Small)

 

評価コメント

  • 基準価額:世界の株式市場が上昇したことなどがプラスに寄与しました。結果、セレブライフ・ストーリー2045は、前期17,707円から当期17,943円(前期比236円)に、セレブライフ・ストーリー2055は、前期19,843円から当期20,340円(前期比497円)に上昇しました。
  • 純資産総額:2ファンドとも30億円に満たない小規模ファンドです。
  • 資産の流入出:2ファンドとも3年連続で資産が流入しています。ただし、2ファンドとも流入額は微々たるものです。
  • トータルリターン:セレブライフ・ストーリー2045は(直近3年間の)年率2.49%。セレブライフ・ストーリー2055は平均年率8.70%。2ファンドともバランス型の投資信託として見てもリターンは小さいです。
  • 信託報酬:2ファンドとも税込み0.4840%。インデックスファンドの中では平均的な数字です。
  • ベンチマークとの乖離:交付運用報告書にベンチマーク騰落率の記載がないため、評価の対象としていません。
  • シャープレシオ:2ファンドともリスクに対するリターンは小さいです。
  • 標準偏差:2ファンドとも基準価額のブレ幅は小さいです。

 

総評

SBI-セレブライフ・ストーリー2045(以下、セレブライフ・ストーリー2045または2045)およびSBI-セレブライフ・ストーリー2055(以下、セレブライフ・ストーリー2055または2055)は、9つの資産(国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、ヘッジファンド、コモディティ、不動産投資信託証券(REIT))に投資する投資信託です。設定直後は株式優位の積極的な運用を図り、ターゲット・イヤー(それぞれ2045年および2055年)に近づくにつれて債券優位の安定運用に移行します。また、ターゲット・イヤー後は、純資産総額の4分の3を債券で運用し、以後は9つの資産の投資比率を固定します。

投資対象の資産にオルタナティブ商品が含まれている点が、他の投資信託とは異なる特徴です。また、オルタナティブ商品の投資比率は、運用期間のどの時期においても株式とほぼ同じです。運用開始直後はオルタナティブ商品+株式と、債券の投資比率がほぼ半々になりますが、ターゲット・イヤーに近づくにつれて債券の投資比率が高まり、ターゲット・イヤー(安定運用開始時期)後は、純資産総額の4分の3を債券で運用します。

要するに、現時点がターゲット・イヤーからどれだけ離れているか(どれだけ近いか)によって運用成績に差ができるということになります。セレブライフ・ストーリーシリーズは、ターゲット・イヤーが2025年、2035年、2045年、2055年に設定されている4タイプの商品群です。このうち、今回はターゲット・イヤーが2045年と2055年に設定されているセレブライフ・ストーリー2045およびセレブライフ・ストーリー2055を紹介しています。

セレブライフ・ストーリー2045およびセレブライフ・ストーリー2055は、いずれも現時点(2022年9月)でターゲット・イヤーまで20年以上の期間があります。そのため、債券の投資比率は50%未満であり、どちらかといえば積極的な運用のフェーズにあります。そのため、リターンも平均的なバランス型の投資信託よりはやや良い数字となっています。2ファンドとも、純資産総額、資産の流入出ともに評価値はよくありませんが、ターゲット・イヤーまでの期間があるゆえに、今後の資産の流入が期待できます。また、ターゲット・イヤー後の動向は、先発のシリーズ商品を参考にできるという強みもあります。

 

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