出向134日目:一般対応5
大炎上案件を抱えているだけあって、日増しに世間の風当たりが強くなっています。
マスコミも連日のように報道していますし、それに比例して一般の方からのお叱りの声も増えています。
一般の方には様々なタイプがいて、政策に興味を持ってしっかりと下調べしてから電話をかけてくる人もいます。
こういった方には誠意を持って対応する必要があり、しっかりと理解してもらえれば、政策に賛同してくれる場合もあります。
一方、最初から怒っている方、単に文句を言いたい方については、お互いに理解しあえることはそう多くありません。
言っていること自体は正しいこともあるため、徹頭徹尾話を聞くしかありません。
元も子もないことを話しますが、一般の方が〇省に直接的に電話をかけてきたとしても、意見が政策に反映されることはほぼありません。
政策に直接的に関わるプロパー職員は、一般の方に対応することがないこと
一般の方に対応をする職員が、プロパー職員に対応の内容をエスカレーションすることがないこと(これは敢えてということではなく、単に時間がないからです。お互いに)
政策は誰かの一存で決まるということはなく、後ろ盾のない一意見が政策の判断主体まで届くことはないこと
などの理由があるからです。
そういった背景を知る身からすると、熱心に意見を語ってくれる方に対して、非常に申し訳ない気持ちになります。
いずれにしても聞くしかありません。