出向103日目:行政文書3
役所の仕事の1つに決裁業務というものがあります。
決裁……。
聞き慣れに言葉ではありますが、簡単に言えば、事案に対する正式かつ最終的な判断を行うことを言います。
決裁業務自体はフォーマットが決まっているため、それほど難しい作業発生しません。
○省内の決裁は、基本的に電子決裁となるため、決裁の起案さえすれば、後は決裁者の判断を待つだけになります。
ただ、決裁者は基本的に上役で忙しいため、タイミングによっては決裁がうまく進まないこともあります。
そういったときは、直接決裁を促すしかありません。
このご時世ですから、決裁の催促をしたとしても、怒鳴られたりすることはありませんが、局長クラスに催促する際はさすがに緊張します。
役所の仕事は1日のずれが命取りになることもありますから、起案ボタンを押すときは、「スムーズに流れていきますように」と毎回祈っています。