出向97日目:団体対応4
団体対応は、当然のことながら団体のカラーによって難易度が変わります。
感情的に訴えてくるところもあれば、論理的に攻めてくるところもあります。
男性ばかり、女性ばかりの組織よりは、男女混合の組織の方が対応しやすい傾向にあります。
団体からの要望や意見、照会は、基本的に団体が抱えている問題や影響する法令に伴うものであるため、ある程度の予測を元に対応しています。
ただし、マイノリティな団体の場合、ニッチなことを言ってくるケースが多く、影響力は大きくないものの、返答に困ることが多いです。
また、出向者ゆえなのかもしれませんが、団体の言い分に感情移入することもあります。
最も厄介なのは特定の議員とのつながりが強い団体です。
団体対応における発言ややり取りが、そのまま議員に流れていき、国会に跳ねることもあるからです。
団体対応の共通点としては、いずれの団体も○省にものを申したいという思いを持っていることです。
正直な話、団体がいくら要望をだしたとして、それだけで政策が変わるということはありません。
そして、それは団体側も理解していますが、団体に所属する人々に、○省に直接ものを申したという事実が重要だったりします。
お互いに打算の中でやり取りすることも珍しくありません。