出向93日目:業務7
国会対応に追われていますが、当然のことながら、通常業務も同時進行で行われます。
予算・庶務ラインの主な業務は、予算関連の調達業務、予算執行に伴う書類作成等の補助業務、一般の方の対応、課室内のスケジュール管理、他局・他課連携など主なものですが、私の場合はそれに加えて、国会答弁の作成と議員対応が乗ってきます。
予算・庶務ラインの人間が、国会答弁の作成や議員対応まで行うことは珍しいようですが、当課室は慢性的な人員不足+非常に多くの要請が来るため、国会答弁の作成や議員対応は、全員が分担して行っています。
予算・庶務ラインの業務は、時限的な制約こそありませんが、新たな業務がどんどん湧いてきますから、結局は迅速に処理していかなければなりません。
いずれの業務についても、この半年間で一定の手順は身につきましたので、最近は右往左往・バタバタすることもなくなりましたが、業務が重なると大変になることもあります。
また、この半年間でもう一つ身についたことがあります。
それは、自分で対処できないときは、早めに多の人にヘルプを求めるということです。
上職は課室内のタスク処理を速めるため、業務や能力の範囲を超えたタスクを、出向者にも振り分けることがあります。
そのようなタスクが振られた場合、「他の人に助けてもらいながらできるところまで進めてほしい」という思惑があり、できる範囲で前に進めることが求められます。
完全遂行を命じられていない場合もあるのです。
○省での勤務は、意欲や知識、体力、精神力、コミュニケーション能力に加えて、状況を察する能力も必要になります。