出向88日目:その他2
私が所属する課室の事案にトラブルが発生し、世間的にも大きな問題となっています。
結果、先週末から今日まで、マスコミからの電話がひっきりなしにかかってきています。
大手テレビ局、大手新聞会社、地方・インターネットメディア――。
対応するのは法令ラインを中心とした官僚組のプロパー職員ですが、電話の最初の受付はこちらも対応せざるを得ません。
トラブルや問題が各種メディアを騒がすと、一次的に大変なのは○省内の上層部です。
一次的な対応では、トラブルや問題に対する具体的な対応やメディア対応になります。
基本的に間違ったことは言えないため、制度設計に携わっているプロパー職員が対応します。
一方、一次的な対応とともに、国民からの声や国会に跳ねるなどの二次的対応も発生します。
こちらは、我々にも仕事が回ってきます。
関係団体やマスコミ対応のように、絶対に間違えられないという緊張感はありませんが、制度の背景や事案をよく理解しないまま問いかけてくるため、別の大変さがあります。
今回の事案でわかったことは、大手のテレビ局や新聞社は、事実を正確に伝えようとする意識があり、事実確認・誤認修正という意味で問い合わせが来るということです。
一方、週刊誌やネットメディアについては、話題を自分の土俵に下ろし、センセーショナルなものに発展させようとしてきます。
いずれにおいても、粛々と事実を伝えることが重要ですが、それぞれ別のストレスがかかります。