出向49日目:出向元2
出向元から連絡がありました。
労いの言葉2割、〇省の政策に対する質問8割。
まあ、労いをダシに質問したかっただけだったのでしょう。
出向元の会社は〇省の施策の影響をモロに受けるため、内部にいる者からの特ダネを狙ったのかもしれません。
私はすでに〇省に勤める国家公務としての自覚があり、たとえ出向元の会社だからといって、秘匿性の高い情報を漏らしたりはしません。
……というより、そもそも出向元の会社にプラスになるような情報や権限は持っていないため、自覚云々はただのカッコつけにしかなりません。
結局、出向元についても、大ぴらに情報をせがむようなことはなく、公開されている情報の疑義解釈の確認程度のものでした。
出向元の理事長とはそこまで親しい間柄ではありませんが、過度に緊張するほどの相手でも(ある程度は慣れているという意味)ありませんから、電話越しとはいえ少し懐かしい気持ちになりました。
3月末には有給でも取って、前職の職場に出向いてみようかなと思っています。
年末年始でかなり人員が変わるみたいですし。