出向47日目:庶務3
〇省の業務は多岐に亘りますが、国家公務員の数は限られています。
そのため、すべての業務を〇省内で処理できるはずもなく、細々した業務は外部の事業所に委託しています。
業務委託をうまく活用することで、我々の負担を大きく軽減させることができます。
ただし、業務委託には常に「癒着」の危険が付きまといます。
そのため、業務を委託するまでの手続きは、結構面倒くさかったりします(癒着を防ぐためには絶対に必要なものなのでしょうが)。
業務委託における事前の手続きは、主に予算・庶務ラインが担当します。
(私は予算・庶務ラインに属しています)
予算は年度が一区切りであるため、年度末はタイトなスケジュールの中で業務委託に係る手続きを処理しなければなりません。
契約書や見積もりを中心とした文章、数字のやり取りが多く、人為的なミスも生じやすい作業が多くなります。
各課室・局の委託業務の取りまとめは会計課という部署が行っています。
時間がない中で書類のやり直しをされたりするとイライラすることもありますが、こちらの拙い書類に目を通してくれる会計課には頭が上がりません。
あと数週間もすれば、現在の切羽詰まった状態からは脱出できますが、一息つく間もなく、来年度の委託業務がやってきます。
このエンドレス感は国家公務員あるあるあるみたいです。