出向5日前:退職と送別
退職というのは初経験でしたが、思っていたよりも感慨深いものがあります。
しかし、私の場合は一時的な退職で、おおよそ2年後には戻ってくる予定です。
そのため、寂しさや悲しさという感情は、そう大きくありませんでした。
むしろ、晴れ晴れとした気持ちの方が大きかったです。今回の出向は栄転だと(勝手に)思っていますから。
一方、同期や後輩からの労いの言葉にはぐっとくるものがありました。
私は他人に対して壁を作るタイプで、勤務年数が15年近くになるにもかかわらず、プライベートで密に関わった人は多くありません。
それでも、思いのほか色々な人に慕ってもらっていたことがわかり、うれしさと同時に「もっと何かやってあげればよかった」という後悔も生まれました。
今回の労いや送別品のお礼は、戻った後にお返ししたいと思っています。
退職の手続きは残すところあとわずかです。雇用保険被保険者証と健康保険証を事務に帰すのみ。
着任後に本府省に提出書類もおおむねそろえることができたので、安心して年末年始を迎えることができそうです。