One-たわらノーロード・国内債券

 

 

One-たわらノーロード・国内債券(以下、たわらノーロード・国内債券)は、アセットマネジメントOne株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のインデックスファンドです。

たわらノーロード・国内債券は、国内の債券に投資する投資信託で、ベンチマークにNOMURA-BPI総合を採用しています。そのため、国内の利付国債を中心にポートフォリオを構築しています。

国内の債券への投資は、1つのマザーファンド(国内債券・パッシブファンド・マザーファンド)を通じて行います。国内債券・パッシブファンド・マザーファンドはインデックスファンドであるため、たわらノーロード・国内債券もインデックス型の運用になります。

 

たわらノーロード・国内債券の交付目論見書(2023年1月13日)はこちら

たわらノーロード・国内債券の交付運用報告書(第7期:2022年10月12日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域国内・日本
投資対象資産債券
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2015年12月18日
決済日毎年10月12日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジ
信託期間無制限
NISA

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.1540%(税抜:年率0.1400%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

NOMURA-BPI総合の動きに連動する運用成果を目指して運用を行う。

 

特色①

NOMURA-BPI総合に連動する投資成果を目指して運用を行う。

NOMURA-BPI総合
野村証券が算出する日本の公社債の流通市場の動向を表す指数です。インカムゲインを考慮した時価総額加重平均で算出します。

上位組み入れ銘柄

 

特色②

購入時および換金時に手数料がかからないファンドである。

 

特色③

年1回決算を行う。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:○
楽天証券取り扱い:○
松井証券取り扱い:○
SMBC日興証券取り扱い:○
マネックス証券取り扱い:○

 

運用実績(2022年10月31日時点)

設定からの期間7年(2015年12月18日~)
基準価額の増減10,000円⇒10,006円:6円
トータルリターン(2.02%)(2023年1月31日)
純資産総額221.7億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年:(1.7%)(1.6%)
2021年:(0.3%)・0.0%
2022年:(3.7%)(3.6%)
収益率2018年:0.8%
2019年:1.4%
2020年:(0.9%)
2021年:(0.3%)
2022年:(3.6%)
たわらノーロード・国内債券:交付目論見書より
たわらノーロード・国内債券:交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額221.7億円(2022.10.31)☆☆☆☆☆(Good)
資産の流入出2020年:4,890百万円
2021年:3,661百万円
2022年:2,443百万円
☆☆☆☆☆(Good)
トータルリターン3年:(2.45%)
5年:(0.93%)
設定来:(0.29%)
☆(Worst)
騰落率1年:(3.7%)
3年:(5.7%)
☆☆(Very Bad)
信託報酬0.1540%(税込)☆☆☆☆☆☆(Great)
ベンチマークとの乖離マイナス0.2ポイント☆☆☆☆☆(Best)
シャープレシオ3年:(1.33)
5年:(0.48)
設定来:(0.13)
☆(Worst)
標準偏差3年:1.84
5年:1.88
設定来:2.03
☆☆☆☆☆☆☆(Minimum)

 

評価コメント

  • 基準価額:国内の債券市場が下落したことなどがマイナスに寄与しました。結果、前期10,382円から当期9,993円(前年比-389円)に下落しました。
  • 純資産総額:200億円超の安定した規模のファンドです。
  • 資産の流入出:3年連続で資産が流入しています。流入額もそれなりに大きいです。
  • トータルリターン:(直近3年間の)年率がマイナスとなっています。リターンは全く感じられません。
  • 信託報酬:税込み0.1540%。インデックスファンドの中でも低コストの部類に入ります。
  • ベンチマークとの乖離:ベンチマークであるNOMURA-BPI総合とほぼ一致しています。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンは全くありません。
  • 標準偏差:基準価額のブレ幅は非常に小さいです。

 

総評

One-たわらノーロード・国内債券(以下、たわらノーロード・国内債券)は、国内の債券に投資する投資信託で、ベンチマークにNOMURA-BPI総合を採用しています。そのため、国内の利付国債を中心にポートフォリオを構築しています。

国内の債券市場は、期初から2021年12月にかけてはもみ合いとなりました。2022年に入ると利回りは上昇し、期末にかけては利回りは一段と上昇しました。

運用成績は総じて一長一短です。純資産総額は200億円を超え、安定的に資産も流入しています。トータルリターンは大きくありませんが、投資対象が国内の債券というローリスク・ローリターンの資産なわけですから、そもそも期待はできません。長い目で見れば純粋に国債を購入するよりは、収益性が高い予測になっています(国債は運用コストがかからないので、当ファンドの方が収益性は勝って当然です)。ただし、現在はリターンがマイナスになっており、これを大目に見ることはできません。一方、コスト面は優秀で、信託報酬は年率0.1%台を実現し、当然のように購入時・解約時手数料はかかりません。また、指数との連動性も良く、ほとんどの年で基準価額の騰落率とベンチマーク騰落率の差が1%に満たない程度になっています。

国内の債券に投資する投資信託としては、楽天証券のiDeCo対象商品であるということにかかわらず、非常に歩進めできる商品となっています。国内の債券に投資する投資信託については、基本的に収益性を期待することはできません(そもそもの国債の利回りが小さいため)。そのため、安定性やコストに対するウエイトが大きくなります。そのいずれの項目についても、当ファンドは高いレベルにあると言えます。

債券投資でドルコスト均等法を意識するのであれば、当ファンドを選んでおけば間違いないと思います。

 

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