PICTET-iTrust 日本株式(愛称:日本選抜~シェアNO.1企業厳選~)

 

 

PICTET-iTrust 日本株式(愛称:日本選抜~シェアNO.1企業厳選~)(以下、iTrust 日本株式)は、ピクテ・ジャパン株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のアクティブファンドです。

iTrust 日本株式は、国内の株式に投資する投資信託で、参考指数に東証株価指数(TOPIX)を採用しています。優れたブランド力、技術力、商品・サービス開発力、マーケティング力を有し、業界トップシェアを誇る企業や、今後それが期待できる企業をNO.1企業とし、それらの銘柄でポートフォリオを構築しています。

国内の株式への投資は、NO.1企業に投資するマザーファンドを通じて行います。NO.1企業は中長期的な利益成長に着目し、ボトムアップ・アプローチにより厳選しているため、iTrust 日本株式はインデックス型の運用になります。

 

iTrust 日本株式の交付目論見書(2022年10月21日)はこちら

iTrust 日本株式の交付運用報告書(第6期:2022年7月20日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域国内・日本
投資対象資産株式
補足分類アクティブ型
投資形態ファミリーファンド
設定日2016年6月30日
決済日毎年7月20日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジなし
信託期間無制限
NISA

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.9790%(税抜:年率0.8900%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

信託財産の成長を図ることを目的として積極的な運用を行うことを基本とする。

 

特色①

主に、わが国のNO.1企業の株式に投資する。

 

特色②

購入時および換金時の手数料はかからない。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:○
松井証券取り扱い:○
SMBC日興証券取り扱い:✕
マネックス証券取り扱い:○

 

運用実績(2022年7月29日時点)

設定からの期間6年(2016年6月30日~)
基準価額の増減10,000円⇒17,859円:△7,859円
トータルリターン△79.85%(2022年10月31日)
純資産総額31.2億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年△5.6%・△4.0%
2021年△26.7%・△22.3%
2022年△2.4%・△5.5%
収益率2018年▲15.0%
2019年△16.9%
2020年△10.9%
2021年△15.9%
2022年▲5.0%
iTrust 日本株式(愛称:日本選抜~シェアNO.1企業厳選~)
iTrust 日本株式(愛称:日本選抜~シェアNO.1企業厳選~)

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額31.2億円(2022.7.29)☆☆☆(Bad)
資産の流入出2021年:△764百万円
2020年:△437百万円
2019年:△256百万円
☆☆☆☆(Normal)
トータルリターン直近3年:△7.77%
全期間:△79.85%
期間割:△12.61%
☆☆☆☆(Normal)
騰落率直近3年:△26.81%
信託報酬0.9790%(税込)☆☆☆(Bad)
ベンチマークとの乖離2022年:プラス3.1ポイント☆☆☆☆☆☆(Great)
シャープレシオ直近3年:0.52☆☆☆(Bad)
標準偏差直近3年:14.90☆☆☆☆(Middle)

 

評価コメント

  • 基準価額:国内の株式市場が上昇したことなどがプラスに寄与しました。結果、前期17,480円から当期17,896円(前年比416円)に上昇しました。
  • 純資産総額:100億円未満の中規模のファンドです。
  • 資産の流入出:3年連続で資産が流入しています。流入額はそれなりです。
  • トータルリターン:平均年率12.61%。安定したリターンが期待できます。
  • 信託報酬:税込み0.9790%。アクティブファンドとしては許容できる範囲です。
  • ベンチマークとの乖離:当期の基準価額の騰落率は、参考指数である東証株価指数(TOPIX)を3.1%上回りました。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンは小さいです。
  • 標準偏差:ブレ幅は平均的です。

 

総評

PICTET-iTrust 日本株式(愛称:日本選抜~シェアNO.1企業厳選~)(以下、iTrust 日本株式)は、内の株式に投資する投資信託で、参考指数に東証株価指数(TOPIX)を採用しています。優れたブランド力、技術力、商品・サービス開発力、マーケティング力を有し、業界トップシェアを誇る企業や、今後それが期待できる企業をNO.1企業とし、それらの銘柄でポートフォリオを構築しています。

当ファンドの投資対象である国内の株式は、期首から2021年10月まで、一進一退の弱含みでスタートしたものの、国内の新型コロナウイルスのワクチン接種進展および新規感染者数のピークアウト・大幅な減少、良好な企業決算などを背景に上昇に転ました。その後、2022年2月、ロシアによるウクライナ侵攻後は一段とリスク回避姿勢を強めて反転しました。しかし、期末は米国の景気悪化懸念の後退、中国の景気対策への期待などから持ち直し基調で終了しました。

運用成績は、総じて平凡です。資産は流入傾向にあるものの、純資産総額はようやく30億円を超えたところです。3年間で10億円程度の流入であるため、純資産総額安定期に達するにはまだ時間がかかりそうです。トータルリターンは、平均年率が10%を超えており、国内ン株式を投資対象とした商品の中では良好な数字となっています。一方、アクティブファンドゆえに信託報酬は年率1.0%近くとなっており、コストは重くのしかかります。結果的にシャープレシオはリスク>リターンに触れる数字となっています。参考指数よりも基準価額の騰落率が大きく勝っていますが、アクティブファンドなのですから当然と言えば当然です。

成績自体は目立って悪いところはありません。その逆も然りです。良いところとして評価したトータルリターンについても、インデックスファンドの中にも同程度の収益を上げているものがあります。当然のことながら、インデックスファンドなわけですから、当ファンドよりも信託報酬が小さく、コストパフォーマンスに優れています。当ファンドがそれらのインデックスファンドを凌駕するには、中長期的に収益差を開いていく必要があります。

 

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