One-たわらノーロード・NYダウ

 

 

One-たわらノーロード・NYダウ(以下、たわらノーロード・NYダウ)は、アセットマネジメントOne株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のインデックスファンドです。

たわらノーロード・NYダウは、米国の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにダウ・ジョーンズ工業株価平均(NYダウ)を採用しています。そのため、米国の30の優良銘柄でポートフォリオを構築しています。

米国の株式への投資は、1つのマザーファンド(NYダウ・インデックス・マザーファンド)を通じて行います。NYダウ・インデックス・マザーファンドはインデックスファンドであるため、たわらノーロード・NYダウもインデックス型の運用になります。

 

たわらノーロード・NYダウの交付目論見書(2023年1月13日)はこちら

たわらノーロード・NYダウの交付運用報告書(第6期:2022年10月12日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域海外・北米
投資対象資産株式
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2017年3月21日
決済日毎年10月12日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジなし
信託期間無制限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.2475%(税抜:年率0.2250%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

ダウ・ジョーンズ工業株価平均(円換算ベース、為替ヘッジなし)の動きに連動する運用成果を目指して運用を行う。

 

特色①

ダウ・ジョーンズ工業株価平均(円換算ベース、為替ヘッジなし)に連動する投資成果を目指して運用を行う。

ダウ・ジョーンズ工業株価平均(NYダウ)
S&P Dow Jones Indicesが算出する米国の株式の株価指数です。米国の主要業種の代表的な30の優良銘柄で構成されています。

上位組み入れ銘柄

 

特色②

購入時および換金時に手数料がかからないファンドである。

 

特色③

年1回決算を行う。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:○
楽天証券取り扱い:○
松井証券取り扱い:○
SMBC日興証券取り扱い:✕
マネックス証券取り扱い:○

 

運用実績(2022年10月31日時点)

設定からの期間5年半(2017年3月21日~)
基準価額の増減10,000円⇒23,066円:13,066円
トータルリターン109.11%(2023年1月31日)
純資産総額104.0億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年:5.9%・4.0%
2021年:31.4%・29.6%
2022年:10.8%・9.2%
収益率2018年:(2.0%)
2019年:24.4%
2020年:1.8%
2021年:35.5%
2022年:17.5%
たわらノーロード・NYダウ:交付目論見書より
たわらノーロード・NYダウ:交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額104.0億円(2022.10.31)☆☆☆☆(Normal)
資産の流入出2020年:2,037百万円
2021年:1,663百万円
2022年:3,779百万円
☆☆☆☆(Normal)
トータルリターン3年:13.56%
5年:10.95%
設定来:13.48%
☆☆☆☆(Normal)
騰落率1年:10.8%
3年:48.1%
☆☆☆☆(Normal)
信託報酬0.2475%(税込)☆☆☆☆☆(Good)
ベンチマークとの乖離プラス0.5ポイント☆☆☆☆(Good)
シャープレシオ3年:0.73
5年:0.65
設定来:0.81
☆☆☆☆(Normal)
標準偏差3年:20.31
5年:18.54
設定来:17.35
☆☆(Large)

 

評価コメント

  • 基準価額:米国の株式市場が上昇したことなどがプラスに寄与しました。結果、前期18,257円から当期20,231円(前年比1,974円)に上昇しました。
  • 純資産総額:100億円超の安定した規模のファンドです。
  • 資産の流入出:3年連続で資産が流入しています。ただし、単月ではマイナスになることもあります。
  • トータルリターン:(直近3年間の)年率13.56%。安定したリターンが期待できます。
  • 信託報酬:税込み0.2475%。インデックスファンドの中でも低コストの部類に入ります。
  • ベンチマークとの乖離:ベンチマークであるダウ・ジョーンズ工業株価平均(NYダウ)に連動した動きを見せています。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンは平均的です。
  • 標準偏差:基準価額のブレ幅は大きいです。

 

総評

One-たわらノーロード・NYダウ(以下、たわらノーロード・NYダウ)は、米国の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにダウ・ジョーンズ工業株価平均(NYダウ)を採用しています。そのため、米国の30の優良銘柄でポートフォリオを構築しています。

米国の株式市場は、期初こそ良好な企業決算を受けて上昇しましたが、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締め観測を受けて不安定な値動きとなりました。2022年以降は大幅利上げに伴う景気減速懸念から下落基調となりました。

運用成績はおおむね良好です。純資産総額は100億円にギリギリ届いており、ファンド規模の及第点にはあります。資産の流入も続いていますから、いずれは及第点を超えてくるでしょう。トータルリターンは(直近3年間の)年率が13.5%程度であり、米国の株式に投資する醍醐味を堪能することができるでしょう。さらに、信託報酬は0.2%台となっており、コストパフォーマンスも良好です。収益面・コスト面に優れるため、シャープレシオの数字も悪くありません。

ダウ・ジョーンズ工業株価平均(NYダウ)をベンチマークとするつみたてNISA対応の投資信託には、三菱UFJ国際-eMAXIS NYダウ・インデックス(以下、eMAXIS NYダウ・インデックス)と、大和-iFree NYダウ・インデックス(以下、iFree NYダウ・インデックス)の2ファンドがありました。そこに、たわらノーロード・NYダウが加わり、同指数をベンチマークとする商品は三つ巴の展開となりました。運用成績は3ファンドで甲乙付け難く、最終的には投資家の好みになりそうです。どれにしようか頭を悩ますかもしれませんが、選択肢が広がるのは良いことと捉えましょう。

 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA