ラッセル-ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(愛称:ワールド・プロフェッショナルズ)

 

 

ラッセル-ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(愛称:ワールド・プロフェッショナルズ)(以下、ワールド・プロフェッショナルズ)は、ラッセル・インベストメント株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のアクティブファンドです。

ワールド・プロフェッショナルズは、日本を除く先進国の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにMSCI コクサイ・インデックスを採用しています。そのため、米国を中心とした先進国の銘柄でポートフォリオを構築しています。

日本を除く先進国の株式への投資は、1つのマザーファンド(ラッセル・インベストメント外国株式・マザーファンド)を通じて行います。ラッセル・インベストメント外国株式・マザーファンドはアクティブファンドであるため、ワールド・プロフェッショナルズもアクティブ型の運用になります。

 

ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(愛称:ワールド・プロフェッショナルズ)の交付目論見書(2022年7月16日)はこちら

ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(愛称:ワールド・プロフェッショナルズ)の交付運用報告書(第6期:2022年4月18日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域海外・グローバル(日本を除く)
投資対象資産株式
補足分類アクティブ型
投資形態ファミリーファンド
設定日2016年6月13日
決済日毎年4月18日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジなし
信託期間無制限
NISA

 

手数料

購入時手数料購入申込受付日の基準価額に3.30%(税抜3.00%)をかけた額(上限)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率1.2100%(税抜:年率1.1000%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

信託財産の長期的な成長を図ることを目的として運用を行う。

 

特色①

日本を除く世界先進各国の株式を実質的な主要投資対象とする。

MSCI コクサイ・インデックス
Morgan Stanley Capital International(MSCI)社が算出する外国株式の株価指数です。日本を除く先進国22か国の大型株と中型株で構成されています。浮動株(市場で流通・売買されている動きのある株式)ベースの時価総額加重平均で算出しています。

上位組み入れ銘柄

 

特色②

ラッセル・インベストメントが複数の優れた運用会社を厳選し、それらをバランスよく組み合わせるとともに、必要に応じて入替などを行う。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:○
松井証券取り扱い:○
SMBC日興証券取り扱い:✕
マネックス証券取り扱い:○

 

運用実績(2022年4月末日時点)

設定からの期間6年(2016年6月13日~)
基準価額の増減10,000円⇒22,624円:△12,624円
トータルリターン△141.68%(2022年10月31日)
純資産総額11.7億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年▲10.9%・▲7.9%
2021年△56.8%・△51.3%
2022年△16.2%・△20.4%
収益率 
ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(愛称:ワールド・プロフェッショナルズ):交付目論見書より
ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(愛称:ワールド・プロフェッショナルズ):交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額11.7億円(2022.4.末)☆☆(Danger)
資産の流入出2021年:△85百万円
2020年:▲58百万円
2019年:▲28百万円
☆☆☆(Bad)
トータルリターン直近3年:△18.42%
全期間:△141.68%
期間割:△22.37%
☆☆☆☆☆☆(Great)
騰落率直近3年:△60.01%
信託報酬1.2100%(税込)☆☆(Danger)
ベンチマークとの乖離2022年:マイナス4.2ポイント☆☆(Danger)
シャープレシオ直近3年:0.96☆☆☆☆(Normal)
標準偏差直近3年:19.25☆☆☆(Slightly Large)

 

評価コメント

  • 基準価額:先進国の株式市場が上昇したことなどがプラスに寄与しました。結果、前期20,047円から当期23,301円(前年比3,254円)に上昇しました。
  • 純資産総額:10億円程度の小規模ファンドです。
  • 資産の流入出:資産は流出傾向にありますが、2021年はプラス域に持ち直しました。ただし、流入額は微々たるものです。
  • トータルリターン:平均年率22.37%。現行の投資信託の中でトップクラスの数字です。
  • 信託報酬:税込み1.2100%。アクティブファンドの中ではままある数字ですが、決して満足できる数字ではありません。
  • ベンチマークとの乖離:当期の基準価額の騰落率は、ベンチマークであるMSCI コクサイ・インデックスを4.2%下回りました。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンは平均的です。
  • 標準偏差:ブレ幅は大きいです。

 

総評

ラッセル-ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(愛称:ワールド・プロフェッショナルズ)(以下、ワールド・プロフェッショナルズ)は、日本を除く先進国の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにMSCI コクサイ・インデックスを採用しています。そのため、米国を中心とした先進国の銘柄でポートフォリオを構築しています。

当ファンドの投資対象である外国の株式は、期初から9月上旬にかけて、米国のインフレーションの懸念による長期金利の一時的上昇や、世界的な新型コロナウイルスのデルタ株による感染拡大などにより下落する局面もありましたが、ワクチン普及による世界経済の回復期待、行動制限の緩和、米国の早期利上げ懸念の後退、欧州中央銀

行(ECB)の金融緩和の長期化観測、米欧の堅調な経済指標などを背景に上昇基調で推移しました。2022年1月~3月にかけて、米国の金融引き締め前倒しへの警戒感や、ウクライナ情勢の緊迫化などから下落し、ロシアのウクライナ侵攻後は、ロシアへの経済制裁が強化されたことに伴い、エネルギー価格が急騰し、世界経済への不安が高まったことで下落に拍車がかかりました。

運用成績は、一長一短です。トータルリターンは全期間の平均年率が20%超と、現行の投資信託の中でもトップクラスの数字を誇っていますが、その他の項目はあまり良いところがありません。純資産総額は10億円程度で、直近の資産の流入出はどちらかと言えば流出傾向にあります。信託報酬は1.0%を超えており、最近のアクティブファンドと比べるとやや重い数字となっています。アクティブファンドながらもベンチマークを設定していますが、当然のことながら連動しているわけではなく、乖離幅は基本的に大きいです。一方、潜在的なリスクはあるものの、リターンが大きいため、シャープレシオも大きくなっています。

ファンド自体の安定性にさえ目を瞑れば、アクティブファンドとしての本懐は十分に達成している商品であると言えます。設定から5年以上が経過しているため、リターンの数字もある程度信頼していいと思います。SBI証券のiDeCo対応の商品の中では数少ないアクティブ運用の商品でもあります。

 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA