三井住友DS-三井住友・DC外国リート・インデックスファンド

 

 

三井住友DS-三井住友・DC外国リート・インデックスファンド(以下、三井住友・DC外国リート・インデックスファンド)は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のインデックスファンドです。

三井住友・DC外国リート・インデックスファンドは、日本を除く外国の不動産投資信託証券(REIT)に投資する投資信託で、ベンチマークにS&P 先進国REITインデックスを採用しています。そのため、先進国を中心とした不動産投資信託証券(REIT)でポートフォリオを構築しています。

日本を除く外国の不動産投資信託証券(REIT)への投資は、1つのマザーファンド(外国リート・インデックス・マザーファンド)を通じて行います。外国リート・インデックス・マザーファンドはインデックスファンドであるため、三井住友・DC外国リート・インデックスファンドもインデックス型の運用になります。

 

三井住友・DC外国リート・インデックスファンドの交付目論見書(2022年5月20日)はこちら

三井住友・DC外国リート・インデックスファンドの交付運用報告書(第6期:2022年2月25日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域海外・グローバル(日本を除く)
投資対象資産不動産投資信託証券(REIT)
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2016年9月23日
決済日毎年2月25日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジなし
信託期間無制限
NISA

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.2970%(税抜:年率0.2700%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

日本を除く世界各国において上場している不動産投資信託証券(REIT)に投資し、S&P 先進国REITインデックス(除く日本・配当込み・円換算ベース)の動きに連動する投資成果を目指す。

 

特色①

S&P 先進国REITインデックス(除く日本・配当込み・円換算ベース)をベンチマークとし、ベンチマークの動きに連動する投資成果を目指す。

S&P 先進国REITインデックス
S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス社が算出する先進国の不動産投資信託(REIT)の動向を表す指数です。REIT市場がある先進国のうち、時価総額や流動性などの基準を満たす銘柄を基準とした時価総額加重平均で算出しています。

上位組み入れ銘柄

 

特色②

実質組み入れ外貨建て資産については、原則として、対円での為替ヘッジを行わない。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:○
松井証券取り扱い:○
SMBC日興証券取り扱い:○
マネックス証券取り扱い:○

 

運用実績(2022年3月31日時点)

設定からの期間6年(2016年9月23日~)
基準価額の増減10,000円⇒17,149円:△7,149円
トータルリターン△56.98%(2022年10月31日)
純資産総額193.0億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年△12.9%・△19.5%
2021年▲10.4%・▲9.7%
2022年△24.5%・△25.3%
収益率2018年▲9.0%
2019年△21.1%
2020年▲13.7%
2021年△50.0%
2022年△4.5%
三井住友・DC外国リート・インデックスファンド:交付目論見書より
三井住友・DC外国リート・インデックスファンド:交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額193.0億円(2022.3.31)☆☆☆☆☆(Good)
資産の流入出2021年:△4,015百万円
2020年:△2,605百万円
2019年:△3,222百万円
☆☆☆☆☆(Good)
トータルリターン直近3年:△6.85%
全期間:△56.98%
期間割:△9.37%
☆☆☆(Bad)
騰落率直近3年:△21.52%
信託報酬0.2970%(税込)☆☆☆☆☆(Good)
ベンチマークとの乖離2022年:マイナス0.8ポイント☆☆☆☆(Normal)
シャープレシオ直近3年:0.29☆(Worst)
標準偏差直近3年:23.68☆☆(Large)

 

評価コメント

  • 基準価額:外国の不動産投資信託証券(REIT)市場が上昇したことなどがプラスに寄与しました。結果、前期11,964円から当期14,891円(前年比2,927円)に上昇しました。
  • 純資産総額:100億円超の安定した規模のファンドです。
  • 資産の流入出:3年連続で資産が流入しています。流入額も毎年数十億程度となっています。
  • トータルリターン:平均年率9.37%。堅実なリターンが期待できます。
  • 信託報酬:税込み0.2970%。インデックスファンドの中でも低コストの部類に入ります。
  • ベンチマークとの乖離:当期の基準価額の騰落率は、ベンチマークであるS&P 先進国REITインデックスを0.8%下回りました。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンはほとんどありません。
  • 標準偏差:ブレ幅は非常に大きいです。

 

総評

三井住友DS-三井住友・DC外国リート・インデックスファンド(以下、三井住友・DC外国リート・インデックスファンド)は、日本を除く外国の不動産投資信託証券(REIT)に投資する投資信託で、ベンチマークにS&P 先進国REITインデックスをベンチマークに採用しています。そのため、先進国を中心とした不動産投資信託証券(REIT)でポートフォリオを構築しています。

当ファンドの投資対象である外国の不動産投資信託証券(REIT)は、新型コロナウイルスのワクチン接種が拡大したことや、各国政府による大規模な経済刺激策などを受けて上昇しました。2021年9月、世界で金利が上昇したこと、11月後半には変異ウイルス(オミクロン型)による感染再拡大が見られたことなどから下落する局面もありました。しかし、不動産市場のファンダメンタルズが堅調であったことなどが下支えしました。

運用成績は、おおむね良好です。純資産総額は安定域に達しており、ここ3年間は毎年数十億円の資産が流入しています。トータルリターンは全期間の平均年率が10%前後で、一定のリターンが期待できます。コスト面はインデックスファンドとしての最上の数字ではありませんが、十分に低コストであると言えます。指数との連動性も良好で、おおむね±1.0%以内に抑えられています。一方、リスク値はやや難があります。一定のリターンは上げていますが、リスク対してやや物足りないということか、シャープレシオは小さい数字となっています。また、基準価額の値幅もやや大きいです。

外国(主に先進国)の不動産投資信託証券(REIT)に投資する商品であるため、株式に投資する商品に比べると、市場の伸びがやや悪く、株式に遅れて回復してきている印象です。ただし、不動産への分散投資が可能な投資信託としては決して悪い商品ではありません。特に、SBI証券のiDeCoにおいて、外国の不動産投資信託証券(REIT)に投資しようとする場合は、十分に候補の一つになり得ます。

 

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