SBI-セレブライフ・ストーリー2025 / SBI-セレブライフ・ストーリー2035

 

 

SBI-セレブライフ・ストーリー2025(以下、セレブライフ・ストーリー2025または2025)およびSBI-セレブライフ・ストーリー2035(以下、セレブライフ・ストーリー2035または2035)は、SBIアセットマネジメント株式会社(委託会社)のファンド・オブ・ファンズ方式のアクティブファンドです。

セレブライフ・ストーリー2025およびセレブライフ・ストーリー2035は、9つの資産(国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、ヘッジファンド、コモディティ、不動産投資信託証券(REIT))に投資する投資信託です。設定直後は株式優位の積極的な運用を図り、ターゲット・イヤー(それぞれ2025年および2035年)に近づくにつれて債券優位の安定運用に移行します。また、ターゲット・イヤー後は、純資産総額の4分の3を債券で運用し、以後は9つの資産の投資比率を固定します。

9つの資産への投資は、14のファンド(iシェアーズ・コア・TOPIX・ETF、シュワプ・US・ラージキャップ・ETF、バンガード・FTSE・ヨーロッパ・ETF、バンガード・FTSE・デベロップド・アジア・パシフィック・UCITS・ETF、SPDR ポートフォリオ・新興国株式・ETF、バンガード・スモールキャップ・ETF、バンガードFTSE・オールワールド・スモールキャップ・ETF、MUAM 日本債券インデックスファンド、MUAM 外国債券インデックスファンド、バンガード・米ドル建て・新興国政府債券・ETF、IQ ヘッジ・マルチストラテジー・トラッカー・ETF、インベスコ・ブルームバーグ・コモディティ・UCITS・ETF、abrdn フィジカル・ゴールド・シェアーズ・ETF、シュワプ・USリート・ETF)を通じて行われます。

 

セレブライフ・ストーリー2025の交付目論見書(2022年12月15日)はこちら

セレブライフ・ストーリー2035の交付目論見書(2022年12月15日)はこちら

セレブライフ・ストーリー2025の交付運用報告書(第11期:2022年9月14日)はこちら

セレブライフ・ストーリー2035の交付運用報告書(第11期:2022年9月14日)はこちら

 


 

基本情報

 20252035
単位型・追加型追加型追加型
投資対象地域内外・グローバル(日本を含む)内外・グローバル(日本を含む)
投資対象資産資産複合資産複合
補足分類アクティブ型アクティブ型
投資形態ファンド・オブ・ファンズファンド・オブ・ファンズ
設定日2012年1月23日2012年1月23日
決済日毎年9月14日(休業日の場合は翌営業日)毎年9月14日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回年1回
為替ヘッジあり(適時)あり(適時)
信託期間無期限無制限
NISA

 

手数料

 20252035
購入時手数料購入申込受付日の基準価額に3.30%(税抜:3.00%)をかけた額(上限)購入申込受付日の基準価額に3.30%(税抜:3.00%)をかけた額(上限)
信託財産留保額換金申込受付日の基準価額に0.30%をかけた額換金申込受付日の基準価額に0.30%をかけた額
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に対して、年率0.4840%(税抜:0.4400%)以内をかけた額日々の純資産総額に対して、年率0.4840%(税抜:0.4400%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

ターゲット・イヤーを想定し、運用の時間経過とともに資産配分を変更することにより、投資信託財産の中長期的な成長を図ることを目指して運用を行う。

 

特色①

ターゲット・イヤー(安定運用開始時期)を想定した4種類のファンドから構成されている。

セレブライフ・ストーリー2025・2035:交付目論見書より

 

特色②

主として、上場投資信託証券(ETF)および投資信託証券への投資を通じて、国内株式、先進国株式、新興国株式、オルタナティブ資産(ヘッジファンド、コモディティ、不動産投資信託証券(REIT))、日本債券および世界の国債など、広範囲な各資産へ分散投資する。

 

特色③

ターゲット・イヤー(安定運用開始時期)に向けて、安定生産の投資割合を高め、徐々に安定運用に移行する。

セレブライフ・ストーリー2025・2035:交付目論見書より

 

特色④

本ファンドの運用にあたっては、「モーニングスター・アセットマネジメント株式会社」の投資助言を受ける。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:〇
松井証券取り扱い:〇
SMBC日興証券取り扱い:✕
マネックス証券取り扱い:✕

 

運用実績(2022年9月30日時点)

 20252035
設定からの期間11年(2012年1月23日~)11年(2012年1月23日~)
基準価額の増減10,000円⇒14,172円:4,172円10,000円⇒15,616円:5,616円
トータルリターン41.00%(2022年12月31日)56.41%(2022年12月31日)
純資産総額17.0億円28.5億円
分配金実績発生していない(累計0円)発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年:3.1%
2021年:3.6%
2022年:(1.2%)
2020年:3.3%
2021年:6.6%
2022年:(0.2%)
収益率2018年:(4.0%)
2019年:6.5%
2020年:3.5%
2021年:2.8%
2022年:(4.2%)
2018年:(5.9%)
2019年:9.0%
2020年:3.4%
2021年:4.9%
2022年:(4.1%)

セレブライフ・ストーリー2025

セレブライフ・ストーリー2025・2035:交付目論見書より
セレブライフ・ストーリー2025・2035:交付目論見書より

セレブライフ・ストーリー2035

セレブライフ・ストーリー2025・2035:交付目論見書より
セレブライフ・ストーリー2025・2035:交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

セレブライフ・ストーリー2025

項目数値評価
純資産総額17.0億円(2022.9.30)☆☆(Very Bad)
資産の流入出2020年:166百万円
2021年:227百万円
2022年:89百万円
☆☆☆(Bad)
トータルリターン3年:0.46%
5年:0.72%
設定来:3.20%
☆☆(Very Bad)
騰落率1年:(1.2%)
3年:5.5%
☆☆☆(Bad)
信託報酬0.4840%(税込)☆☆☆☆(Normal)
ベンチマークとの乖離
シャープレシオ3年:0.13
5年:0.21
設定来:0.63
☆☆(Very Bad)
標準偏差3年:4.25
5年:3.77
設定来:5.15
☆☆☆☆☆☆(Small)

セレブライフ・ストーリー2035

項目数値評価
純資産総額28.5億円(2022.3.31)☆☆(Very Bad)
資産の流入出2020年:276百万円
2021年:474百万円
2022年:352百万円
☆☆☆(Bad)
トータルリターン3年:1.39%
5年:1.35%
設定来:4.18%
☆☆(Very Bad)
騰落率1年:(0.2%)
3年:9.7%
☆☆☆(Bad)
信託報酬0.4840%(税込)☆☆☆☆(Normal)
ベンチマークとの乖離
シャープレシオ3年:0.26
5年:0.28
設定来:0.62
☆☆☆(Bad)
標準偏差3年:6.01
5年:5.41
設定来:6.98
☆☆☆☆☆☆(Small)

 

評価コメント

  • 基準価額:世界の株式市場が下落したことなどがマイナスに寄与しました。結果、セレブライフ・ストーリー2025は、前期14,769円から当期14,585円(前期比-184円)に下落し、セレブライフ・ストーリー2035は、前期16,227円から当期16,194円(前期比-33円)に下落しました。
  • 純資産総額:2ファンドとも30億円に満たない小規模ファンドです。
  • 資産の流入出:2ファンドとも3年連続で資産が流入しています。ただし、2ファンドとも流入額は微々たるものです。
  • トータルリターン:セレブライフ・ストーリー2025は(直近3年間の)年率0.46%。セレブライフ・ストーリー2035は(直近3年間の)年率1.39%。2ファンドともバランス型の投資信託として見てもリターンは良くありません。
  • 信託報酬:2ファンドとも税込み0.4840%。インデックスファンドの中では平均的な数字です。
  • ベンチマークとの乖離:交付運用報告書にベンチマーク騰落率の記載がないため、評価の対象としていません。
  • シャープレシオ:2ファンドともリスクに対するリターンはとても小さいです。
  • 標準偏差:2ファンドとも基準価額のブレ幅は小さいです。

 

総評

SBI-セレブライフ・ストーリー2025(以下、セレブライフ・ストーリー2025または2025)およびSBI-セレブライフ・ストーリー2035(以下、セレブライフ・ストーリー2035または2035)は、9つの資産(国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、ヘッジファンド、コモディティ、不動産投資信託証券(REIT))に投資する投資信託です。設定直後は株式優位の積極的な運用を図り、ターゲット・イヤー(それぞれ2025年および2035年)に近づくにつれて債券優位の安定運用に移行します。また、ターゲット・イヤー後は、純資産総額の4分の3を債券で運用し、以後は9つの資産の投資比率を固定します。

投資対象の資産にオルタナティブ商品が含まれている点が、他の投資信託とは異なる特徴です。また、オルタナティブ商品の投資比率は、運用期間のどの時期においても株式とほぼ同じです。運用開始直後はオルタナティブ商品+株式と、債券の投資比率がほぼ半々になりますが、ターゲット・イヤーに近づくにつれて債券の投資比率が高まり、ターゲット・イヤー(安定運用開始時期)後は、純資産総額の4分の3を債券で運用します。

要するに、現時点がターゲット・イヤーからどれだけ離れているか(どれだけ近いか)によって運用成績に差ができるということになります。セレブライフ・ストーリーシリーズは、ターゲット・イヤーが2025年、2035年、2045年、2055年に設定されている4タイプの商品群です。このうち、今回はターゲット・イヤーが2025年と2035年に設定されているセレブライフ・ストーリー2025およびセレブライフ・ストーリー2035を紹介しています。

セレブライフ・ストーリー2025は、現時点(2022年9月)でターゲット・イヤーまで5年を切っているため、すでに債券の投資比率が60%を超え、安定運用のフェーズに入っています。そのためか、他の3ファンドに比べると資産が流出している時期もあります。リスクに対してリターンも下がっており、結果的にほとんどの指標が最も悪くなっています。一方、セレブライフ・ストーリー2035は、ターゲット・イヤーまでまだ10年以上あり、セレブライフ・ストーリー2025に比べると収益性が高い状態にあります。ただし、債券の投資比率は50%を超えており、すでに安定運用の商品であると捉えておいた方が良いでしょう。

 

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