SBI-SBI・グローバル・バランスファンド

 

 

SBI-SBI・グローバル・バランスファンド(以下、SBI・グローバル・バランスファンド)は、SBIアセットマネジメント株式会社(委託会社)のファンド・オブ・ファンズ方式のアクティブファンドです。

SBI・グローバル・バランスファンドは、世界の株式および債券に投資する投資信託です。株式と債券の投資比率は、株式40%、債券60%を基本とします。

世界の株式および債券への投資は、9つのファンド(iシェアーズ・コア・TOPIX・ETF、SPDR ポートフォリオ・デベロップドワールド・ETF、シュワプ・US・ブロード・マーケット・ETF、SPDR ポートフォリオ・エマージング・マーケット・ETF、MUAM 日本債券インデックスファンド、NEXT FUNDS 国内債券・NOMURA-BPI総合連動型上場投信、バンガード・トータル・インターナショナル債券・ETF(ヘッジあり)、シュワプ・UD・アグリゲート・ボンド・ETF、バンガード・米ドル建て・新興国政府債券・ETF)を通じて行います。

 

SBI・グローバル・バランスファンドの交付目論見書(2022年12月21日)はこちら

SBI・グローバル・バランスファンドの交付運用報告書(第4期:2022年9月20日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域内外・グローバル(日本を含む)
投資対象資産資産複合
補足分類アクティブ型
投資形態ファンド・オブ・ファンズ
設定日2018年10月4日
決済日毎年9月20日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジあり(部分)
信託期間無制限
NISA

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.2090%(税抜:年率0.1900%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

信託財産の中長期的な成長を目指して運用を行う。

 

特色①

日本を含む全世界の株式および債券へ分散投資を行う。

 

特色②

基本資産配分比率は、債券60%、株式40%を基本とする。

基本資産配分比率

 

特色③

投資対象ファンドの選定および投資比率については、モーニングスター・アセットマネジメント株式会社からの投資助言を受ける。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:✕
松井証券取り扱い:✕
SMBC日興証券取り扱い:✕
マネックス証券取り扱い:✕

 

運用実績(2022年9月30日時点)

設定からの期間4年(2018年10月4日~)
基準価額の増減10,000円⇒10,754円:754円
トータルリターン8.47%(2022年12月31日)
純資産総額46.9億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年:4.1%
2021年:12.6%
2022年:(5.7%)
収益率2018年:(6.7%)
2019年:12.2%
2020年:6.6%
2021年:9.2%
2022年:(11.8%)
SBI・グローバル・バランスファンド:交付目論見書より
SBI・グローバル・バランスファンド:交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額46.9億円(2022.9.30)☆☆(Very Bad)
資産の流入出2020年:830百万円
2021年:1,751百万円
2022年:1,979百万円
☆☆☆☆(Normal)
トータルリターン3年:1.16%
5年:
設定来:1.97%
☆☆(Very Bad)
騰落率1年:(5.7%)
3年:11.0%
☆☆☆(Bad)
信託報酬0.2750%(税込)☆☆☆☆☆(Good)
ベンチマークとの乖離
シャープレシオ3年:0.17
5年:
設定来:0.41
☆☆(Very Bad)
標準偏差3年:9.01
5年:
設定来:8.21
☆☆☆☆☆(Slightly Small)

 

評価コメント

  • 基準価額:世界の株式市場が下落したことなどがマイナス寄与しました。結果、前期11,875円から当期11,204円(前年比-671円)に下落しました。
  • 純資産総額:50億円に満たない小規模ファンドです。
  • 資産の流入出:3年連続で資産が流入しています。
  • トータルリターン:(直近3年間の)年率1.16%。リターンはほとんど実感できません。
  • 信託報酬:税込み0.2090%。インデックスファンドと比べても遜色ない数字です。
  • ベンチマークとの乖離:交付運用報告書にベンチマーク騰落率の記載がないため、評価の対象としていません。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンはとても小さいです。
  • 標準偏差:基準価額のブレ幅はやや小さいです。

 

総評

SBI-SBI・グローバル・バランスファンド(以下、SBI・グローバル・バランスファンド)は、世界の株式および債券に投資する投資信託です。株式と債券の投資比率は、株式40%、債券60%を基本とします。

国内の株式市場は、期初から2021年9月までは軟調に推移しましたが、10月に入って上昇しました。2022年3月は当期の安値水準を付けました。期末にかけては下落しましたが、一時的にレンジを切り上げた動きとなりました。しかし2022年9月は下振れ気味で引けました。先進国の株式市場は、2021年9月から12月まではほぼ横ばいに推移しました。2021年12月にかけては当期の高値水準を付けました。2021年12月2022年6月まで下落基調で推移し、当期の安値水準を付けました。2022年7月に一時的に上昇したものの、8月に入ってからは下落に転じました。2022年9月は続落し、軟化したまま期末を迎えました。新興国の株式市場は、2022年7月までは下落傾向となり、7月以降は小康状態が続きました。

運用成績は、総じて良くありません。純資産総額は50億円に届かず、直近の資産の流入額も20億円程度に留まっています。トータルリターンは平均年率1.16%で、収益性を求める数字ではありません。債券優位の運用であるため、潜在的なリスクは抑えられているものの、収益性が低いため、シャープレシオも小さくなっています。

株式と債券の両運用により、複数の資産への分散投資が最たる目的になります。投資対象の地域・国は、日本、日本および米国を除く先進国、米国、新興国に区分され、それぞれの投資比率もバランスが取れているように感じます。ただし、純資産総額の40%を株式で運用している割には、収益性が低いです。

コスト面は優秀で、基準価額の値動きも小さいため、バランス型・安定型の資産としては優秀に感じますが、SBI証券のiDeCo対応商品のラインナップの中では、どっちつかずな印象強いです。

 

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