レオス-ひふみ年金

 

 

レオス-ひふみ年金(以下、ひふみ年金)は、レオス・キャピタルワークス株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のアクティブファンドです。

ひふみ年金は、世界の株式に投資する投資信託です。産業のトレンドを勘案しつつ、定性・定量の両方面から徹底的な調査・分析を行い、市場価値が割安と考えられる銘柄でポートフォリオを構築しています。

世界の株式への投資は、1つのマザーファンド(ひふみ投信・マザーファンド)を通じて行います。ひふみ投信・マザーファンドはベンチマークを上回ることを目指したアクティブファンドであるため、ひふみ年金もアクティブ型の運用をしています。

 

ひふみ年金の交付目論見書(2022年12月17日)はこちら

ひふみ年金の交付運用報告書(第6期:2022年9月30日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域内外・グローバル(日本を含む)
投資対象資産株式
補足分類アクティブ型
投資形態ファミリーファンド
設定日2016年10月3日
決済日毎年9月30日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジなし
信託期間無制限
NISA

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.8360%(税抜:年率0.7600%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

受益者の長期的な資産形成に貢献するために、円貨での信託財産の長期的な成長を図ることを目的として、ひふみ投信・マザーファンドの受益証券を通じて、国内外の株式に投資することにより積極運用を行う。

 

特色①

国内外の上場株式を主要な投資対象とし、市場価値が割安と考えられる銘柄を選別して長期的に投資する。

ひふみ年金:交付目論見書より

上位組み入れ銘柄

 

特色②

株式の組み入れ比率は変化する。

 

特色③

運用はファミリーファンド方式により、マザーファンドを通じて行う。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:✕
松井証券取り扱い:〇
SMBC日興証券取り扱い:〇
マネックス証券取り扱い:〇

 

運用実績(2022年9月30日時点)

設定からの期間6年(2016年10月3日~)
基準価額の増減10,000円⇒16,065円:6,065円
トータルリターン62.95%(2022年12月31日)
純資産総額516.7億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:参考指数騰落率)2020年:23.4%・4.9%
2021年:16.5%・27.5%
2022年:(18.1%)(7.1%)
収益率2018年:(21.1%)
2019年:23.1%
2020年:20.7%
2021年:3.4%
2022年:(14.7%)
ひふみ年金:交付目論見書より
ひふみ年金:交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額516.7億円(2022.9.30)☆☆☆☆☆☆(Very Good)
資産の流入出2020年:12,908百万円
2021年:17,128百万円
2022年:(2,831百万円)
☆☆☆☆☆☆(Very Good)
トータルリターン3年:2.63%
5年:0.99%
設定来:8.24%
☆☆(Very Bad)
騰落率1年:(18.1%)
3年:21.9%
☆☆☆(Bad)
信託報酬0.8360%(税込)☆☆☆(Bad)
ベンチマークとの乖離マイナス1.1ポイント☆☆(Bad)
シャープレシオ3年:0.25
5年:0.14
設定来:0.57
☆☆☆(Bad)
標準偏差3年:15.43
5年:15.97
設定来:15.06
☆☆☆☆(Middle)

 

評価コメント

  • 基準価額:国内の株式市場が下落したことなどがマイナスに寄与しました。結果、前期19,613円から当期16,065円(前年比-3,548円)に下落しました。
  • 純資産総額:500億円超の巨大ファンドです。
  • 資産の流入出:資産は流入傾向にありますが、2022年は資産が流出しました。
  • トータルリターン:(直近3年間の)年率2.63%。大きなリターンは期待できません。
  • 信託報酬:税込み0.8360%。アクティブファンドとしては許容できる数字です。
  • ベンチマークとの乖離:参考指数である東証株価指数(TOPIX)を下回りました。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンはやや小さいです。
  • 標準偏差:基準価額のブレ幅は平均的です。

 

総評

レオス-ひふみ年金(以下、ひふみ年金)は、世界の株式に投資する投資信託です。産業のトレンドを勘案しつつ、定性・定量の両方面から徹底的な調査・分析を行い、市場価値が割安と考えられる銘柄でポートフォリオを構築しています。

運用成績は一長一短です。純資産総額と資産の流入出は申し分ない数字で、ファンドの安定を感じさせます。ただし、2022年は資産が流出したため、今後も注視していく必要があります。トータルリターンは年率5%未満で、徐々に下がってきています。参考指数との乖離度はそこまで気にする必要ありません。当ファンドの参考指数はあってないようなものです。信託報酬はアクティブファンドとしてみれば許容できる範囲ですが、決してコストパフォーマンスが良いとは言えません。リターンが小さいため、シャープレシオも小さくなっています。

当ファンドの投資対象は、日本を含む世界の株式ですが、国内の株式への投資比率が80%を超えているため、実質的に国内の株式を投資対象とした投資信託の運用に近くなります。弟分的なファンドであるレオス-ひふみワールド年金(ひふみワールド年金)とは対照的な商品です。

国内の株式への投資を中心としたひふみ年金は、同委託会社の主力商品であるレオス-ひふみプラス(以下、ひふみプラス)に、国外の株式への投資を中心としたひふみワールド年金は、レオス-ひふみワールド+(以下、ひふみワールド+とほぼ同じような運用方針であるため、運用成績も同ファンドを参照するとイメージしやすいでしょう。

 

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