レオス-ひふみワールド年金

 

 

レオス-ひふみワールド年金(以下、ひふみワールド年金)は、レオス・キャピタルワークス株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のアクティブファンドです。

ひふみワールド年金は、日本を除く世界の株式に投資する投資信託です。産業のトレンドを勘案しつつ、定性・定量の両方面から徹底的な調査・分析を行い、市場価値が割安と考えられる銘柄でポートフォリオを構築しています。

日本を除く世界の株式への投資は、1つのマザーファンド(ひふみワールド・マザーファンド)を通じて行います。ひふみワールド・マザーファンドはベンチマークを上回ることを目指したアクティブファンドであるため、ひふみワールド年金もアクティブ型の運用をしています。

 

ひふみワールド年金の交付目論見書(2022年11月12日)はこちら

ひふみワールド年金の交付運用報告書(第1期:2022年2月15日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域海外・グローバル(日本を除く)
投資対象資産株式
補足分類アクティブ型
投資形態ファミリーファンド
設定日2021年9月24日
決済日毎年2月15日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジなし
信託期間無制限
NISA

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率1.1000%(税抜:年率1.0000%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

受益者の長期的な資産形成に貢献するために、信託財産の長期的な成長を図ることを目的として、ひふみワールド・マザーファンドの受益証券を通じて、日本を除く世界各国の株式などに投資することにより積極運用を行う。

 

特色①

日本を除く世界各国の株式などを主要な投資対象とし、成長性が高い判断される銘柄を中心に選別して投資する。

上位組み入れ銘柄

 

特色②

株式の組み入れ比率は変化する。

 

特色③

株式の組み入れ資産については、原則として、為替ヘッジを行わない。

 

特色④

運用はファミリーファンド方式により、マザーファンドを通じて行う。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:✕
松井証券取り扱い:✕
SMBC日興証券取り扱い:〇
マネックス証券取り扱い:✕

 

運用実績(2022年8月31日時点)

設定からの期間1年(2021年9月24日~)
基準価額の増減10,000円⇒9,800円:▲200円
トータルリターン△1.64%(2022年10月31日)
純資産総額1.1億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2022年▲5.6%
収益率2021年△4.1%
2022年▲5.8%
ひふみワールド年金:交付目論見書より
ひふみワールド年金:交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額1.1億円(2022.8.31)☆(Worst)
資産の流入出2021年:△1百万円
2020年:
2019年:
☆☆☆(Bad)
トータルリターン直近3年:
全期間:△1.64%
期間割:△1.51%
☆☆(Danger)
騰落率直近3年:
信託報酬1.1000%(税込)☆☆☆(Bad)
ベンチマークとの乖離
シャープレシオ直近3年:
標準偏差直近3年:

 

評価コメント

  • 基準価額:外国の株式市場が下落したことなどがプラスに寄与しました。結果、前期10,000円から当期9,444円(前年比-556円)に下落しました。
  • 純資産総額:1億円にも満たない極小規模のファンドです。
  • 資産の流入出:2022年は資産が流入しているとは言えないレベルの額となっています。
  • トータルリターン:平均年率1.51%。リターンは期待できませんが、設定からの期間が短いため、今後の可能性はまだあります。
  • 信託報酬:税込み1.1000%。アクティブファンドとしては許容範囲の数字です。
  • ベンチマークとの乖離:交付運用報告書にベンチマーク騰落率の記載がないため、評価の対象としていません。
  • シャープレシオ:設定から3年が経過していないため、評価の対象としていません。
  • 標準偏差:設定から3年が経過していないため、評価の対象としていません。

 

総評

レオス-ひふみワールド年金(以下、ひふみワールド年金)は、世界の株式に投資する投資信託です。産業のトレンドを勘案しつつ、定性・定量の両方面から徹底的な調査・分析を行い、市場価値が割安と考えられる銘柄でポートフォリオを構築しています。

運用成績は、総じて悪いです。設定日が2021年9月24日と、設定からの期間が短いゆえに正確な評価ができていない部分も多いですが、一見していいところがありません。最大の原因は世界的な株価髙のピークの前後に発行されたということでしょう。2021年末にピークを迎えた米国を中心とした株価は、2022年直後の原油高の上昇とロシアのウクライナ侵攻、米国の金利政策の段階的な締め付けなどにより、大幅に下落しました。この下落は緩やかながらも現在まで続いています。当ファンドの運用期間の大部分が、この下降局面に入っていることで、騰落率、トータルリターンなどの数字もおおむねマイナスになっています。

運用の基本スタンスは同委託会社のレオス-ひふみワールド+(以下、ひふみワールド+)などに酷似しているため、今後の運用成績などはひふみワールド+を参考にするといいでしょう。いずれにしても、世界の株式市場が下降局面から脱さない限り、当ファンドの成績が上がることもないでしょう。少なくとも、2022年内にこれを打開する出来事は起きそうにもありません。

 

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