三菱UFJ国際-三菱UFJ・純金ファンド(愛称:ファインゴールド)

 

 

三菱UFJ国際-三菱UFJ・純金ファンド(愛称:ファインゴールド)(以下、三菱UFJ・純金ファンド)は、三菱UFJ国際投信株式会社(委託会社)の投資信託です。

三菱UFJ・純金ファンドは、純金に投資する投資信託です。純金への投資は、1つの上場投資信託証券(ETF)(純金上場信託(愛称:金の果実))を通じて行います。

 

三菱UFJ・純金ファンド(愛称:ファインゴールド)の交付目論見書(2022年10月20日)はこちら

三菱UFJ・純金ファンド(愛称:ファインゴールド)の交付運用報告書(第11期:2022年1月20日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域国内・日本
投資対象資産その他資産(純金)
補足分類
投資形態
設定日2011年2月7日
決済日毎年1月20日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジなし
信託期間無制限
NISA

 

手数料

購入時手数料購入申込受付日の基準価額に1.10%(税込:1.00%)以内をかけた額(上限)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.5500%(税抜:年率0.5000%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

わが国の取引所における金価格の値動きをとらえることを目指す。

 

特色①

「純金上場信託(愛称:金の果実)」を主要投資対象とする。

三菱UFJ・純金ファンド(愛称:ファインゴールド):交付目論見書より

 

特色②

年1回の決算時(1月20日)に分配金額を決定します。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:〇
松井証券取り扱い:〇
SMBC日興証券取り扱い:✕
マネックス証券取り扱い:〇

 

運用実績(2022年7月29日時点)

設定からの期間11年半(2011年2月7日~)
基準価額の増減10,000円⇒18,687円:△8,687円
トータルリターン△93.29%(2022年10月31日)
純資産総額834.8億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:参考指数騰落率)2020年△21.0%・△22.5%
2021年△12.2%・△11.9%
2022年△6.9%・△9.3%
収益率2018年▲4.5%
2019年△15.2%
2020年△19.1%
2021年△3.5%
2022年△12.5%
三菱UFJ・純金ファンド(愛称:ファインゴールド):交付目論見書より
三菱UFJ・純金ファンド(愛称:ファインゴールド):交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額834.8億円(2022.7.29)☆☆☆☆☆☆(Great)
資産の流入出2021年:△3,310百万円
2020年:△23,388百万円
2019年:△9,810百万円
☆☆☆☆☆(Good)
トータルリターン直近3年:△13.18%
全期間:△93.29%
期間割:△8.00%
☆☆☆(Bad)
騰落率直近3年:△47.74%
信託報酬0.5500%(税込)☆☆☆☆(Normal)
ベンチマークとの乖離2022年:マイナス2.4ポイント
シャープレシオ直近3年:0.94☆☆☆☆(Normal)
標準偏差直近3年:14.09☆☆☆☆(Middle)

 

評価コメント

  • 基準価額:純金市場が上昇したことなどがプラスに寄与しました。結果、前期15,782円から当期16,869円(前年比1,087円)に上昇しました。
  • 純資産総額:800億円超の巨大ファンドです。
  • 資産の流入出:3年連続で資産が流入しており、流入額は非常に大きいです。2020年は単年で100億円を超えています。
  • トータルリターン:平均年率8.00%。堅実なリターンが期待できます。
  • 信託報酬:税込み0.5500%。インデックスファンドと比べてもそん色ない数字です。
  • ベンチマークとの乖離:当期の基準価額の騰落率は、参考指数である1g当たりの純金の理論金額を2.4%下回りました。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンは平均的です。
  • 標準偏差:ブレ幅は平均的です。

 

総評

三菱UFJ国際-三菱UFJ・純金ファンド(愛称:ファインゴールド)(以下、三菱UFJ・純金ファンド)は、純金に投資する投資信託です。純金への投資は、1つの上場投資信託証券(ETF)(純金上場信託(愛称:金の果実))を通じて行います。

当ファンドの投資対象である純金は、期首から2021年3月まで、米国の長期金利の上昇を受け、金を売る動きが強まって下落しました。 2021年4月以降は、米国の長期金利の上昇がピークアウトしたとの見方が広がり、金を買い戻す動きが強まりました。2021年9月以降、米国の長期金利が再び上昇基調へと転じ、為替も米ドルが買われる展開となりました。金利上昇・米ドル高はいずれも金の売り材料と見なされることが多いのですが、逆に金価格は反転上昇傾向となりました。実物資産の金への投資をインフレヘッジ手段と捉えたり、オミクロン株による新型コロナウイルス感染症の急拡大なども安全資産とされる金を買う動きにつながりました。

運用成績は、総じて良好です。純資産総額も大きく、直近の資産の流入出も申し分ありません。トータルリターンは全期間の平均年率が10%を超えていません。しかし、直近3年間に限定すれば10%を超えており、安定した収益を得られる可能性が高いです。値動きも緩やかな上昇が基本であるため、シャープレシオや標準偏差の数値も良好です。

純金を投資対象とした投資信託は比較的少なく、SBI証券のiDeCo対応商品については当ファンドだけです。純金の強みは平時よりも有事に効果を発揮します。大幅な価格の上昇はないものの、様々なリスク的変動があっても値崩れしにくい純金は、新型コロナウイルスの流行やロシアのウクライナ侵攻という世界的な危機に対しても強く、2022年になってから株式市場が軒並み下落しているのに対し、安定して上昇を続けています。

上場投資信託証券(ETF)を介した投資信託というかたちで投資するよりも、純金を直接購入して資産形成した方が、コストがかからない分良いだろうという声も聞こえますが、投資信託であればドルコスト均等法が使えるため、安定資産としての純金の価値をより高めることができるという見方もあります。

 

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