キャピタル-キャピタル・世界株式ファンド(DC年金つみたて専用)

 

 

キャピタル-キャピタル・世界株式ファンド(DC年金つみたて専用)(以下、キャピタル・世界株式ファンド(DC年金つみたて専用))は、キャピタル・インターナショナル株式会社(委託会社)のファンド・オブ・ファンズの方式の投資信託です。

キャピタル・世界株式ファンド(DC年金つみたて専用)は、世界の株式に投資する投資信託です。地域・国別の投資比率は、米国が約60%、フランスが約6.5%、英国が約4%、オランダが約3.5%、日本が約3%と続きます。

世界の株式への投資は、主に1つのファンド(キャピタル・グループ・ニューパースペクティブ・ファンド(LUX)(クラスC))を通じて行います。キャピタル・グループ・ニューパースペクティブ・ファンド(LUX)(クラスC)はアクティブファンドであるため、キャピタル・世界株式ファンド(DC年金つみたて専用)もアクティブ型の運用をしています。

 

キャピタル・世界株式ファンド(DC年金つみたて専用)の交付目論見書(2022年11月18日)はこちら

キャピタル・世界株式ファンド(DC年金つみたて専用)の交付運用報告書(第7期:2022年8月22日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域内外・グローバル(日本を含む)
投資対象資産株式
補足分類アクティブ型
投資形態ファンド・オブ・ファンズ
設定日2016年4月21日
決済日毎年8月20日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジなし
信託期間無制限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率1.0780%(税抜:年率0.9800%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

信託財産の中長期的な成長を目指して運用を行う。

 

特色①

キャピタル・世界株式・マザーファンドへの投資を通じて、内外の投資信託(キャピタル・グループ・ニューパースペクティブ・ファンド(LUX)(クラスC)および日本短期債券ファンド(適格機関投資家限定))に投資を行い、信託財産の中長期的な成長を目指す。

キャピタル・世界株式ファンド(DC年金つみたて専用):交付目論見書より

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:〇
松井証券取り扱い:〇
SMBC日興証券取り扱い:✕
マネックス証券取り扱い:✕

キャピタル・世界株式ファンド(DC年金つみたて専用)は、松井証券でも取り扱っています。
松井証券は、豊富な投資サービスを取り扱う老舗のインターネット証券です。

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運用実績(2022年9月30日時点)

設定からの期間6年半(2016年4月21日~)
基準価額の増減10,000円⇒21,815円:△11,815円
トータルリターン△131.89%(2022年10月31日)
純資産総額297.2億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年△24.2%
2021年△34.2%
2022年△4.0%
収益率2018年▲8.8%
2019年△29.2%
2020年△23.5%
2021年△30.8%
2022年▲14.0%
キャピタル・世界株式ファンド(DC年金つみたて専用):交付目論見書より
キャピタル・世界株式ファンド(DC年金つみたて専用):交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額297.2億円(2022.9.30)☆☆☆☆☆(Good)
資産の流入出2021年:△13,845百万円
2020年:△4,800百万円
2019年:△1,870百万円
☆☆☆☆☆☆(Great)
トータルリターン直近3年:△16.76%
全期間:△131.89%
期間割:△20.29%
☆☆☆☆☆☆(Great)
騰落率直近3年:
信託報酬1.0780%(税込)☆☆☆(Bad)
ベンチマークとの乖離
シャープレシオ直近3年:0.87☆☆☆☆(Normal)
標準偏差直近3年:19.34☆☆☆(Slightly Large)

 

評価コメント

  • 基準価額:外国の株式が上昇したことなどがプラスに寄与しました。結果、前期22,858円から当期23,783円(前年比925円)に上昇しました。
  • 純資産総額:300億円手前の巨大ファンドです。
  • 資産の流入出:3年連続で資産が流入しており、流入額は非常に大きいです。2021年は単年で100億円を超えています。
  • トータルリターン:平均年率20%超。非常に大きなリターンが期待できます。
  • 信託報酬:税込み1.0780%。アクティブファンドとしては許容範囲の数字です。
  • ベンチマークとの乖離:交付運用報告書にベンチマーク騰落率の記載がないため、評価の対象としていません。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンは平均的です。
  • 標準偏差:ブレ幅はやや大きいです。リスク型資産優位に投資する投資信託の中では平均的な数字です。

 

総評

キャピタル-キャピタル・世界株式ファンド(DC年金つみたて専用)(以下、キャピタル・世界株式ファンド(DC年金つみたて専用))は、世界の株式に投資する投資信託です。地域・国別の投資比率は、米国が約60%、フランスが約6.5%、英国が約4%、オランダが約3.5%、日本が約3%と続きます。

当ファンドの投資対象である世界の株式は、現地通貨ベース、円ベースのいずれも上昇しました。米国の大統領選挙の結果を受けた先行き不透明感の後退、米国の追加経済対策への期待、先進国における新型コロナウイルスワクチンの接種進展がプラス要因となり、新型コロナウイルス変異株(デルタ株)の感染拡大をめぐる懸念、米国におけるインフレーションの加速への警戒などがマイナス要因となりました。

運用成績は、総じて良好です。純資産総額は300億円手前で、安定的な規模に達していることに加え、直近の資産の動きも良いため、2022年早々に300億円に達し、そのまま500億円にも届く勢いがあります。設定から6年程度の平均年率は20%を超えており、安定して高いリターンが期待できます。信託報酬は1.0%を超えていますが、アクティブファンドとしては問題ない数字です。コロナ禍における米国の株価バブルに乗った非常に勢いのあるファンドです。

マザーファンドがアクティブファンド寄りの運用になっていることが、当ファンドをアクティブ型と位置付けている(つみたてNISAの中では)要因でしょうが、世界の株価指数(MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスやCRSP USトータル・マーケット・インデックスなど)を採用したインデックスファンドとの違いはそこまで大きくありません。そういった商品の中にも、当ファンドと同じような高い収益性を示しているファンドも多いです。キャピタル・世界株式ファンド(DC年金つみたて専用)は、つみたてNISA対応のアクティブ型に区分されたファンドを競合にするというよりは、インデックス型に区分されたファンドも含め、世界の株式に投資する商品を並べた中で、売買を検討するといいでしょう。

 

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