鎌倉-結い 2101

 

 

鎌倉-結い 2101(以下、結い 2101)は、鎌倉投信株式会社(委託会社)のアクティブファンドです。

結い 2101は、国内を中心とした世界の株式に投資する投資信託です。独自の基準を基に選抜した銘柄でポートフォリオを構築します。

国内を中心とした世界の株式への投資は、ファンドは介さず、独自の基準を基に選抜した銘柄を直接的に売買することで行われます。

 

結い 2101の交付目論見書(2022年10月20日)はこちら

結い 2101の交付運用報告書(第13期:2022年7月19日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域内外・グローバル(日本を含む)
投資対象資産株式
補足分類アクティブ型
投資形態
設定日2010年3月29日
決済日毎年7月19日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジなし
信託期間無制限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率1.1000%(税抜:年率1.0000%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

投資家の長期的な資産形成と社会の持続的発展に貢献するために、信託財産の長期的な成長を図ることを目的として、国内を中心に、社会と調和の上に発展する次のような企業の株式に投資することにより運用を行うことを基本とする。

 

特色①

国内を中心に、事業性と社会性を兼ね備え、社会の持続的発展に貢献する「いい会社」の株式に分散投資する。高い収益を追求するのではなく、相場変動などによる値下がり時の不安の軽減する「守りながらふやす」運用を目指す。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:✕
楽天証券取り扱い:✕
松井証券取り扱い:✕
SMBC日興証券取り扱い:✕
マネックス証券取り扱い:✕

*運用会社からの直販のみ

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運用実績(2022年7月29日時点)

設定からの期間12年半(2010年3月29日~)
基準価額の増減10,000円⇒20,056円:△10,056円
トータルリターン△110.22%(2022年4月30日)
純資産総額479.6億円
分配金実績直近は発生していない(累計500円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年△4.4%
2021年△10.6%
2022年▲6.5%
収益率2018年▲8.0%
2019年△9.4%
2020年△8.3%
2021年▲1.2%
2022年▲3.4%
結い 2101:交付目論見書より
結い 2101:交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額479.6億円(2022.7.29)☆☆☆☆☆☆(Great)
資産の流入出2021年:△6,521百万円
2020年:△3,696百万円
2019年:△1,195百万円
☆☆☆☆☆(Good)
トータルリターン直近3年:△2.62%
全期間:△110.22%
期間割:△8.76%
☆☆☆(Bad)
騰落率直近3年:
信託報酬1.1000%(税込)☆☆☆(Bad)
ベンチマークとの乖離
シャープレシオ直近3年:0.28☆(Worst)
標準偏差直近3年:9.64☆☆☆☆☆(Slightly Small)

 

評価コメント

  • 基準価額:国内の株式が下落したことなどが、マイナスに寄与しました。結果、前期21,123円から当期19,749円(前年比-1,374円)に上昇しました。
  • 純資産総額:500億円手前の巨大ファンドです。
  • 資産の流入出:3年連続で資産が流入しています。
  • トータルリターン:平均年率8.76%。堅実なリターンが期待できます
  • 信託報酬:税込み1.1000%。アクティブファンドとしては許容範囲と言える数字です。
  • ベンチマークとの乖離:交付運用報告書にベンチマーク騰落率の記載がないため、評価の対象としていません。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンはとても小さいです。
  • 標準偏差:ブレ幅はやや小さいです。

 

総評

鎌倉-結い 2101(以下、結い 2101)は、国内を中心とした世界の株式に投資する投資信託です。独自の基準を基に選抜した銘柄でポートフォリオを構築します。目論見書でも謳っているとおり、収益性よりも安定性を優先した運用を目指しています。

当ファンドの投資対象である国内の株式は、期首に米国や中国の良好な経済指標を受けて、世界的な景気回復期待が高まる一方、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念され、方向感に欠ける相場となりました。2021年11月、新型コロナウイルスのワクチン開発で高い有効性が公表されたことが追い風となりました。期中にはワクチン接種開始による経済活動の正常化期待から上昇する局面もありましたが、米国の長期金利の上昇に対する警戒感が強く上値が重い展開となりました。2021年6月、米国の連邦公開市場委員会(FOMC)で、2023年末までの 2回の利上げ実施が示唆されたことを受けて、警戒感が増したこともあり一進一退の展開となりました。全体として、国内の株式市場は浮き沈みしたものの、おおむね上昇しました。

運用成績は、可もあり不可もありといったところです。トータルリターンは平均年率8.0%程度で、信託報酬は1.1%と、数字としてみると決して良いとは言えませんが、投資意欲を大きく減退させるほどのものでありません。むしろ、堅実的な運用が期待できる数字とも言えます。設定からの期間も10年以上経過しており、純資産総額の大きさも相まって、ファンド自体の安心感は抜群です。ただし、投資対象銘柄の選抜方法は独自の基準を採用しており、上位組み入れ銘柄は、日経平均株価(日経225)や東証株価指数(TOPIX)などの代表的な株価指数を採用しているファンドとは、大きく異なる銘柄並びます。結果、それはリスクとみなされやすく、シャープレシオの数字を0.1台に押し下げています。

つみたてNISA対応の商品の中では、最もアクティブファンドらしい商品と言えます。つみたてNISA対応で、かつアクティブ型の運用をみなされている商品は、現行(2022年4月)23本あります。しかし、その23本はいずれも、アクティブ型と区分けされているものの、インデックスに連動するように運用されていたり、ファンド・オブ・ファンズ方式で複数のインデックスファンドを独自の比率で配分したものばかりです。その中で、独自の基準で銘柄の選定から行う当ファンドは、正真正銘のアクティブファンドと言えるでしょう。

 

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