PayPay-LOSA 長期保有型国際分散インデックスファンド(愛称:LOSA 投資の王道)

 

 

PayPay-LOSA 長期保有型国際分散インデックスファンド(愛称:LOSA 投資の王道)(以下、LOSA 投資の王道)は、PayPayアセットマネジメント株式会社(委託会社)のファンド・オブ・ファンズの方式の投資信託です。

LOSA 投資の王道は、世界各国の株式、債券、不動産投資信託(REIT)に投資する投資信託です。各資産の投資比率は、純資産総額の55%が株式、35%が債券、10%が不動産投資信託(REIT)となっています。

世界の株式、債券、不動産投資信託(REIT)への投資は、12のファンド(バンガード・ジャパン・ストック・インデックスファンド、バンガード・S&P500・ETF、バンガード・FTSE ヨーロッパ・ETF、バンガード・パシフィック・ストック・インデックスファンド(日本を除く)、バンガード・FTSE エマージング・マーケット・ETF、バンガードジャパン・ガバメント・ボンド・インデックスファンド、バンガード・トータル・ボンド・マーケット・ETF、バンガード・ショートターム・インフレーション・プロテクテッド・セキュリティーズ・ETF、バンガード・ユーロ・ガバメント・ボンド・インデックスファンド、バンガード・エマージング・マーケット・ガバメント・ボンド・ETF、バンガード・リアルエステイト・ETF、バンガード・リアルエステイト・ETF(米国を除く)を通じて行います。12のファンドにはインデックスファンドもアクティブファンドも含まれるため、LOSA 投資の王道はアクティブ型の運用をしています。

 

LOSA 長期保有型国際分散インデックスファンド(愛称:LOSA 投資の王道)の交付目論見書(2022年8月30日)はこちら

LOSA 長期保有型国際分散インデックスファンド(愛称:LOSA 投資の王道)の交付運用報告書(第6期:2021年12月6日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域内外・グローバル(日本を含む)
投資対象資産資産複合
補足分類アクティブ型
投資形態ファンド・オブ・ファンズ
設定日2015年12月28日
決済日毎年12月5日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジなし
信託期間無制限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.5335%(税抜:年率0.4850%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

長期的な信託財産の成長を図ることを目的として運用を行う。

 

特色①

主として、米国のバンガードが設定するインデックス型の投資信託に投資を行い、実質的に世界各国の様々な資産に分散投資を行う。

 

特色②

実質的な投資対象資産は、日本株式、米国株式、欧州株式、アジア太平洋地域(日本を除く)の株式、新興国株式、日本債券、米国債券、米国短期インフレ関連国債、欧州(ユーロ圏)債券、新興国債券、米国の不動産投資信託証券(REIT)、世界(米国を除く)の不動産投資信託証券(REIT)とし、資産配分は、信託財産の純資産総額に対し、株式55%、債券35%、不動産投資信託証券(REIT)10%を目安とする。

資産配分の目安

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:✕
楽天証券取り扱い:○
松井証券取り扱い:✕
SMBC日興証券取り扱い:✕
マネックス証券取り扱い:✕

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運用実績(2022年6月末日時点)

設定からの期間6年半(2015年12月28日~)
基準価額の増減10,000円⇒15,227円:△5,227円
トータルリターン△57.33%(2022年10月31日)
純資産総額152.3億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2019年△7.5%
2020年△6.8%
2021年△18.0%
収益率2018年▲9.6%
2019年△17.6%
2020年△4.1%
2021年△22.4%
2022年▲0.8%
LOSA 長期保有型国際分散インデックスファンド(愛称:LOSA 投資の王道):交付目論見書より
LOSA 長期保有型国際分散インデックスファンド(愛称:LOSA 投資の王道):交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額152.3億円(2022.6.末)☆☆☆☆☆(Good)
資産の流入出2021年:△2,485百万円
2020年:△1,701百万円
2019年:△1,315百万円
☆☆☆☆☆(Good)
トータルリターン直近3年:△10.71%
全期間:△57.33%
期間割:△8.39%
☆☆☆(Bad)
騰落率直近3年:
信託報酬0.5335%(税込)☆☆☆☆(Normal)
ベンチマークとの乖離
シャープレシオ直近3年:0.88☆☆☆☆(Normal)
標準偏差直近3年:12.14☆☆☆☆(Middle)

 

評価コメント

  • 基準価額:外国の株式が上昇したことなどがプラスに寄与しました。結果、前期12,481円から当期14,706円(前年比2,225円)に上昇しました。
  • 純資産総額:150億円超の安定した規模のファンドです。
  • 資産の流入出:3年連続で資産が流入しており、いずれも十数億円単位となっています。
  • トータルリターン:平均年率8.39%未満。堅実なリターンが期待できます。
  • 信託報酬:税込み0.5335%。アクティブファンドの中では低コストの部類に入ります。
  • ベンチマークとの乖離:交付運用報告書にベンチマーク騰落率の記載がないため、評価の対象としていません。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンは平均的です。
  • 標準偏差:ブレ幅はやや小さいです。

 

総評

PayPay-LOSA 長期保有型国際分散インデックスファンド(愛称:LOSA 投資の王道)(以下、LOSA 投資の王道)は、世界各国の株式、債券、不動産投資信託(REIT)に投資する投資信託です。各資産の投資比率は、純資産総額の55%が株式、35%が債券、10%が不動産投資信託(REIT)となっています。

当ファンドの投資対象である世界の株式は、新型コロナウイルスのワクチンの実用化期待などを受けて、期首から堅調に推移しました。2021年9月以降、中国の規制強化の動きやインフレ警戒感などから調整する場面もありましたが、経済活動の正常化期待や良好な企業業績などを背景に米国が主導して、主要国の株式市場は上昇基調が継続しました。一方、利上げ実施にも関わらず物価上昇が続いたブラジルの下落などを受けて新興国の株式市場は相対的に冴えない動きとなりました。当ファンドの投資対象である世界の債券は、新型コロナウイルスのワクチンの普及により景気回復が進んだことなどを受けて、主要国の国債の利回りは上昇(債券価格は下落)基調で推移しました。資源価格上昇などによるインフレ圧力の高まりを背景に、米国や欧州で金融政策の正常化が進むとの思惑も、主要国の国債の売り圧力となりました。当ファンドの投資対象である世界の不動産投資信託(REIT)は、米国で最高値更新が続いたことなどを受けて、大幅に上昇しました。一方、大手不動産企業(恒大集団)のデフォルト懸念から、中国の下落幅が拡大しました。全体として、世界の資産はおおむね上昇しました。

運用成績は、総じて良好です。特に、当ファンドをバランス型の投資信託として捉えると、同部門ではかなり上位の成績となるでしょう。純資産総額は100億円には届いていないため、完全に安心できる数字ではありませんが、資産の流入がこのまま続けば、2022年内には100億円に達するでしょう。トータルリターンは平均年率10%に届いていませんが、債券への投資比率が35%程度あることを踏まえれば十分な数字と言えるでしょう。信託報酬もインデックスファンドの中では平凡な数字ですが、バランス型の投資信託、アクティブファンドとして見れば、かなり優秀な数字です。債券への投資比率も高いことや、先進国の株式を多く配していることで、潜在的なリスクも軽減できており、シャープレシオも良好です。

当ファンドの直接的な投資対象である12のファンドは、ほぼすべてがバンガード社の商品です。いずれも実績なる商品であるため、分類(アクティブ型)や投資対象の並び以上に安定感のあるファンドとなっています。つみたてNISA対応の商品の中では、セゾン-セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドなどが競合となり得ます。

 

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