りそなAM-Smart-i S&P500インデックス

 

 

りそなAM-Smart-i S&P500インデックス(以下、Smart-i S&P500インデックス)は、りそなアセットマネジメント株式会社(委託会社)のファミリーファンドの方式のインデックスファンドです。

Smart-i S&P500インデックスは、米国の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにS&P500指数を採用しています。そのため、米国の超巨大企業の株式を中心にポートフォリオを構築しています。

米国の株式への投資は、1つのマザーファンド(RM・S&P500・マザーファンド)を通じて行います。RM・S&P500・マザーファンドはインデックスファンドであるため、Smart-i S&P500インデックスもインデックス型の運用をしています。

 

Smart-i S&P500インデックスの交付目論見書(2022年9月28日)はこちら

Smart-i S&P500インデックスの交付運用報告書(第2期:2022年6月27日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域海外・北米
投資対象資産株式
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2020年7月29日
決済日毎年6月25日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジなし
信託期間無期限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.2420%(税抜:年率0.2200%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

S&P500指数(配当込み・円換算ベース)の動きに連動する投資成果を目指して運用を行う。

 

特色①

米国の株式を実質的な主要投資対象とし、S&P500指数(配当込み・円換算ベース)の動きに連動する投資成果を目指す。

S&P500指数
S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス社が算出する米国株式の株価指数です。ニューヨーク証券取引所、NASDAQなどに上場している銘柄から代表的な500銘柄を、時価総額加重平均方式により指数化しています。

上位組み入れ銘柄

 

特色②

RM・S&P500・マザーファンドを通じて、米国の金融商品取引所に上場されている株式のうち、S&P500指数(配当込み・円換算ベース)に採用されている株式への投資を行う。

 

特色③

実質組み入れ外貨建て資産については、原則として、為替ヘッジは行わない。

 

特色④

購入時手数料のないノーロード型のファンドである。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:〇
松井証券取り扱い:〇
SMBC日興証券取り扱い:〇
マネックス証券取り扱い:〇

Smart-i S&P500インデックスは、松井証券でも取り扱っています。
松井証券は、豊富な投資サービスを取り扱う老舗のインターネット証券です。

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運用実績(2022年6月30日時点)

設定からの期間2年(2020年7月29日~)
基準価額の増減10,000円⇒15,556円:△5,556円
トータルリターン△72.90%(2022年10月31日)
純資産総額50.4億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2021年△40.1%・△40.3%
2020年△12.0%・△12.8%
収益率2020年△13.9%
2021年△43.6%
2022年▲4.9%
Smart-i S&P500インデックス:交付目論見書より
Smart-i S&P500インデックス:交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額50.4億円(2022.6.30)☆☆☆☆(Normal)
資産の流入出2021年:△2,353百万円
2020年:△219百万円
2019年:
☆☆☆☆(Normal)
トータルリターン直近3年:
全期間:△72.90%
期間割:△32.40%
☆☆☆☆☆☆☆(Excellent)
騰落率直近3年:
信託報酬0.2420%(税込)☆☆☆☆☆(Good)
ベンチマークとの乖離2022年:マイナス0.8ポイント☆☆☆☆(Normal)
シャープレシオ直近3年:
標準偏差直近3年:

 

評価コメント

  • 基準価額:新興国の株式が上昇したことなどがプラスに寄与しました。結果、前期14,007円から当期15,692円(前年比1,685円)に上昇しました。
  • 純資産総額:50億円のボーダーラインに達しています。
  • 資産の流入出: 2年連続で資産が流入しており、2021年は単年で20億円以上となっています。
  • トータルリターン:平均で年率3240%。現行の投資信託の中でもトップクラスの数字ですが、設定からの期間が浅いため、数次を過信しすぎてはいけません。
  • 信託報酬:税込み0.2420%。インデックスファンドの中でも悪くない数字です。
  • ベンチマークとの乖離:当期の基準価額の騰落率は、ベンチマークであるS&P500指数を0.8%下回りました。
  • シャープレシオ:設定から3年が経過していないため、評価の対象としていません。
  • 標準偏差:設定から3年が経過していないため、評価の対象としていません。

 

総評

りそなAM-Smart-i S&P500インデックス(以下、Smart-i S&P500インデックス)は、米国の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにS&P500指数を採用しています。そのため、米国の超巨大企業の株式を中心にポートフォリオを構築しています。

当ファンドの投資対象である米国の株式は、新型コロナウイルス問題に伴う先行きの不透明感が続く中、政策当局による大規模な財政・金融支援策に対する期待などから上昇基調で推移しました。低金利環境が相場を下支えしたことに加え、新型コロナワクチンの開発・普及に向けた期待などが追い風となりました。その後、長期金利の上昇により調整する場面も見られましたが、追加的経済対策の期待などから、経済活動の早期正常化を織り込む動きとなり、上昇基調を維持しました。全体として、米国の株式市場はおおむね上昇しました。

運用成績は、総じて良好です。Smart-iシリーズはいずれも純資産総額が小さい傾向にあり、当ファンドも例に漏れず純資産総額が30億円程度となっています。ただし、資産は流入傾向にありますから、長期的には安定ラインに乗ってくるかもしれません。一方、信託報酬は税込み0.2%台に抑えられており、指数との連動性も良好です。さらに、トータルリターンは平均年率30%超の驚異的な数字となっています。現行の投資信託の中でもトップクラスのリターンですが、設定からの期間(約20か月)がすべて米国の株式市場の上昇期間中に入っているため、今後もこのハイリターンが続くかはわかりません。

つみたてNISAに対応するSmart-iシリーズの8商品は、いずれも資産の運用方法がオーソドックスな商品です。運用方法がわかりやすいゆえに、先の展開が読みやすく、個人のポートフォリオを構築しやすいことがメリットですが、投資としての面白みに欠ける点がデメリットと言えるかもしれません。つみたてNISAに対応するSmart-iシリーズには、国内株式、米国株式、先進国株式、新興国株式、世界株式、安定型資産(債券)優位のバランス型と、同シリーズ内の商品だけで良好な資産運用が可能です。インターネット証券を中心に、同シリーズを販売している銀行や証券会社が多いのもいいですね。

 

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