三井住友TAM-SMT・日経225インデックス・オープン

 

 

三井住友TAM-SMT・日経225インデックス・オープン(以下、SMT・日経225インデックス・オープン)は、三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のインデックスファンドです。

SMT・日経225インデックス・オープンは、国内の株式に投資する投資信託で、ベンチマークに日経平均株価(日経225)を採用しています。そのため、国内の株価の高い銘柄を中心にポートフォリオを構築しています。

国内の資産への投資は、1つのマザーファンド(日経225インデックス・マザーファンド)を通じて行われます。日経225インデックス・マザーファンドはインデックスファンドであるため、SMT・日経225インデックス・オープンもインデックス型の運用になります。

 

SMT・日経225インデックス・オープンの交付目論見書(2023年2月11日)はこちら

SMT・日経225インデックス・オープンの交付運用報告書(第25期:2022年11月10日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域国内・日本
投資対象資産株式
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2010年7月30日
決済日毎年5月・11月の各10日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年2回
為替ヘッジ
信託期間無期限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料購入申込受付日の基準価額に2.20%(税抜:2.00%)以内をかけた額(上限)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.4070%(税抜:年率0.3700%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

わが国の株式に投資し、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指す。

 

特色①

わが国の株式を主要投資対象とし、ファミリーファンド方式で運用を行う。

上位組み入れ銘柄

 

特色②

日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指す。

日経平均株価(日経225)
日本経済新聞社が算出する日本株式の株価指数です。東京証券取引所第一部に上場する約2,000銘柄のうち、市場流動性の高い225銘柄を選出し、その平均株価を指数としています。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:〇
松井証券取り扱い:〇
SMBC日興証券取り扱い:〇
マネックス証券取り扱い:〇

 

運用実績(2022年11月30日時点)

設定からの期間12年半(2010年7月30日~)
基準価額の増減10,000円⇒35,203円:25,203円
トータルリターン246.52%(2023年2月28日)
純資産総額380.2円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年:8.4%・6.7%
2021年:18.1%・16.9%
2022年:(4.1%)(5.7%)
収益率2018年:(10.7%)
2019年:20.2%
2020年:17.8%
2021年:6.1%
2022年:(1.3%)
SMT・日経225インデックス・オープン:交付目論見書より
SMT・日経225インデックス・オープン:交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額380.2億円(2022.11.30)☆☆☆☆☆(Good)
資産の流入出2020年:(1,647百万円)
2021年:11,686百万円
2022年:6,668百万円
☆☆☆☆☆(Good)
トータルリターン3年:10.65%
5年:6.06%
設定来:10.38%
☆☆☆☆(Normal)
騰落率1年:(4.1%)
3年:22.4%
☆☆☆(Bad)
信託報酬0.4070%(税込)☆☆☆☆(Normal)
ベンチマークとの乖離プラス1.5ポイント☆(Worst)
シャープレシオ3年:0.67
5年:0.43
設定来:0.66
☆☆☆☆(Normal)
標準偏差3年:17.34
5年:17.05
設定来:17.12
☆☆☆(Slightly Large)

 

評価コメント

  • 基準価額:国内の株式市場が下落したことなどがマイナスに寄与しました。結果、前期36,031円から当期34,550円(前年比-1,481円)に下落しました。
  • 純資産総額:300億円超の巨大ファンドです。
  • 資産の流入出:直近2年間は資産が流出しています。
  • トータルリターン:直近3年間の年率10.65%。安定したリターンが期待できます。
  • 信託報酬:税込み0.6600%。インデックスファンドの中では平均的な数字です。
  • ベンチマークとの乖離:ベンチマークである日経平均株価(日経225)を大きく上回りました。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンは平均的です。
  • 標準偏差:基準価額のブレ幅はやや大きいです。

 

総評

三井住友TAM-SMT・日経225インデックス・オープン(以下、SMT・日経225インデックス・オープン)は、国内の株式に投資する投資信託で、ベンチマークに日経平均株価(日経225)を採用しています。そのため、国内の株価の高い銘柄を中心にポートフォリオを構築しています。

国内の株式市場は、期初は一進一退の展開となりましたが、期中にかけて大幅に上昇しました。その後は下落に転じ、以降も大幅に下落しました。期末にかけては上昇しました。

運用成績はおおむね良好です。直近の資産の流入出の状況を除いては良い数字であると言えます。純資産総額は300億円を超えているため、非常に安定した基盤のあるファンドであると判断できます。トータルリターンは直近3年間の年率が10%を超えていますが、信託報酬は0.4070%という数字であるため、コストパフォーマンスについては少し気になります。ベンチマークとの連動性はいい意味で評価を下げていますが、インデックスファンドであるにもかかわらず、ベンチマークを超えているとポジティブに捉えていいでしょう。

当ファンドの競合は、同じ委託会社(三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社)が発行するi-SMTシリーズの国内の株式を投資対象とするファンド(三井住友TAM-My SMT・TOPIXインデックス(ノーロード)および三井住友TAM-My SMT・日経225インデックス(ノーロード))でしょう。当ファンドが含まれるSMTシリーズの弟分的なシリーズがMy SMTシリーズです。My SMTシリーズは、SMTシリーズの根幹を継承しつつ、(最も低コストなもので)信託報酬0.1%台(税込み)の低コストを実現したシリーズ商品です。SMTシリーズの2018年~2020年あたりの資産の流出の原因の1つに、My SMTシリーズの台頭があると思われます。

 

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