三井住友TAM-SMT・JPX日経インデックス400・オープン

 

 

三井住友TAM-SMT・JPX日経インデックス400・オープン(以下、SMT・JPX日経インデックス400・オープン)は、三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のインデックスファンドです。

SMT・JPX日経インデックス400・オープンは、国内の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにJPX日経インデックス400を採用しています。そのため、国内の経営観点やグローバリズムなどの基準を満たした銘柄を中心にポートフォリオを構築しています。

国内の資産への投資は、1つのマザーファンド(JPX日経インデックス400・マザーファンド)を通じて行われます。JPX日経インデックス400・マザーファンドはインデックスファンドであるため、SMT・JPX日経インデックス400・オープンもインデックス型の運用になります。

 

SMT・JPX日経インデックス400・オープンの交付目論見書(2023年1月21日)はこちら

SMT・JPX日経インデックス400・オープンの交付運用報告書(第18期:2022年10月20日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域国内・日本
投資対象資産株式
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2014年1月21日
決済日毎年4月・10月の各20日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年2回
為替ヘッジ
信託期間無期限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料購入申込受付日の基準価額に2.20%(税抜:2.00%)以内をかけた額(上限)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.4070%(税抜:年率0.3700%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

投資信託財産の中長期的な成長を目指して運用を行う。

 

特色①

わが国の金融商品取引所などに上場されている株式を主要投資対象とし、ファミリーファンド方式で運用を行う。

上位組み入れ銘柄

 

特色②

JPX日経インデックス400(配当込み)に連動する投資成果を目指す。

JPX日経インデックス400
日本取引所グループ(JPX)が中心となって算出する日本の株式の株価指数です。東京証券取引所の上場する全銘柄の中から、資本の効率的活用や投資家を意識した経営観点など、グローバルな投資基準にもともめられる諸要件を満たした400銘柄を選定しています。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:〇
松井証券取り扱い:〇
SMBC日興証券取り扱い:〇
マネックス証券取り扱い:〇

 

運用実績(2022年11月30日時点)

設定からの期間9年(2014年1月21日~)
基準価額の増減10,000円⇒17,955円:7,955円
トータルリターン78.77%(2023年1月31日)
純資産総額100.9億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年:2.5%・2.9%
2021年:26.9%・27.5%
2022年:(4.9%)(4.4%)
収益率2018年:(16.0%)
2019年:18.5%
2020年:8.4%
2021年:12.0%
2022年:1.7%
SMT・JPX日経インデックス400・オープン:交付目論見書より
SMT・JPX日経インデックス400・オープン:交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額100.9億円(2022.11.30)☆☆☆☆(Normal)
資産の流入出2020年:(746百万円)
2021年:1,358百万円
2022年:714百万円
☆☆☆(Bad)
トータルリターン3年:7.80%
5年:3.88%
設定来:6.67%
☆☆☆(Bad)
騰落率1年:(4.9%)
3年:24.5%
☆☆☆(Bad)
信託報酬0.4070%(税込)☆☆☆☆(Normal)
ベンチマークとの乖離マイナス0.3ポイント☆☆☆☆☆(Best)
シャープレシオ3年:0.55
5年:0.32
設定来:0.55
☆☆☆☆(Normal)
標準偏差3年:15.95
5年:15.47
設定来:15.04
☆☆☆☆(Middle)

 

評価コメント

  • 基準価額:国内の株式市場が下落したことなどがマイナスに寄与しました。結果、前期17,909円から当期17,039円(前年比-870円)に上昇しました。
  • 純資産総額:100億円程度の安定した規模のファンドです。
  • 資産の流入出:2020年は資産が流出しました。以降は資産が流入しています。
  • トータルリターン:(直近3年間の)年率7.80%。堅実なリターンが期待できます。
  • 信託報酬:税込み0.4070%。インデックスファンドの中では平均的な数字です。
  • ベンチマークとの乖離:ベンチマークであるJPX日経インデックス400とほぼ一致しています。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンはやや小さいです。
  • 標準偏差:基準価額のブレ幅は平均的です。

 

総評

三井住友TAM-SMT・JPX日経インデックス400・オープン(以下、SMT・JPX日経インデックス400・オープン)は、国内の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにJPX日経インデックス400を採用しています。そのため、国内の経営観点やグローバリズムなどの基準を満たした銘柄を中心にポートフォリオを構築しています。

運用成績は総じて平凡なものになっています。純資産総額は100億円に達しています。決して小さな数字というわけではありませんが、両手で安心できる数字ではありません。トータルリターンは(直近3年間の)年率7.80%と、目に見えるリターンが期待できるものの、10%の大台には乗っていません。信託報酬も大きすぎはしませんが、小さいとも言い切れない数字です。不安材料としては、直近の3年間の資産の流入出の状況が、全体としては流出傾向にあることです。ただし、2021年以降はプラスに転じているため、そこまで重く考える必要はないでしょう。

当ファンドの競合は、同じ委託会社(三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社)が発行するMy SMTシリーズの国内の株式を投資対象とするファンド(三井住友TAM-My SMT・TOPIXインデックス(ノーロード)および三井住友TAM-My SMT・日経225インデックス(ノーロード))でしょう。当ファンドが含まれるSMTシリーズの弟分的なシリーズがMy SMTシリーズです。My SMTシリーズは、SMTシリーズの根幹を継承しつつ、(最も低コストなもので)信託報酬0.1%台(税込み)の低コストを実現したシリーズ商品です。SMTシリーズの2018年~2020年あたりの資産の流出の原因の1つに、My SMTシリーズの台頭があると思われます。

 

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