三井住友TAM-My SMT・TOPIXインデックス(ノーロード)

 

 

三井住友TAM-My SMT・TOPIXインデックス(ノーロード)(以下、My SMT・TOPIXインデックス(ノーロード))は、三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のインデックスファンドです。

My SMT・TOPIXインデックス(ノーロード)は、国内の株式に投資する投資信託で、ベンチマークに東証株価指数(TOPIX)を採用しています。そのため、国内の幅広い銘柄でポートフォリオを構築しています。

国内の株式への投資は、1つのマザーファンド(国内株式インデックス・マザーファンド)を通じて行われます。国内株式インデックス・マザーファンドはインデックスファンドであるため、My SMT・TOPIXインデックス(ノーロード)もインデックス型の運用になります。

 

My SMT・TOPIXインデックス(ノーロード)の交付目論見書(2023年1月21日)はこちら

My SMT・TOPIXインデックス(ノーロード)の交付運用報告書(第5期:2022年10月20日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域国内・日本
投資対象資産株式
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2018年1月12日
決済日毎年10月20日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジ
信託期間無期限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.1870%(税抜:年率0.1700%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

投資信託財産の中長期的な成長を目指して運用を行う。

 

特色①

わが国の株式を主要投資対象とし、マザーファンド方式で運用を行う。

 

特色②

東証株価指数(TOPIX)に連動する投資効果を目指す。

東証株価指数(TOPIX)
東京証券取引所市場第一部に上場しているすべての日本企業(国内の普通株式の全銘柄)を対象とした株式指数です。昭和43年(1968年)1月4日の時価総額を100として、その後の時価総額を指数化したものです。

上位組み入れ銘柄

 

特色③

ノーロードファンドである。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:〇
松井証券取り扱い:〇
SMBC日興証券取り扱い:〇
マネックス証券取り扱い:〇

 

運用実績(2022年11月30日時点)

設定からの期間5年(2018年1月12日~)
基準価額の増減10,000円⇒11,790円:1,790円
トータルリターン17.46%(2023年1月31日)
純資産総額5.6億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年:2.1%・(0.2%)
2021年:27.1%・24.7%
2022年:(4.2%)(6.5%)
収益率2018年:(18.7%)
2019年:17.9%
2020年:7.2%
2021年:12.5%
2022年:2.0%
My SMT・TOPIXインデックス(ノーロード):交付目論見書より
My SMT・TOPIXインデックス(ノーロード):交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額5.6億円(2022.11.30)☆(Worst)
資産の流入出2020年:8百万円
2021年:104百万円
2022年:348百万円
☆☆☆(Bad)
トータルリターン3年:7.81%
5年:3.71%
設定来:3.27%
☆☆☆(Bad)
騰落率1年:(4.2%)
3年:25.0%
☆☆☆☆(Normal)
信託報酬0.1870%(税込)☆☆☆☆☆☆(Great)
ベンチマークとの乖離プラス2.3ポイント☆(Worst)
シャープレシオ3年:0.56
5年:0.32
設定来:0.32
☆☆☆☆(Normal)
標準偏差3年:15.48
5年:15.21
設定来:15.21
☆☆☆☆(Middle)

 

評価コメント

  • 基準価額:国内の株式市場が下落したことなどがマイナスに寄与しました。結果、前期11,746円から当期11,253円(前年比-493円)に上昇しました。
  • 純資産総額:10億円に満たない極小規模のファンドです。
  • 資産の流入出:3年連続で資産が流入しています。ただし、流入額は微々たるものです。
  • トータルリターン:(直近3年間の)年率7.81%。堅実なリターンが期待できます。
  • 信託報酬:税込み0.1870%。インデックスファンドの中でも低コストの部類に入ります。
  • ベンチマークとの乖離:ベンチマークである東証株価指数(TOPIX)を大きく上回っています。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンは平均的です。
  • 標準偏差:基準価額のブレ幅は平均的です。

 

総評

三井住友TAM-My SMT・TOPIXインデックス(ノーロード)(以下、My SMT・TOPIXインデックス(ノーロード))は、国内の株式に投資する投資信託で、ベンチマークに東証株価指数(TOPIX)を採用しています。そのため、国内の幅広い銘柄でポートフォリオを構築しています。

国内の株式市場は、2022年3月にかけて下落基調が続きましたが、その後は急反発しました。期末にかけては一進一退の展開となりました。

運用成績は総じてパッとしません。純資産総額の小ささに加え、直近の資産の流入状況も芳しくなく、10億円に届くのもずいぶん先になるでしょう。トータルリターンについても、設定が2018年1月ということが、平均年率に大きな影を落としています。2018年はほとんどの投資信託の収益率がマイナスになった年で、当ファンドも例に漏れずマイナスからスタートしています。直近はプラスに転じて回復してきましたが、それでもスタート時のマイナスが足を引っ張って現在のトータルリターンの平均年率は3%程度となっています。一方、信託報酬やベンチマークとの乖離度は良好な数字であるため、今後の成長を期待できなくはありません。

販売会社は幅広く、大手のインターネット証券ではおおむね売買が可能です。ただし、銀行は三菱UFJ銀行に限られているので注意が必要です。

当ファンドのウリは、名を冠しているノーロード(購入時手数料0)なのでしょうが、現在の投資信託市場において、ノーロードというのはそこまで大きな特徴ではありません。特に、つみたてNISAに対応している投資信託においては、ノーロードでない商品の方が少ないです。東証株価指数(TOPIX)をベンチマークに採用しているため、国内の幅広い銘柄に分散投資できるという点が当ファンドの強みですが、分散性の代償にリターンは得られにくくなります。

 

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