三井住友TAM-My SMT・日経225インデックス(ノーロード)

 

 

三井住友TAM-My SMT・日経225インデックス(ノーロード)(以下、My SMT・日経225インデックス(ノーロード))は、三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のインデックスファンドです。

My SMT・日経225インデックス(ノーロード)は、国内の株式に投資する投資信託で、ベンチマークに日経平均株価(日経225)を採用しています。そのため、国内の株価の高い銘柄を中心にポートフォリオを構築しています。

国内の株式への投資は、1つのマザーファンド(日経225インデックス・マザーファンド)を通じて行われます。日経225インデックス・マザーファンドはインデックスファンドであるため、My SMT・日経225インデックス(ノーロード)もインデックス型の運用になります。

 

My SMT・日経225インデックス(ノーロード)の交付目論見書(2023年1月21日)はこちら

My SMT・日経225インデックス(ノーロード)の交付運用報告書(第5期:2022年10月20日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域国内・日本
投資対象資産株式
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2017年11月24日
決済日毎年10月20日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジ
信託期間無期限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.1870%(税抜:0.1700%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

投資信託財産の中長期的な成長を目指して運用を行う。

 

特色①

わが国の株式を主要投資対象とし、マザーファンド方式で運用を行う。

 

特色②

日経平均株価(日経225)に連動する投資効果を目指す。

日経平均株価(日経225)
日本経済新聞社が算出する日本株式の株価指数です。東京証券取引所第一部に上場する約2,000銘柄のうち、市場流動性の高い225銘柄を選出し、その平均株価を指数としています。

上位組み入れ銘柄

 

特色③

ノーロードファンドである。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:〇
松井証券取り扱い:〇
SMBC日興証券取り扱い:〇
マネックス証券取り扱い:〇

 

運用実績(2022年11月30日時点)

設定からの期間5年(2017年11月24日~)
基準価額の増減10,000円⇒13,528円:3,528円
トータルリターン32.36%(2023年1月31日)
純資産総額33.9億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年:2.1%・(0.2%)
2021年:27.1%・24.7%
2022年:(5.9%)(7.7%)
収益率2018年:(10.5%)
2019年:20.5%
2020年:18.0%
2021年:6.3%
2022年:(1.1%)
My SMT・日経225インデックス(ノーロード):交付目論見書より
My SMT・日経225インデックス(ノーロード):交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額33.9億円(2022.11.30)☆☆(Very Bad)
資産の流入出2020年:31百万円
2021年:443百万円
2022年:4,071百万円
☆☆☆☆(Normal)
トータルリターン3年:7.36%
5年:5.24%
設定来:5.58%
☆☆☆(Bad)
騰落率1年:(5.9%)
3年:26.2%
☆☆☆☆(Normal)
信託報酬0.1870%(税込)☆☆☆☆☆☆(Great)
ベンチマークとの乖離プラス2.4ポイント☆(Worst)
シャープレシオ3年:0.48
5年:0.38
設定来:0.40
☆☆☆(Bad)
標準偏差3年:18.24
5年:17.20
設定来:16.92
☆☆☆(Slightly Large)

 

評価コメント

  • 基準価額:国内の株式市場が下落したことなどがマイナスに寄与しました。結果、前期13,882円から当期13,063円(前年比-819円)に上昇しました。
  • 純資産総額:30億円程度の小規模ファンドです。
  • 資産の流入出:3年連続で資産が流入しています。2022年は単年で30億円以上の資産が流入しまし。
  • トータルリターン:(直近3年間の)年率7.36%。堅実なリターンが期待できます。
  • 信託報酬:税込み0.1870%。インデックスファンドの中でも低コストの部類に入ります。
  • ベンチマークとの乖離:ベンチマークである日経平均株価(日経225)を大きく上回っています。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンはやや小さいです。
  • 標準偏差:基準価額のブレ幅はやや大きいです。

 

総評

三井住友TAM-My SMT・日経225インデックス(ノーロード)(以下、My SMT・日経225インデックス(ノーロード))は、国内の株式に投資する投資信託で、ベンチマークに日経平均株価(日経225)を採用しています。そのため、国内の株価の高い銘柄を中心にポートフォリオを構築しています。

国内の株式市場は、2022年3月にかけて下落基調が続きました。その後は急反発しましたが、期末にかけては一進一退の展開となりました。

運用成績は総じてパッとしません。純資産総額は着実に増えており、50億円に届くのは時間の問題でしょうが、安定域に達するにはもうしばらくかかりそうです。トータルリターンについては、設定が2017年末ということが、平均年率に大きな影を落としています。2018年はほとんどの投資信託の収益率がマイナスになった年で、当ファンドも例に漏れずマイナスからスタートしています。直近はプラスに転じて回復してきましたが、それでもスタート時のマイナスが足を引っ張って現在のトータルリターンの平均年率は7%程度となっています。一方、信託報酬やベンチマークとの乖離度は良好な数字であるため、今後の成長を期待できなくはありません。

販売会社は幅広く、大手のインターネット証券ではおおむね売買が可能です。ただし、銀行は三菱UFJ銀行に限られているので注意が必要です。

当ファンドのウリは、名を冠しているノーロード(購入時手数料0)なのでしょうが、現在の投資信託市場において、ノーロードというのはそこまで大きな特徴ではありません。特に、つみたてNISAに対応している投資信託においては、ノーロードでない商品の方が少ないです。

日経平均株価(日経225)をベンチマークに採用しているため、東証株価指数(TOPIX)をベンチマークとする国内の株式を投資対象とした投資信託よりはリターンが得やすくなっています。2018年のマイナスを修正すれば、平均年率10%が目安となるでしょう。

 

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