三井住友DS-SMBC・DCインデックスファンド(MSCI コクサイ)

 

 

三井住友DS-SMBC・DCインデックスファンド(MSCI コクサイ)(以下、SMBC・DCインデックスファンド(MSCI コクサイ))は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のインデックスファンドです。

SMBC・DCインデックスファンド(MSCI コクサイ)は、日本を除く先進国の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにMSCI コクサイ・インデックスを採用しています。そのため、純資産総額の約70%が米国の株式で構成されています。

先進国の株式への投資は、1つのマザーファンド(外国株式インデックス・マザーファンド)を通じて行われます。外国株式インデックス・マザーファンドはインデックスファンドであるため、SMBC・DCインデックスファンド(MSCI コクサイ)もインデックス型の運用になります。

 

SMBC・DCインデックスファンド(MSCI コクサイ)の交付目論見書(2023年2月22日)はこちら

SMBC・DCインデックスファンド(MSCI コクサイ)の交付運用報告書(第3期:2022年11月30日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域海外・グローバル(日本を除く)
投資対象資産株式
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2020年7月22日
決済日毎年11月30日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジなし
信託期間無期限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.1023%(税抜:年率0.0930%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

外国株式インデックス・マザーファンドへの投資を通じて、日本を除く世界各国の株式などに投資を行い、MSCI コクサイ・インデックス(配当込み・円ベース)の動きに連動する投資成果を目指す。

 

特色①

マザーファンドへの投資を通じて、日本を除く世界各国・地域の株式などに投資する。

上位組み入れ銘柄

 

特色②

MSCI コクサイ・インデックス(配当込み・円ベース)の動きに連動する投資成果を目指す。

MSCI コクサイ・インデックス
Morgan Stanley Capital International(MSCI)社が算出する外国株式の株価指数です。日本を除く先進国22か国の大型株と中型株で構成されています。浮動株(市場で流通・売買されている動きのある株式)ベースの時価総額加重平均で算出しています。

 

特色③

実質組み入れ外貨建て資産については、原則として、対円での為替ヘッジを行わない。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:✕
楽天証券取り扱い:✕
松井証券取り扱い:✕
SMBC日興証券取り扱い:✕
マネックス証券取り扱い:✕

*三井住友銀行だけ取り扱いあり

 

運用実績(2022年12月30日時点)

設定からの期間2年半(2020年7月22日~)
基準価額の増減10,000円⇒14,526円:4,526円
トータルリターン55.98%(2023年2月28日)
純資産総額25.0億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年:8.5%・9.2%
2021年:36.2%・37.2%
2022年:4.7%・5.1%
収益率2020年:11.5%
2021年:38.0%
2022年:(5.6%)
SMBC・DCインデックスファンド(MSCI コクサイ):交付目論見書より
SMBC・DCインデックスファンド(MSCI コクサイ):交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額25.0億円(2022.12.30)☆☆(Very Bad)
資産の流入出2020年:19百万円
2021年:624百万円
2022年:1,789百万円
☆☆☆(Bad)
トータルリターン3年:
5年:
設定来:18.78%
騰落率1年:4.7%
3年:49.4%
☆☆☆☆(Normal)
信託報酬0.1023%(税込)☆☆☆☆☆☆(Great)
ベンチマークとの乖離マイナス0.7ポイント☆☆☆(Normal)
シャープレシオ3年:
5年:
設定来:
標準偏差3年:
5年:
設定来:

 

評価コメント

  • 基準価額:先進国の株式市場が上昇したことなどがプラスに寄与しました。結果、前期14,786円から当期15,477円(前年比691円)に上昇しました。
  • 純資産総額:30億円に満たない小規模のファンドです。
  • 資産の流入出:3年連続で資産が流入しています。ただし、流入額は微々たるものです。
  • トータルリターン:設定から3年が経過していないため、評価の対象としていません。
  • 信託報酬:税込み0.1023%。インデックスファンドの中でもトップクラスの低コストです。
  • ベンチマークとの乖離:ベンチマークであるMSCI コクサイ・インデックスとの大きな乖離はありません。
  • シャープレシオ:設定から3年が経過していないため、評価の対象としていません。
  • 標準偏差:設定から3年が経過していないため、評価の対象としていません。

 

総評

三井住友DS-SMBC・DCインデックスファンド(MSCI コクサイ)(以下、SMBC・DCインデックスファンド(MSCI コクサイ))は、日本を除く先進国の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにMSCI コクサイ・インデックスを採用しています。そのため、純資産総額の約70%が米国の株式で構成されています。

世界の株式市場は、期初から年末にかけて押し上げましたが、2022年1月に入るとバリュエーション(投資価値評価)調整から成長株主導で下落しました。2022年4月以降も軟調な展開が継続しました。期末にかけては一進一退の展開となりました。為替市場は、米ドル・円相場は米ドル高・円安が進みました。期末にかけても円安が一段と進行しました。ユーロ・円相場は期初から2022年2月にかけては概ねもみ合いで推移しましたが、3月にかけては一時急激なユーロ安・円高となりました。2022年4月以降はユーロ高・円安となり、7月は円安が一段と進みました。

運用成績は設定からの期間が短いため、正確に評価することができません。ただ、トータルリターンと信託報酬の暫定値は、現行のつみたてNISA対応の投資信託の中でトップクラスの数字です。ただし、トータルリターンについては設定からの期間が浅いため、経過とともに数字が小さくなっていく可能性があります。しかし、税込み0.1%程度の信託報酬という低コストに支えられているため、ハイリターンを維持していける下地はあります。一方、純資産総額は10億円に届いておらず、まだまだ途上の投資信託であるといえます。資産の流入状況も芳しくないため、安定した規模に成長してくるのはずいぶん先になるかもしれません。

税込み0.1%程度の信託報酬というだけで、一考する価値のある商品ですが、販売会社が三井住友銀行に限られているため、インターネット証券を利用する一般的な投資家にとっては手が出にくい商品でもあります。同銀行と同じグループ会社(三井フィナンシャルグループ)の1つであるSMBC日興証券は取り扱っているものだと思っていましたが、残念ながら取り扱っていませんでした。

SMBC・DCインデックスファンド(MSCI コクサイ)の姉妹ファンドである三井住友DS-SMBC・DCインデックスファンド(日経225)(以下、SMBC・DCインデックスファンド(日経225))および三井住友DS-SMBC・DCインデックスファンド(S&P500)(以下、SMBC・DCインデックスファンド(S&P500))の3ファンドに投資すると、国内株式、米国株式、先進国株式の3つの資産にバランス良く投資することができます。ファンド選びや個人のポートフォリオ構築が面倒な人は、三井住友銀行で投資用口座を開設し、前述の3ファンド資産を投げるという方法も、そう悪くない資産運用だと思います。

 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA