野村-野村・スリーゼロ先進国株式投信

 

 

野村-野村・スリーゼロ先進国株式投信(以下、野村・スリーゼロ先進国株式投信)は、野村アセットマネジメント株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のインデックスファンドです。

野村・スリーゼロ先進国株式投信は、日本を除く先進国の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにMSCI コクサイ・インデックスを採用しています。そのため、米国を中心とした先進国の銘柄でポートフォリオを構築しています。

日本を除く先進国の株式への投資は、1つのマザーファンド(外国株式・MSCI コクサイ・マザーファンド)を通じて行います。外国株式・MSCI コクサイ・マザーファンドはインデックスファンドであるため、野村・スリーゼロ先進国株式投信もインデックス型の運用になります。

 

野村・スリーゼロ先進国株式投信の交付目論見書(2022年9月16日)はこちら

野村・スリーゼロ先進国株式投信の交付運用報告書(第2期:2021年12月20日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域海外・グローバル(日本を除く)
投資対象資産株式
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2020年3月16日
決済日毎年12月20日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジなし
信託期間無制限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.0000%(税抜:年率0.0000%)以内をかけた額(2031年1月1日以降は年率0.1100%(税抜:年率0.1000%))

 

ファンドの目的

MSCI コクサイ・インデックス(円換算ベース・為替ヘッジなし)の中長期的な動きをおおむね捉える投資成果を目指して運用を行う。

 

特色①

外国の株式を実質的な主要投資対象とする。

上位組み入れ銘柄

 

特色②

外国の株式を実質的な主要投資対象とし、MSCI コクサイ・インデックス(円換算ベース・為替ヘッジなし)の中長期的な動きをおおむね捉える投資効果を目指す。

MSCI コクサイ・インデックス
Morgan Stanley Capital International(MSCI)社が算出する外国株式の株価指数です。日本を除く先進国22か国の大型株と中型株で構成されています。浮動株(市場で流通・売買されている動きのある株式)ベースの時価総額加重平均で算出しています。

 

特色③

実質組み入れ外貨建て資産については、原則として、為替ヘッジを行わない。

 

特色④

マザーファンドを通じて投資するファミリーファンド方式で運用する。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:✕
楽天証券取り扱い:✕
松井証券取り扱い:✕
SMBC日興証券取り扱い:✕
マネックス証券取り扱い:✕

*野村証券およびLINE証券だけ取り扱いあり

野村・スリーゼロ先進国株式投信は、【LINE証券】でも取り扱っています。
LINE証券株式会社は、数百円から投資ができるとても手軽な証券会社です。

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運用実績(2022年7月29日時点)

設定からの期間2年半(2020年3月16日~)
基準価額の増減10,000円⇒19,107円:△9,107円
トータルリターン△100.44%(2022年10月31日)
純資産総額45.6億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年△38.3%・△38.8%
2021年△33.0%・△33.2%
収益率
野村・スリーゼロ先進国株式投信:交付目論見書より
野村・スリーゼロ先進国株式投信:交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額45.6億円(2022.7.29)☆☆(Danger)
資産の流入出2021年:△1,843百万円
2020年:△353百万円
2019年:
☆☆☆☆(Normal)
トータルリターン直近3年:
全期間:△100.44%
期間割:△38.88%
☆☆☆☆☆☆☆(Excellent)
騰落率直近3年:
信託報酬0.0000%(税込)☆☆☆☆☆☆☆(Excellent)
ベンチマークとの乖離2021年:マイナス0.2ポイント☆☆☆☆(Normal)
シャープレシオ直近3年:
標準偏差直近3年:

 

評価コメント

  • 基準価額:先進国の株式市場が上昇したことなどがプラスに寄与しました。結果、前期13,828円から当期18,386円(前年比4,558円)に上昇しました。
  • 純資産総額:50億円に満たない中規模ファンドです。
  • 資産の流入出:2年連続で資産が流入しています。2021年は単年で20憶円近くの流入がありました。
  • トータルリターン:平均年率38.88%。驚異的なリターンですが、設定からの期間が浅いため、数字を過信しすぎてはいけません。
  • 信託報酬:税込み0.0000%。設定から10年間はあらゆるコストがかからない設定になっています。
  • ベンチマークとの乖離:2021年の基準価額の騰落率は、ベンチマークであるMSCI コクサイ・インデックスを0.2%下回りました。
  • シャープレシオ:設定から3年が経過していないため、評価の対象としていません。
  • 標準偏差:設定から3年が経過していないため、評価の対象としていません。

 

総評

野村-野村・スリーゼロ先進国株式投信(以下、野村・スリーゼロ先進国株式投信)は、日本を除く先進国の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにMSCI コクサイ・インデックスを採用しています。そのため、米国を中心とした先進国の銘柄でポートフォリオを構築しています。

名を冠する「スリーゼロ」とは、投資信託の売買や運用にかかる一般的な3つのコスト——購入時手数料、換金時手数料(信託財産留保額)、運用手数料(信託報酬)——のすべてが0ということです。昨今、購入時手数料と換金時手数料が0の投資信託はそう珍しいものではなくなっています。購入時手数料0のノーロード商品も巷に溢れています。しかし、運用手数料(信託報酬)が0の商品はごくわずかです。特に、つみたてNISAに対応している投資信託の中では、当ファンドだけとなっています。

ただし、「スリーゼロ」の期間が永遠に続くわけではないことに注意が必要です。野村・スリーゼロ先進国株式投信の信託報酬が0の期間は、設定から10年限定です。設定から10年後(2031年1月1日)以降は、信託報酬が年率0.1100%(税込)に変更されます。10年後から信託報酬がかかるとはいえ、年率0.1100%(税込)という数字は、現行の投資信託の中でもトップクラスの数字です。信託報酬0が期間限定とはいえ、十分に低コストで運用できる商品です。

運用成績は、設定から2年しか経過していないため、正確に判断することはできませんが、圧倒的な低コストに支えられたハイリターンが特徴です。たった2年で、設定来のリターンが100%目前となっており、平均年率は驚異の38%超となっています。2年間の伸び率だけで見れば、これほど収益を得ているファンドも多くないでしょう。ベンチマークにMSCI コクサイ・インデックスという実績のある指標を採用し、そこにほとんど乖離のない運用をしている点も評価につながります。

総合的にみても、投資家として「買い」の選択を阻む要因がなく、脳死で当ファンドを持っておいて損はないと思います。特に、2030年まではほぼ持ち得状態と言えます。ただし、当ファンドは一部の証券貸会社(野村証券およびLINE証券)でしか売買できません。ここが投資家にとって大きな壁となりますが、当ファンドの魅力は簡単にこの壁を超えそうです。「野村・スリーゼロ先進国株式投信に投資したいから野村証券に口座を開設する」という日音も出てくるでしょう。また、LINE証券は口座の開設も非常に楽です。ただし、つみたてNISA専用の口座は複数個開設できません。

 

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