農林中金-農林中金〈パートナーズ〉つみたてNISA日本株式・日経225

 

 

農林中金-農林中金〈パートナーズ〉つみたてNISA日本株式・日経225(以下、農林中金〈パートナーズ〉つみたてNISA日本株式・日経225)は、農林中金全共連アセットマネジメント株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のインデックスファンドです。

農林中金〈パートナーズ〉つみたてNISA日本株式・日経225は、国内の株式に投資する投資信託で、ベンチマークに日経平均株価(日経225)を採用しています。そのため、国内の株価の高い銘柄を中心にポートフォリオを構築しています。

国内の株式への投資は、1つのマザーファンド(日経225インデックス・マザーファンド)を通じて行います。日経225インデックス・マザーファンドはインデックスファンドであるため、農林中金〈パートナーズ〉つみたてNISA日本株式・日経225もインデックス型の運用になります。

 

農林中金〈パートナーズ〉つみたてNISA日本株式・日経225の交付目論見書(2023年2月16日)はこちら

農林中金〈パートナーズ〉つみたてNISA日本株式・日経225の交付運用報告書(第5期:2022年11月15日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域国内・日本
投資対象資産株式
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2017年12月19日
決済日毎年11月15日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジ
信託期間無制限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に対して、年率0.3850%(税抜:年率0.3500%)をかけた額

 

ファンドの目的

日経平均株価(日経225)と連動する投資成果を目指して運用を行う。

 

特色①

日本の証券取引所に上場されている株式を主要投資対象とし、日経平均株価(日経225)の値動きに連動する投資成果を目指して運用を行うインデックスファンドである。

日経平均株価(日経225)
日本経済新聞社が算出する日本株式の株価指数です。東京証券取引所第一部に上場する約2,000銘柄のうち、市場流動性の高い225銘柄を選出し、その平均株価を指数としています。

上位組み入れ銘柄

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:✕
楽天証券取り扱い:✕
松井証券取り扱い:✕
SMBC日興証券取り扱い:✕
マネックス証券取り扱い:✕

*農林中央金庫(JAバンク)だけ取り扱いあり

 

運用実績(2022年12月30日時点)

設定からの期間5年(2017年12月19日~)
基準価額の増減10,000円⇒12,382円:2,382円
トータルリターン(設定来)30.24%(2023年2月28日)
純資産総額38.9億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年:13.1%・11.2%
2021年:16.3%・14.9%
2022年:(4.3%)(6.0%)
収益率2018年:(10.6%)
2019年:20.2%
2020年:17.9%
2021年:6.2%
2022年:(7.7%)
農林中金〈パートナーズ〉つみたてNISA日本株式・日経225:交付目論見書より
農林中金〈パートナーズ〉つみたてNISA日本株式・日経225:交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額38.9億円(2022.12.30)☆☆(Very Bad)
資産の流入出2020年:469百万円
2021年:801百万円
2022年:563百万円
☆☆☆(Bad)
トータルリターン3年:10.85%
5年:6.15%
設定来:5.25%
☆☆☆☆(Normal)
騰落率1年:(4.3%)
3年:43.1%
☆☆☆☆(Normal)
信託報酬0.3850%(税込)☆☆☆☆☆(Good)
ベンチマークとの乖離プラス1.7ポイント☆(Worst)
シャープレシオ3年:0.68
5年:0.43
設定来:0.39
☆☆☆☆(Normal)
標準偏差3年:17.40
5年:17.11
設定来:16.97
☆☆☆(Slightly Large)

 

評価コメント

  • 基準価額:国内の株式市場が下落したことなどがマイナスに寄与しました。結果、前期13,855円から当期13,265円(前年比-590円)に下落しました。
  • 純資産総額:30億円超の小規模のファンドです。
  • 資産の流入出:3年連続で資産が流入しています。ただし、流入額は微々たるものです。
  • トータルリターン:直近3年間の年率10.85%。安定したリターンが期待できます。
  • 信託報酬:税込み0.3850%。インデックスファンドの中では平均的な数字です。
  • ベンチマークとの乖離:ベンチマークである日経平均株価(日経225)を大きく上回りました。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンは平均的です。
  • 標準偏差:基準価額のブレ幅はやや大きいです。

 

総評

農林中金-農林中金〈パートナーズ〉つみたてNISA日本株式・日経225(以下、農林中金〈パートナーズ〉つみたてNISA日本株式・日経225)は、国内の株式に投資する投資信託で、ベンチマークに日経平均株価(日経225)を採用しています。そのため、国内の株価の高い銘柄を中心にポートフォリオを構築しています。

ファーストリテイリングや東京エレクトロンなどに代表される国内の株価の高い銘柄のトップ10だけで、純資産総額の30~40%程度を占めるため、分散投資には向いていませんが、リターンは得やすい運用となっています。業種としては電気機器が全体の約25%を占め、情報・通信業、小売業が約10%と続きます。

運用成績は総じて平凡です。国内株式に投資しているということもあり、そもそも大きなリターンは期待できませんが、日経平均株価(日経225)を採用していますから、平均年率10%はほしいところです。純資産総額や資産の流入状況も及第点には達していますが、安定した数字とは言えません。信託報酬やベンチマークとの乖離度も決して悪くはありませんが、イマイチ引きがありません。

最大のポイントは、現時点(2022年4月)で当ファンドを売買できるのが、農林中央金庫(JAバンク)だけだということです。JAバンクを利用している投資家にとっては魅力的な投資候補となり得ますが、インターネット証券を利用している多くの投資家にとっては、まったく意識されないファンドになってしまうでしょう。同委託会社の商品では、NZAM・ベータシリーズなどが候補になります。

 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA