JP投信-JP4資産均等バランス

 

 

JP投信-JP4資産均等バランス(以下、JP4資産均等バランス)は、JP投信株式会社(委託会社)のファンド・オブ・ファンズ方式の投資信託です。

JP4資産均等バランスは、4つの資産(国内株式、国内債券、外国株式、外国債券)に投資する投資信託で、ベンチマークに4つの資産を代表する指数を合わせた(4指数)合成ベンチマークを採用しています。また、4つの資産の投資比率は均等です。

4つの資産への投資は、4つのマザーファンド(FOFs用 国内債券インデックスファンドP、FOFs用 外国債券インデックスファンドP、FOFs用 国内株式インデックスファンドP、野村FOFs用 外国株式・MSCI コクサイ・インデックスファンド)を通じて行います。

 

JP4資産均等バランスの交付目論見書(2022年10月15日)はこち

JP4資産均等バランスの交付運用報告書(第5期:2022年7月15日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域内外・グローバル(日本を含む)
投資対象資産資産複合
補足分類インデックス型
投資形態ファンド・オブ・ファンズ
設定日2017年10月18日
決済日毎年7月15日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジなし
信託期間無期限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.1073%(税抜:年率0.0975%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

主として、国内および先進国の株式および債券を実質的な投資対象とする投資対象ファンドへの投資を通じて、国内外の株式・債券へ分散投資することにより、安定的な収益の確保と信託財産の中長期的な成長を目指して運用を行う。

 

特色①

伝統的な4つの資産に分散投資する。

東証株価指数(TOPIX)
東京証券取引所市場第一部に上場しているすべての日本企業(国内の普通株式の全銘柄)を対象とした株式指数です。昭和43年(1968年)1月4日の時価総額を100として、その後の時価総額を指数化したものです。
NOMURA-BPI総合
野村証券が算出する日本の公社債の流通市場の動向を表す指数です。インカムゲインを考慮した時価総額加重平均で算出します。
MSCI コクサイ・インデックス
Morgan Stanley Capital International(MSCI)社が算出する外国株式の株価指数です。日本を除く先進国22か国の大型株と中型株で構成されています。浮動株(市場で流通・売買されている動きのある株式)ベースの時価総額加重平均で算出しています。
FTSE 世界国債インデックス
City Group Index社が算出する先進国の国債の流通市場の動向を表す指数です。もともとはCity 世界国債インデックスと呼ばれていました。

 

特色②

日本と海外の債券と株式に25%ずつ均等に投資する。

基本投資比率

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:✕
楽天証券取り扱い:✕
松井証券取り扱い:✕
SMBC日興証券取り扱い:✕
マネックス証券取り扱い:✕

*ゆうちょ銀行のみ取り扱いあり

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運用実績(2022年7月29日時点)

設定からの期間5年(2017年10月18日~)
基準価額の増減10,000円⇒12,867円:△2,421円
トータルリターン△29.55%(2022年10月31日)
純資産総額150.6億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年△3.8%・△2.5%
2021年△17.0%・△18.2%
2022年△1.8%・△1.8%
収益率2018年▲6.8%
2019年△13.0%
2020年△6.1%
2021年△12.7%
2022年▲0.4%
JP4資産均等バランス:交付目論見書より
JP4資産均等バランス:交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額150.6億円(2022.7.29)☆☆☆☆☆(Good)
資産の流入出2021年:△4,329百万円
2020年:△2,365百万円
2019年:△1,678百万円
☆☆☆☆☆(Good)
トータルリターン直近3年:△7.16%
全期間:△29.55%
期間割:△5.91%
☆☆☆(Bad)
騰落率
信託報酬0.1073%(税込)☆☆☆☆☆☆(Great)
ベンチマークとの乖離2022年:プラスマイナス0.0ポイント☆☆☆☆(Normal)
シャープレシオ直近3年:0.91☆☆☆☆(Normal)
標準偏差直近3年:7.89☆☆☆☆☆☆(Small)

 

評価コメント

  • 基準価額:世界の株式市場が上昇したことなどがプラスに寄与しました。結果、前期12,402円から当期12,644円(前年比242円)に上昇しました。
  • 純資産総額:100億円超の安定した規模のファンドです。
  • 資産の流入出: 3年連続で資産が流入しています。流入額もそれなりです。
  • トータルリターン:平均で年率5.91%。大きなリターンは期待できません。
  • 信託報酬:税込み0.1073%。インデックスファンドの中でもトップクラスの低コストです。
  • ベンチマークとの乖離:当期の基準価額の騰落率は、参考指数である合成ベンチマークと全く同じでした。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンは平均的です。
  • 標準偏差:ブレ幅は小さいです。

 

総評

JP投信-JP4資産均等バランス(以下、JP4資産均等バランス)は、4つの資産(国内株式、国内債券、外国株式、外国債券)に投資する投資信託で、ベンチマークに4つの資産を代表する指数を合わせた(4指数)合成ベンチマークを採用しています。また、4つの資産の投資比率は均等です。

4つの資産を均等(4分の1ずつ)に投資するという最もオーソドックスな形をしたファンドです。バランス型の投資信託は、信託報酬がやや大きい傾向にありますが、当ファンドはファンド・オブ・ファンズ方式で運用していることもあり、信託報酬が税抜きで0.1%を切っています。

現行の投資信託の中でもトップクラスの低コストと、純資産総額に対して50%を債券で運用するという安全性を武器に、ローリスクの運用が光ります。トータルリターンは小さいものの、安定型資産を利かせた運用で年率5%を超えているのなら十分でしょう。純資産総額も右肩上がりで順調に増えています。

惜しむらくは主要なネット証券で売買できないことでしょう。当ファンドはゆうちょ銀行の専売商品であり、売買するためにはゆうちょ銀行で口座を開設しなければなりません。ただし、ゆうちょ銀行自体の利便性は非常に高く、普通預金口座をも持っている人も多いでしょうから、つみたてNISA用口座を開設するハードルはそこまで高くはないでしょう。

 

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