楽天-楽天・全米株式インデックスファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))

 

 

楽天-楽天・全米株式インデックスファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))(以下、楽天・バンガード・ファンド(全米株式))は、楽天投信投資顧問株式会社(委託会社)のファミリーファンドの方式のインデックスファンドです。

楽天・バンガード・ファンド(全米株式)は、米国の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにCRSP US・トータル・マーケット・インデックスを採用しています。そのため、米国の幅広い銘柄でポートフォリオを構築しています。

米国の株式への投資は、1つの上場投資信託証券(ETF)(バンガード・トータル・ストック・マーケット・ETF)を通じて行われます。バンガード・トータル・ストック・マーケット・ETFはインデックス連動した上場投資信託(ETF)であるため、楽天・バンガード・ファンド(全米株式)もインデックス型の運用となります。

 

楽天・全米株式インデックスファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))の交付目論見書(2022年10月14日)はこちら

楽天・全米株式インデックスファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))の交付運用報告書(第5期:2021年7月15日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域海外・北米
投資対象資産株式
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2017年9月29日
決済日毎年7月15日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジなし
信託期間無期限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.1320%(税抜:年率0.1200%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

米国株式市場の動きを捉えることを目指して、CRSP US・トータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)に連動する投資成果を目標として運用を行う。

 

特色①

米国株式市場の動きに連動する投資成果を目指す。

CRSP US・トータル・マーケット・インデックス
Center for Research in Security Prices(CRSP:シカゴ大学証券価格調査センター)が算出する米国株式の株価指数です。米国株式市場の大型株から小型株までを対象とし、投資が可能な銘柄のほぼ100%をカバーしています。指数は時価総額加重平均方式により算出しています。

 

特色②

対象指数に連動する上場投資信託(ETF)を主要投資対象とする。

 

特色③

原則として、為替ヘッジは行わない。

 

特色④

効率的な運用を行うために、投資信託財産で保有する有価証券の貸付取引を行う場合がある。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:〇
松井証券取り扱い:〇
SMBC日興証券取り扱い:〇
マネックス証券取り扱い:〇

楽天・全米株式インデックスファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))は、GMOクリック証券でも取り扱っています。
GMOクリック証券は、業界最安値の取引コストを実現した大手インターネット証券です。

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運用実績(2022年7月29日時点)

設定からの期間5年(2017年9月29日~)
基準価額の増減10,000円⇒19,808円:△9,808円
トータルリターン△109.91%(2022年10月31日)
純資産総額6,359.8億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年△6.0%・△6.4%
2021年△44.4%・△44.9%
2022年△7.1%・△7.7%
収益率2018年▲8.4%
2019年△29.8%
2020年△12.8%
2021年△40.9%
2022年▲1.4%
楽天・全米株式インデックスファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式)):交付目論見書より
楽天・全米株式インデックスファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式)):交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額6,359.8億円(2022.7.29)☆☆☆☆☆☆☆(Excellent)
資産の流入出2021年:△199,127百万円
2020年:△76,526百万円
2019年:△34,056百万円
☆☆☆☆☆☆☆(Excellent)
トータルリターン直近3年:△21.17%
全期間:△109.91%
期間割:△21.62%
☆☆☆☆☆☆(Great)
騰落率直近3年:△67.67%
信託報酬0.1320%(税込)☆☆☆☆☆☆(Great)
ベンチマークとの乖離2022年:マイナス0.6ポイント☆☆☆☆(Normal)
シャープレシオ直近3年:1.10☆☆☆☆(Normal)
標準偏差直近3年:19.26☆☆☆(Slightly Large)

 

評価コメント

  • 基準価額:米国の株式市場が上昇したことなどがプラスに寄与しました。結果、前期17,713円から当期18,972円(前年比1,259円)に上昇しました。
  • 純資産総額:6,000億円超の超巨大ファンドです。
  • 資産の流入出: 3年連続で資産が流入しており、流入額は年々大きくなっています。2021年は流入額が2,000億円に迫りました。
  • トータルリターン:平均年率21.62%。非常に大きなリターンが期待できます。
  • 信託報酬:税込み0.1320%。インデックスファンドの中でもトップクラスの低コストです。
  • ベンチマークとの乖離:当期の基準価額の騰落率は、ベンチマークであるCRSP US・トータル・マーケット・インデックスを0.6%下回りました。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンは大きいです。
  • 標準偏差:ブレ幅はやや大きいです。リスク型資産に投資する投資信託の中では平均的な数字です。

 

総評

楽天-楽天・全米株式インデックスファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))(以下、楽天・バンガード・ファンド(全米株式))は、米国の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにCRSP US・トータル・マーケット・インデックスを採用しています。そのため、米国の幅広い銘柄でポートフォリオを構築しています。

当ファンドの投資対象である米国の株式は、期首に米連邦準備制度理事会(FRB)などの主要中央銀行による大規模な金融緩和を受けて投資資金が溢れる中、新型コロナウイルスのワクチン開発の進展などが支援材料となりました。2020年9月の急速に上昇してきたハイテク関連の株式に対する過熱感や高値警戒感、2020年10月の米大統領選挙に係る混乱への警戒感を背景として調整する局面もあったものの、2020年11月に民主党のバイデン氏が勝利を確実にし、規制強化や増税などの大幅な政策変更が回避されるとの見方から上昇基調へと転じました。2021年当初、バイデン政権が打ち出した1.9兆ドル規模の経済対策が成立したこと、追加の大規模インフラ投資計画の期待、米国や英国などで新型コロナウイルスのワクチン接種による経済活動の早期正常化への道筋が見え始めたことなどから堅調な推移を続けました。2021年2月から3月にかけて、急速な株価上昇を受けた高値警戒感や主要国における長期金利の上昇ペースの加速などから、これまでの相場上昇を主導してきたハイテク関連株式などを中心に上値の重い展開となりましたが、景気回復の恩恵を受けやすい景気敏感銘柄が堅調に推移しました。全体として、当期を通じて米国の株式市場は大幅に上昇しました。

運用成績は、総じて良好です。特に、純資産総額は他の追随を許さない数字です。加えて、直近の資産の流入状況もすさまじく、長期的には1兆円規模のファンドになってもおかしくありません。さらに、トータルリターンは4年半の平均で年率23%超、4年半の全期間で100%を超えています。コストも抑えられていて、信託報酬は税込みで0.1%台前半となっています。このように、どの指標も魅力的な数字が並びます。

2022年4月時点で、ベンチマークにCRSP US・トータル・マーケット・インデックスを採用しているつみたてNISA対応の投資信託は、当ファンドとSBI-SBI・V・全米株式インデックスファンド(愛称:SBI・V・全米株式)(以下、SBI・V・全米株式)の2つだけです。CRSP US・トータル・マーケット・インデックスは、ダウ・ジョーンズ工業株価平均(NYダウ)やS&P500指数よりも幅広く(米国の大型株から小型株までほぼ100%)市場をカバーしています。そのため、他の2指数よりも分散性は高くなります。

米国の株式に投資する投資信託は、その多くが低コスト・ハイリターンの傾向にあります。現在はS&P500指数優勢の勢いですが、CRSP US・トータル・マーケット・インデックスも負けてはいません。

 

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