三菱UFJ国際-eMAXIS JPX日経400インデックス

 

 

三菱UFJ国際-eMAXIS JPX日経400インデックス(以下、eMAXIS JPX日経400インデックス)は、三菱UFJ国際投信株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のインデックスファンドです。

eMAXIS JPX日経400インデックスは、国内の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにJPX日経インデックス400を採用しています。そのため、国内の経営観点やグローバリズムなどの基準を満たした銘柄を中心にポートフォリオを構築しています。

国内の株式への投資は、1つのマザーファンド(JPX日経400インデックス・マザーファンド)を通じて行います。JPX日経400インデックス・マザーファンドはインデックスファンドであるため、eMAXIS JPX日経400インデックスもインデックス型の運用となります。

 

eMAXIS JPX日経400インデックスの交付目論見書(2022年10月26日)はこちら

eMAXIS JPX日経400インデックスの交付運用報告書(第8期:2022年1月26日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域国内・日本
投資対象資産株式
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2014年4月1日
決済日毎年1月26日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジ
信託期間無期限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.4400%(税抜:年率0.4000%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

わが国の株式市場(JPX日経インデックス400(配当込み))の値動きに連動する投資成果を目指す。

 

特色①

JPX日経インデックス400(配当込み)と連動する投資成果を目指して運用を行う。

JPX日経インデックス400
日本取引所グループ(JPX)が中心となって算出する日本の株式の株価指数です。東京証券取引所の上場する全銘柄の中から、資本の効率的活用や投資家を意識した経営観点など、グローバルな投資基準にもともめられる諸要件を満たした400銘柄を選定しています。

 

特色②

主として、対象インデックスに採用されているわが国の株式に投資を行う。

上位組み入れ銘柄

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:〇
松井証券取り扱い:〇
SMBC日興証券取り扱い:〇
マネックス証券取り扱い:〇

eMAXIS JPX日経400インデックスは、【LINE証券】でも取り扱っています。
LINE証券株式会社は、数百円から投資ができるとても手軽な証券会社です。

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運用実績(2022年7月29日時点)

設定からの期間8年半(2014年4月1日~)
基準価額の増減10,000円⇒18,430円:△8,430円
トータルリターン△84.70%(2022年10月31日)
純資産総額64.0億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年△12.7%・△13.2%
2021年△12.4%・△12.8%
2022年△3.2%・△3.8%
収益率2018年▲16.1%
2019年△18.4%
2020年△8.5%
2021年△11.8%
2022年▲1.9%
eMAXIS JPX日経400インデックス:交付目論見書より
eMAXIS JPX日経400インデックス:交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額64.0億円(2022.7.29)☆☆☆☆(Normal)
資産の流入出2021年:△318百万円
2020年:▲1,175百万円
2019年:▲1,861百万円
☆☆(Danger)
トータルリターン直近3年:△7.18%
全期間:△84.70%
期間割:△9.96%
☆☆☆(Bad)
騰落率直近3年:△24.34%
信託報酬0.4400%(税込)☆☆☆☆(Normal)
ベンチマークとの乖離2022年:マイナス0.6ポイント☆☆☆☆(Normal)
シャープレシオ直近3年:0.46☆☆(Danger)
標準偏差直近3年:15.51☆☆☆☆(Middle)

 

評価コメント

  • 基準価額:国内の株式市場が上昇したことなどがプラスに寄与しました。結果、前期17,252円から当期17,807円(前年比555円)に下落しました。
  • 純資産総額:50億円の及第点は超えています。
  • 資産の流入出:直近3年間は流出傾向にありますが、2021年は最終的にプラスになりました。
  • トータルリターン:平均年率10%前後。目に見えるリターンが期待できます。
  • 信託報酬:税込み0.4400%。インデックスファンドの中では平均的な数字です。
  • ベンチマークとの乖離:当期の基準価額の騰落率は、ベンチマークであるJPX日経インデックス400を0.6%下回りました。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンはやや小さいです。
  • 標準偏差:ブレ幅は平均的です。

 

総評

三菱UFJ国際-eMAXIS JPX日経400インデックス(以下、eMAXIS JPX日経400インデックス)は、国内の株式に投資する投資信託で、ベンチマークにJPX日経インデックス400を採用しています。そのため、国内の経営観点やグローバリズムなどの基準を満たした銘柄を中心にポートフォリオを構築しています。

当ファンドの投資対象である国内の株式は、期首から2021年9月にかけて、衆議院の早期解散報道で追加経済対策への期待が高まったことや、新型コロナウイルスのワクチン接種普及による経済正常化の期待などにより上昇しました。2021年10月から期末にかけては、中国の恒大集団を巡る債務問題への懸念や、米国の長期金利の上昇などを背景に下落しました。全体として、当期の国内の株式市場はおおむね上場しました。

運用成績は、まずまずと言ったところです。純資産総額も60億円程度で、直近の資産の動きも良いとは言えない状況であるため、ファンド自体の安定性はやや乏しいと言えます。一方、トータルリターンは設定から8年半の平均で年率10%前後となっています。これを0.4%台の信託報酬とベンチマークとの高い連動性が下支えていているため、今後も一定以上のリターンを期待していけそうです。

組み入れ銘柄は、日経平均株価(日経225)を指数としている投資信託よりも広く、東証株価指数(TOPIX)を指数としている投資信託よりも狭くなっています。1銘柄の影響は、他の国内の株価指数よりも小さく、上位銘柄でさえも純資産総額に対して2.0%は超えません。業種は電気機器にやや偏っていますが、その他の業種の組み入れ比率に大きな差はありません。

資産流出の原因は、同委託会社の姉妹シリーズであるeMAXIS Slimシリーズの台頭にあると思われます。eMAXIS Slimシリーズ(特に、三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)および三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX))が2017年~2018年に発行された時期に、当ファンドの資産も流出に転じています。基本的なファンド形態が変わらないにもかかわらず、信託報酬0.1%台の低コストを実現したeMAXIS Slimシリーズに投資家が流れていくのは自然なことだったのではないでしょうか。

 

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