三菱UFJ国際-eMAXIS 日経225インデックス

 

 

三菱UFJ国際-eMAXIS 日経225インデックス(以下、eMAXIS 日経225インデックス)は、三菱UFJ国際投信株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のインデックスファンドです。

eMAXIS 日経225インデックスは、国内の株式に投資する投資信託で、ベンチマークに日経平均株価(日経225)を採用しています。そのため、国内の株価の高い銘柄を中心にポートフォリオを構築しています。

国内の株式への投資は、1つのマザーファンド(日経225・マザーファンド)を通じて行われます。日経225・マザーファンドはインデックスファンドであるため、eMAXIS 日経225インデックスもインデックス型の運用になります。

 

eMAXIS 日経225インデックスの交付目論見書(2022年10月26日)はこちら

eMAXIS 日経225インデックスの交付運用報告書(第13期:2022年1月26日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域国内・日本
投資対象資産株式
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2009年10月28日
決済日毎年1月26日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジ
信託期間無期限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.4400%(税抜:年率0.4000%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

わが国の株式市場(日経平均株価(日経225)(配当込み))の値動きに連動する投資成果を目指す。

 

特色①

日経平均株価(日経225)(配当込み)と連動する投資成果を目指して運用を行う。

日経平均株価(日経225)
日本経済新聞社が算出する日本株式の株価指数です。東京証券取引所第一部に上場する約2,000銘柄のうち、市場流動性の高い225銘柄を選出し、その平均株価を指数としています。

 

特色②

主として、対象インデックスに採用されているわが国の株式に投資を行う。

上位組み入れ銘柄

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:〇
楽天証券取り扱い:〇
松井証券取り扱い:〇
SMBC日興証券取り扱い:〇
マネックス証券取り扱い:〇

eMAXIS 日経225インデックスは、【LINE証券】でも取り扱っています。
LINE証券株式会社は、数百円から投資ができるとても手軽な証券会社です。

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運用実績(2022年7月29日時点)

設定からの期間13年(2009年10月28日~)
基準価額の増減10,000円⇒32,613円:△22,613円
トータルリターン△226.08%(2022年10月31日)
純資産総額427.1億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年△15.0%・△15.5%
2021年△24.2%・△24.7%
2022年▲4.3%・▲3.8%
収益率2018年▲10.7%
2019年△20.2%
2020年△17.8%
2021年△6.1%
2022年▲2.6%
eMAXIS 日経225インデックス:交付目論見書より
eMAXIS 日経225インデックス:交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額427.1億円(2022.7.29)☆☆☆☆☆☆(Great)
資産の流入出2021年:△13,842百万円
2020年:▲5,679百万円
2019年:▲16,588百万円
☆(Worst)
トータルリターン直近3年:△7.92%
全期間:△226.08%
期間割:△17.39%
☆☆☆☆☆(Good)
騰落率直近3年:△25.62%
信託報酬0.4400%(税込)☆☆☆☆(Normal)
ベンチマークとの乖離2022年:マイナス0.5ポイント☆☆☆☆(Normal)
シャープレシオ直近3年:0.45☆☆(Danger)
標準偏差直近3年:17.67☆☆☆(Slightly Large)

 

評価コメント

  • 基準価額:国内の株式市場がやや下落したことなどがマイナスに寄与しました。結果、前期32,827円から当期31,403円(前年比-1,424円)に下落しました。
  • 純資産総額:400億円超の超巨大ファンドです。
  • 資産の流入出:直近3年間は流出傾向にあります。ただし、2021年は最終的にプラスに転じました。
  • トータルリターン:平均年率17.39%。国内の株式に投資する投資信託の中ではトップクラスの数字です。
  • 信託報酬:税込み0.4400%。インデックスファンドの中では平均的な数字です
  • ベンチマークとの乖離:当期の基準価額の騰落率は、ベンチマークである日経平均株価(日経225)を0.5%下回りました。
  • シャープレシオ:リスクに対するリターンはやや小さいです。
  • 標準偏差:ブレ幅はやや大きいです。リスク型資産に投資する投資信託の中では平均的な数字です。

 

総評

三菱UFJ国際-eMAXIS 日経225インデックス(以下、eMAXIS 日経225インデックス)は、国内の株式に投資する投資信託で、ベンチマークに日経平均株価(日経225)を採用しています。そのため、国内の株価の高い銘柄を中心にポートフォリオを構築しています。

当ファンドの投資対象である国内の株式は、期首から2021年9月にかけては、衆議院の早期解散報道で、追加経済対策への期待が高まったことや、新型コロナウイルスのワクチン接種普及による経済正常化への期待などにより上昇しました。しかし、2021年10月から期末にかけては、中国の恒大集団を巡る債務問題への懸念や、米国の長期金利上昇などを背景に下落しました。全体として、当期を通じて国内の株式市場はやや下落しました。

運用成績は、おおむね良好です。特に、トータルリターンは、設定から13年の平均で、年率17.39%という数字を叩き出しています。この数字は、国内の株式を投資対象とする投資信託の中ではかなり大きな数字です。信託報酬はインデックスファンドの中で平均的な数字ですが、リターンが大きいため、割高と感じることはないでしょう。純資産総額の数字も申し分なく、安定した収益を期待できるファンドと言えるでしょう。一方、直近の資産の流入状況は芳しくありません。2019年は単年で165億円以上の資産が流出しています。

資産の流出の原因は、同委託会社が発行する姉妹ファンドシリーズであるeMAXIS Slimシリーズの存在でしょう。eMAXIS Slimシリーズ(特に、三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)(以下、eMAXIS Slim 国内株式(日経平均))は2018年に発行された比較的新しい投資信託で、運用方法や指数がほとんど同じであるにもかかわらず、信託報酬が0.1%台という低コストをウリとした商品です。そのため、2018~2019年にかけて、eMAXIS 日経225インデックスからeMAXIS Slim 国内株式(日経平均)に投資家(資産)が流れたのではないかと思います。

 

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