農林中金-NZAM・ベータ・米国2資産(株式+REIT)

 

 

農林中金-NZAM・ベータ・米国2資産(株式+REIT)(以下、NZAM・ベータ・米国2資産(株式+REIT))は、農林中金全共連アセットマネジメント株式会社(委託会社)のファミリーファンド方式のインデックスファンドです。

NZAM・ベータ・米国2資産(株式+REIT)は、米国の株式および不動産投資信託証券(REIT)に投資する投資信託で、ベンチマークにS&P500指数とS&P 米国REIT指数を合わせた(2指数)合成ベンチマークを採用しています。また、米国の株式と不動産投資信託証券(REIT)の投資比率は1:1となっています。

米国の株式および不動産投資信託証券(REIT)への投資は、2つのマザーファンド(S&P500インデックス・マザーファンド、S&P 米国REITインデックス・マザーファンド)を通じて行います。2つのマザーファンドはいずれもインデックスファンドであるため、NZAM・ベータ・米国2資産(株式+REIT)もインデックス型の運用になります。

 

NZAM・ベータ・米国2資産(株式+REIT)の交付目論見書(2022年9月14日)はこちら

NZAM・ベータ・米国2資産(株式+REIT)の交付運用報告書(第2期:2021年12月13日)はこちら

 


 

基本情報

単位型・追加型追加型
投資対象地域海外・北米
投資対象資産資産複合
補足分類インデックス型
投資形態ファミリーファンド
設定日2020年2月13日
決済日毎年12月11日(休業日の場合は翌営業日)
収益配分年1回
為替ヘッジ
信託期間無制限
NISA一般・つみたて

 

手数料

購入時手数料なし(ノーロード)
信託財産留保額なし
運用管理費用(信託報酬)日々の純資産総額に年率0.4070%(税抜:年率0.3700%)以内をかけた額

 

ファンドの目的

米国の株式および不動産投資信託(REIT)市場の値動きに連動する投資成果を目指す。

 

特色①

米国の株式および不動産投資信託(REIT)を主要投資対象とし、S&P500指数(配当込み・当社円換算ベース)およびS&P 米国REIT指数(配当込み・当社円換算ベース)の比率を均等とした合成指数に連動する投資成果を目指して運用を行う。

S&P500指数
S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス社が算出する米国株式の株価指数です。ニューヨーク証券取引所、NASDAQなどに上場している銘柄から代表的な500銘柄を、時価総額加重平均方式により指数化しています。
S&P 米国REIT指数
S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス社が算出する米国の不動産投資信託(REIT)指数です。米国に上場する不動産投資信託(REIT)および同様の制度の基づく銘柄の浮動株修正時価総額により算出されます。

 

取り扱い証券会社

SBI証券取り扱い:○
楽天証券取り扱い:○
松井証券取り扱い:○
SMBC日興証券取り扱い:○
マネックス証券取り扱い:✕

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運用実績(2022年7月末日時点)

設定からの期間2年半(2020年2月13日~)
基準価額の増減10,000円⇒14,178円:△4,178円
トータルリターン(設定来)△30.80%(2022年9月30日)
純資産総額2.2億円
分配金実績発生していない(累計0円)
騰落率(基準価額:ベンチマーク騰落率)2020年▲7.4%・▲7.8%
2021年△45.4%・△46.2%
収益率2020年▲6.8%
2021年△51.1%
2022年△0.7%
NZAM・ベータ・米国2資産(株式+REIT):交付目論見書より
NZAM・ベータ・米国2資産(株式+REIT):交付目論見書より

 


 

当サイトの評価

項目数値評価
純資産総額2.2億円(2022.7.末)☆(Worst)
資産の流入出2021年:△85百万円
2020年:△13百万円
2019年:
☆☆☆(Bad)
トータルリターン直近3年:
全期間:△30.80%
期間割:△11.92%
☆☆☆☆(Normal)
騰落率直近3年:
信託報酬0.4070%(税込)☆☆☆☆(Normal)
ベンチマークとの乖離2021年:マイナス0.8ポイント☆☆☆☆(Normal)
シャープレシオ直近3年:
標準偏差直近3年:

 

評価コメント

  • 基準価額:米国の株式市場および不動産投資信託(REIT)が上昇したことなどがプラスに寄与しました。結果、前期9,262円から当期13,467円(前年比4,205円)に上昇しました。
  • 純資産総額:10億円に満たない極小規模のファンドです。
  • 資産の流入出:2年連続で資産が流出していますが、流入額は微々たるものです。
  • トータルリターン:平均年率11.92%。堅実なリターンが期待できますが、設定からの期間が浅いため、数字を過信しすぎてはいけません。
  • 信託報酬:税込み0.4070%。インデックスファンドの中では平均的な数字です。
  • ベンチマークとの乖離:当期の基準価額の騰落率は、ベンチマークである2指数合成ベンチマークを0.8%下回りました。
  • シャープレシオ:設定から3年が経過していないため、評価の対象としていません。
  • 標準偏差:設定から3年が経過していないため、評価の対象としていません。

 

総評

農林中金-NZAM・ベータ・米国2資産(株式+REIT)(以下、NZAM・ベータ・米国2資産(株式+REIT))は、米国の株式および不動産投資信託証券(REIT)に投資する投資信託で、ベンチマークにS&P500指数とS&P 米国REIT指数を合わせた(2指数)合成ベンチマークを採用しています。また、米国の株式と不動産投資信託証券(REIT)の投資比率は1:1となっています。

株式と不動産投資信託(REIT)はいずれもリスク型資産であるため、基本的にはハイリスク・ハイリターンの商品となります。さらに、当ファンドはその中でも投資する地域・国を米国に限定していますから、より大きな収益性を狙ったものとなっています。結果的に、当ファンドは2年間で45%程度、平均年率20%以上の大きなリターンを得ています。

運用成績は、ファンドの規模や資産の流入状況こそ芳しくないものの、それを補って余りある大きな収益性が望めます。信託報酬は0.4%程度となっているため、諸手で喜ぶほどのものではありませんが、インデックスファンドとして十分に許容できる範囲です。米国の株式市場は、2021年当初の株価バブルに押されて、さらに急成長しました。2021年度末には反動で下がり目となりましたが、直近では再び上昇しています。

農林中金全共連アセットマネジメント株式会社が発行するつみたてNISA対応の投資信託は、まだまだ若い商品であるため、売買した場合でもしばらくは様子を見ていきたいところです。いずれもファンドの規模が小さく(純資産総額が小さく)、資産の流入もわずかですが、単純な運用方針とベンチマークに裏付けられた低コストを武器に、直近では高いリターンをたたき出しています。

 

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